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モトローラのエントリースマホ・moto g37(8GB+128GB)が発売となります。先行でソフトバンクで販売していましたが、ドコモでmoto g37の取り扱いが始まり、arrows We3と同じ22,000円(MNPなら12,100円)で買えるようになりました。

どちらもエントリーモデルですが、ドコモ・ソフトバンク版のmoto g37はメモリ8GB・ストレージ128GB、arrows We3のドコモ版は4GB・64GBと中身がけっこう違うので、どっちを選べばいいのか迷うところ。

ということで、moto g37とarrows We3を実機で比較。同じ価格でどこに差が出るのか、サイズや耐久性、動作の快適さ、カメラの画質まで見ていきたいと思います。

本体デザイン・サイズを比較

arrows We3は小さくて片手で操作しやすい

端末の大きさは画面サイズから大きく違っていて、moto g37が6.7インチ、arrows We3が6.14インチです。

項目moto g37arrows We3
ディスプレイ6.7インチ6.14インチ
本体サイズ167 × 77 × 7.9 mm155.5 × 72.9 × 8.9 mm
重量194g189g

片手で操作しやすいのはarrows We3で、横幅を72.9mmに抑えています。moto g37は横幅が77mmあるので片手操作は少し難しいですが、持ち直せば意外と届く感じはありますね。

しかも重量差はたった5g。6.7インチの画面で194gに収まっているので、サイズのわりにmoto g37はかなり軽い印象です。

見た目はmoto g37、シンプルさはarrows We3

moto g37は四角いカメラ部分にレンズが並ぶデザインで、エントリーモデルのわりにカッコいい見た目です。ホワイト系のカラーは無いものの、ソフトバンク版ならブルーやレッドなどカラフルな色も選べます。

arrows We3はカメラが縦に2つ並ぶだけのシンプルなデザインで、これはこれでとても良いと思います。

2台を並べるとこんな感じです。

デザインは好みで選んでいいと思いますが、どちらかというと見た目より本体サイズで決める感じになりそうです。コンパクトさを取るならarrows We3、大きな画面を使いたいならmoto g37ですね。

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便利機能はそれぞれ独自のものを搭載

右側面に音量ボタンとサイドボタン(指紋認証)があるスタイルは共通です。違うのは本体左上で、arrows We3はアクションキーを搭載しています。

1回押し・2回押し・長押しにそれぞれアプリを割り当てて呼び出せますし、サイドボタンをスライドさせてスクロールする機能や、指でアプリを呼び出すFASTフィンガーランチャーなど、arrows独自の機能がそろっています。

一方のmoto g37は、3本指のスワイプで画面分割ができ、画面の端からアプリを呼び出せるサイドバーも使えます。

arrows We3にはこういったサイドバーが無いので、アプリを組み合わせて使うならmoto g37の方が使いやすいかもしれません。逆にアクションキーでアプリをすぐ呼び出したいならarrows We3がいいと思います。

防水・耐衝撃はarrows We3が強い

防水防塵はarrows We3がIPX6・IPX8・IPX9・IP6Xに対応していて、高圧洗浄にも耐えられます。moto g37はIP64なので、防水性能は少し弱めです。

項目moto g37arrows We3
防水防塵IP64IPX6 / IPX8 / IPX9 / IP6X
耐衝撃MIL-STD-810H(一部準拠)MIL-STD-810H(23項目準拠)

耐衝撃はどちらもMIL-STD-810Hに準拠していますが、arrows We3は23項目と対象がかなり多いんですよね。moto g37は何項目クリアしているのか公表されていないので不明。耐久性や防水性能を重視するならarrows We3の方が安心だと思います。

充電はarrows We3の方が速い

充電ポートはどちらもUSB Type-Cです。

充電出力はmoto g37が20W、arrows We3が30Wで、フル充電までmoto g37は約120分、arrows We3は45Wの充電器で約90分となっています。

ディスプレイ・スピーカーを比較

画面が大きく解像度も高いのはmoto g37

ディスプレイはどちらも液晶で、最大120Hzのなめらかな表示に対応しているのは共通です。解像度は画面の大きいmoto g37が2400 × 1080ピクセル、arrows We3が1984 × 900ピクセルとなっています。

ピーク輝度はmoto g37が1,050nits、arrows We3が1,000nitsとほぼ同じで、外で並べてみても明るさの違いはほとんどありません。なんとなくmoto g37の方が明るい気もしますが、言われないと分からないレベルです。

画面のスペックはほとんど変わらないので、6.14インチがいいのか6.7インチがいいのかで選ぶ感じになると思います。

スピーカーの音質はほぼ同じ

どちらもステレオスピーカーを搭載していて、実際に聞き比べてもほとんど同じ音質に感じます。耳では判別しにくかったので、周波数特性も計測してみました。

全体の形はよく似ていて、200〜400Hzあたりの低音はmoto g37の方が少し出ている程度です。3.5mmのヘッドホンジャックもどちらも搭載していて、空間オーディオにも対応しています。オーディオ周りはほぼ同じと見て良さそうです。

顔認証はmoto g37の方が速い

どちらも顔認証とサイドボタンの指紋認証に対応しています。指紋認証の速度は同じですが、顔認証はmoto g37の方が速く解除できます。

登録したばかりで髪型も同じ状態でも差が出たので、SoCは同じでもこういった違いはあるみたいですね。

処理性能・ゲームの快適性を比較

SoCはどちらもDimensity 6300で同じです。違うのはメモリとストレージで、ドコモ版はmoto g37が8GB・128GB、arrows We3が4GB・64GBとなっています。

項目moto g37arrows We3
SoCDimensity 6300Dimensity 6300
メモリ8GB4GB(8GBモデルもあり)
ストレージ128GB64GB(128GBモデルもあり)
microSD最大1TB最大2TB
通信Wi-Fi 5 / Bluetooth 5.4Wi-Fi 5 / Bluetooth 5.4

通信規格も共通なので、性能の差はメモリとストレージの容量だけと考えて良さそうです。

処理性能はmoto g37が少し上

Antutu(v11.1.5)でベンチマークを計測してみました。

項目moto g37arrows We3
総合589786529860
CPU219727219990
GPU4756946899
MEM14533995981
UX177151166990

CPUとGPUのスコアはほぼ同じで、差が出ているのはMEMです。メモリ4GBと8GBの差がそのままスコアに出ていて、総合で約6万点の違いになりました。

4GB同士や8GB同士なら同じくらいのスコアになると思うので、メモリの容量だけでこれだけ性能が変わってきます。

ゲームはどちらも軽めのタイトルなら遊べる

まずはRobloxです。グラフィック設定は自動のままプレイしてみました。

ロビーではどちらも30fps前後、戦闘中は30〜40fpsくらいで動いていて、動作に違いはほとんどありません。メモリが8GBあってもRobloxの動作はそこまで変わらないようです。

続いてブロスタです。

軽いゲームなのでどちらも全然遊べて、120Hzのパネルなので105〜119fpsくらいで動きます。moto g37は110〜118fpsあたりでフレームレートが少し安定していて、メモリの差とが出ているのかもしれません。

ブロスタくらいの軽いゲームをよく遊ぶならarrows We3でも十分ですが、ゲームを色々遊びたいならmoto g37の方がいいと思います。

普段使いは同じくらい、アプリの切り替えはmoto g37が快適

ゲームを動かす前は、ブラウザやSNSなどアプリの起動速度にそこまで大きな差はありませんでした。同じSoCなので、普通に使う範囲ならarrows We3でも問題ありません。

ただ、ゲームを動かした後にChromeとXを2台並べて起動してみると、違いが出てきます。

Xの表示はmoto g37の方が早く、ゲームの後はメモリ容量の違いが出ています。

アプリをいくつも起動して切り替えたときも、arrows We3は再読み込みが入ることがありますが、moto g37はそのまま戻れます。この切り替えの速さはメモリ8GBのmoto g37の方が快適ですね。

発熱はmoto g37の方が低め

Robloxをプレイした後の背面温度をサーマルカメラで計測してみました。

項目moto g37arrows We3
バッテリー温度30℃31℃
背面の最高温度34.3℃36.3℃

moto g37の方が2℃低く、本体が大きいので放熱しやすいのだと思います。ゲーム中の発熱を抑えて遊べそうです。

ストレージに余裕があるのはmoto g37

ゲームで一番困るのはarrows We3の64GBのストレージで、原神のような重いゲームは入れるのが難しい状況です。

moto g37は128GB中74GBを使っていて原神も入っている状態、arrows We3は64GB中35GBでゲームは必要最低限しか入れていません。ゲームを色々遊びたいならmoto g37、ゲームを全くしないならarrows We3でも困らない、という分かれ方になりそうです。

電池持ちを比較

バッテリー容量はmoto g37が5,200mAh、arrows We3が5,000mAhで、moto g37の方が少し大きくなっています。同じ条件で使ったときの電池の減りを計測してみました。

項目moto g37arrows We3
バッテリー容量5,200mAh5,000mAh
YouTube 1時間6%消費7%消費
原神(中・30fps)7%消費8%消費
原神(最高・60fps)8%消費9%消費
ロブロックス8%消費8%消費
メメントモリ6%消費5%消費
待機8時間6%消費6%消費

YouTubeや原神ではmoto g37の方が1%ずつ少なく、Robloxと待機は同じ、メメントモリはarrows We3の方が1%少ない結果でした。全体的にはmoto g37の方が電池持ちが良い傾向です。

また、動画の撮影を始めて2時間ほど経った時点の残量も比べてみました。どちらも79%に揃えてスタートしています。

moto g37が66%(13%消費)、arrows We3が62%(17%消費)で、ここでも4%の差が出ました。バッテリー容量の大きいmoto g37の方が電池持ちが良いのが分かります。

カメラを比較

カメラの構成は、moto g37が広角カメラと超広角カメラ、arrows We3が広角カメラのみで、どちらもフリッカーセンサーを搭載しています。インカメラもmoto g37は32MPとかなり高画素です。

項目moto g37arrows We3
広角50MP(1/2.56″)・F/1.850.3MP(1/1.95″・Sony LYTIA 600)・F/1.88
超広角8MP・F/2.2–
ズームデジタルズーム ×8デジタルズーム ×8
インカメラ32MP・F/2.28MP(1/4.0″)・F/2.0
最短撮影距離(広角)約9cm約10cm

広角カメラのセンサーはarrows We3がソニーのLYTIA 600(1/1.95型)で、moto g37の1/2.56型より大きいセンサーを採用しています。

超広角カメラ無しで大きめのセンサーの広角カメラか、センサーは小さめでも広角+超広角の組み合わせか、という違いになります。

カメラアプリの機能はほぼ同じ

カメラアプリを起動してみると、UIはほとんど同じです。

構図ガイドやナイトビジョンもどちらにもあって、モードの並びが少し違うくらい。できることとしては変わりはないと思います。

寄って撮るならmoto g37

広角カメラの最短撮影距離はmoto g37が約9cm、arrows We3が約10cmとなっていて、moto g37の方が少しだけ寄って撮影できます。

センサーサイズの違いもあって寄れる距離はmoto g37の方が近いですが、どちらも小物をキレイに撮れていて、雰囲気も悪くありません。

2倍にしても寄った写りはどちらもキレイで、センサーが小さめのmoto g37も意外と悪くないですね。

1倍はほぼ互角、ズームするとmoto g37はくっきり

広角カメラで撮った写真がどれほど違うか比較してみます。

色味は大きく変わらず、arrows We3の方が少し明るく写る傾向があります。解像感も大きな違いはなく、センサーが小さめのmoto g37も結構頑張っている印象です。

2倍になるとmoto g37はコントラストが高めでくっきりとした写り、arrows We3はより柔らかい写りになります。どちらもセンサーを切り出すクロップズームなので、この差は画質というより絵作りの違いと言えそうです。

最大の8倍はどちらもデジタルズームですが、看板の文字はmoto g37の方が読みやすく写っています。センサーは小さくても、ズームしたときの解像感はmoto g37の方が上と言えそうです。

超広角カメラはmoto g37だけ

moto g37は8MPの超広角カメラも搭載しているので、広い範囲を1枚に収められます。

arrows We3は広角カメラのみなので、この画角では撮影できません。撮影の幅が広いのはmoto g37の方です。

背景のボケはarrows We3が大きい

背景のボケ感はセンサーの大きいarrows We3の方が大きくなります。

moto g37はコントラスト高めで引き締まった写りで、arrows We3は柔らかく自然な雰囲気で撮影できています。花などを柔らかく撮りたいならarrows We3の方がキレイに撮れる印象です。

夜景はarrows We3が落ち着いた写り

夜景では、moto g37は全体を明るく持ち上げてくれる一方、arrows We3は照明の白飛びを抑えて落ち着いた写りになります。

暗いシーンになるほどセンサーが大きいarrows We3の方が余裕があって、解像感も高めです。どちらもナイトビジョンを搭載していて、使ったときの画質はあまり違いがありませんでした。

4倍のズームでも傾向は同じで、明るさを取るならmoto g37、白飛びを抑えた写りならarrows We3という感じです。

料理の写真はmoto g37の方が色鮮やか

料理の写真では、moto g37の方が暖かみのある色で鮮やかに写ります。

arrows We3は少し青みがかった落ち着いた色なので、料理を美味しそうに撮るならmoto g37の方が向いていますね。撮るものによって色味は変わるので、1倍で撮る分にはどちらを選んでも十分な画質だと思います。

動画はどちらもFHD30fps

FHD30fpsで夜の街を撮影して比較してみました。

どちらもFHD30fpsに設定して撮影しています。2K30fpsでも撮影できますが、手ブレ補正を考えるとFHD30fpsで撮るのがちょうどいいと思います。

1倍の画角はarrows We3の方が広くなっています。ズームして同じくらいの画角に合わせて撮ってみると、moto g37の方がノイズが少ない印象です。

ただ、画質自体に大きな違いはないと思います。

moto g37・arrows We3 どっちを買うべき?

ドコモではどちらも22,000円で、MNPなら12,100円で購入できます。moto g37はソフトバンクでも21,984円で取り扱いがあり、arrows We3はau・楽天モバイル・UQ mobile・IIJmioなど販路が多いのが特徴です。

購入方法moto g37arrows We3
SIMフリー–
(moto g37j 4GB+128GB:38,800円)
4GB+64GB:42,000円
8GB+128GB:56,800円
ドコモ8GB+128GB:22,000円
MNP:12,100円
4GB+64GB:22,000円
MNP:12,100円
au–4GB+64GB:33,000円
MNP:16,500円
ソフトバンク8GB+128GB:21,984円–
楽天モバイル–4GB+64GB:34,980円
UQ mobile–4GB+64GB:33,000円
MNP:16,500円
IIJmio–4GB+64GB:42,000円(MNP:19,800円)
8GB+128GB:56,800円(MNP:39,800円)
中古Aランク20,600円30,580円

ドコモのMNP価格は5G WELCOME割の適用時で、返却は不要です。auとUQ mobileは、MNPで2年後に返却するプログラムを使うと47円で使うこともできます。

中古ならmoto g37はすでに20,600円まで安くなっていて、arrows We3より手に取りやすいかもしれません。arrows We3の8GB+128GBモデルはSIMフリーで56,800円なので、同じメモリ・ストレージで比べるとmoto g37はかなり安いです。

アップデートはarrows We3がOSアップデート最大1回(Android 17まで)、セキュリティアップデートが2029年6月まで。moto g37は公表されていませんが、セキュリティアップデートは頻繁に入る一方でOSのアップデートは少なめなので、OS1回・セキュリティ3年くらいではないかと予想しています。

最後にどっちを買うべきかまとめます。

moto g37・arrows We3 どっち?
  • アプリの切り替えを快適にしたい → moto g37
  • ゲームもそれなりに遊びたい → moto g37
  • 大きな画面で見たい → moto g37
  • コンパクトで片手で使いたい → arrows We3
  • 防水・耐久性を重視したい → arrows We3
  • ブラウザやSNSが使えればいい → arrows We3

性能で選ぶならmoto g37です。同じSoCでもメモリが8GBあってアプリの切り替えが速く、ストレージも128GBあるので、軽めのゲームまでそれなりに遊びたいならmoto g37の方が快適だと思います。

ゲームをしないならarrows We3でも十分です。メモリ4GBと聞くと不安になるかもしれませんが、意外と最適化されていてちゃんと動きますし、コンパクトで片手で使いやすく防水性能も高いのがいいところですね。

ただ、arrows We3はストレージが64GBなので、この先アプリや写真が増えて容量が圧迫されると動作が遅くなる可能性はあります。気になるならmoto g37を選んでおいた方が間違いないかもしれません。

カメラは1倍で撮るならどちらも十分で、ズームや超広角、料理の色味ならmoto g37、背景ボケや夜景の落ち着いた写りならarrows We3といったかんじでしょうか。

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かずや / シンスペース
この記事を書いた人:かずや / シンスペース

2016年よりスマートフォン・ガジェットのレビューを行うシンスペースを運営。実機購入によるレビューが多め、これまで400台以上の端末をレビュー。YouTubeチャンネルは94,000人を突破。

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