
現在のiPhoneの最新モデルはiPhone 16なので3世代前のiPhone 13はだいぶ前の端末という印象がありますが、iPhone 13はスペック的にもまだ現役で最も安く買える機種となります。
ということで、この記事では「iPhone 13を今買っても大丈夫なのか?」という疑問点について書き綴ったのでiPhone 13を購入しようか迷ってる方は参考にしてみてください。
今、iPhone 13を買うべき?

iPhone 13は6.1インチの有機ELディスプレイにA15 Bionicに広角と超広角のデュアルカメラを搭載した2021年9月に発売したスタンダードモデルで多くの人は3世代前のiPhone 13を買って問題ないです。

6.1インチの丁度使いやすいサイズ(146.7 × 71.5 × 7.65 mm)で本体重量も 173g と軽くて操作性は良好です。
小型サイズのiPhone 13 miniが販売終了となり小型モデルがなくなりましたが現行モデルにおいてはiPhone 13が最も小さくて性能の高いモデルです。
Felica(おサイフケータイ)やIP6X / IPX8 耐水防塵仕様、MagSafe対応など基本機能はしっかり搭載していますし安心して使うことができます。
十分使える性能を持ってる

iPhone 13はSoC(システムオンチップ)にA15 Bionicを搭載しメモリは4GBでストレージは128GB、256GB、512GBから選べます。
A15 BionicはGPU5コアの上位版がありますがiPhone 13はGPU4コアのチップを搭載しておりメモリもiPhone 14は6GBですが13は4GBとなっています。
モデル | iPhone 14 | iPhone 13 | iPhone 12 | iPhone 11 |
---|---|---|---|---|
SoC | A15 Bionic | A14 Bionic | A13 Bionic | |
CPU | 6コア(2+4コア) 3.23GHz |
6コア(2+4コア) 3.1GHz |
6コア(2+4コア) 2.65GHz |
|
GPU | 5コア | 4コア | ||
Neural Engine | 15.8兆回/秒 | 11兆回/秒 | 6兆回/秒 | |
RAM | 6GB LPDDR5 | 4GB LPDDR4X | 4GB LPDDR4X | |
ストレージ | 128GB / 256GB / 512GB | 64GB / 128GB / 256GB | ||
プロセス | 5nm(N5P) | 5nm(N5) | 7nm(N7P) |
このメモリ容量の差が性能に大きく影響してくるわけですが、ブラウジングやSNS、メッセージなど普段使いであればiPhone 13のA15 Bionicがあれば十分使えます。
Antutu(v10)でA15 Bionic、A14 Bionic、A13 Bionicの性能を比較しました。数値が高いほど性能が高いiPhoneの証となります。

この4機種において最も性能が高いのはA15 Bionic(5GPU)のiPhone 14です。続いてiPhone 13というふうに世代を重ねるごとに性能が高く快適になります。
ただ、iPhone 11以降のSoCなら普段使い(ブラウジングやメッセージ、SNS)なら十分使える性能なのでiPhone 13のA15 Bionicは十分すぎるスペックと見ていいです。
実際にどれくらいの操作感で使えるのかブラウザ、X(旧ツイッタ)などを起動して動かしてみました。
最新のiPhone 16と比べると動作が遅いと感じる場面はありますが、ゲームも普通に動作し快適にプレイできるので、とにかく滑らかに動かしたいなど拘りがないならiPhone 13で問題ないでしょう。
カメラの画質もキレイ

iPhone 13のリアカメラは1200万画素(1/1.88型)の広角と超広角のデュアルカメラを搭載し構成としてはiPhone 15と同じで撮影できる写真と動画の幅は同じとで普通にキレイな撮影が可能です。

写真にこだわるなら13のカメラだと不満を感じるかもですが、普通にキレイな撮影ができるので多くの人は満足できるカメラになってると思います。

暗所撮影もそれなりに撮影できます。

さすがに最新のiPhone 15と比べると画素数も少なくてセンサーサイズも小さいので解像感がイマイチでノイズリダクションで誤魔化してる部分はあります。
ハムさんの毛並みの表現はiPhone 15の方が圧倒的に自然でいいですが、iPhone 13もそれなり。この辺りのカメラの画質差がとくに気にならないのならiPhone 13にして問題ないでしょう。
MagSafeアクセサリーが使える
iPhone 13はMagSafeに対応しMagSafe充電器やMagSafe周辺機器も使えるのでマグネットを活用した幅広いアクセサリーを選ぶことができます。

MagSafeに対応した充電アダプタ、アクセサリーは非常に多いので自分好みの周辺機器を探す楽しみもあり便利にiPhoneを拡張できるのは大きな魅力となります。
また、iOS 17.2 アップデートで最新のワイヤレス規格となるQi2にもiPhone 13も対応するので、マグネットタイプのアクセサリーがより便利になります。
中古で安く購入できる
iPhone 13は販売終了してますが、ワイモバイルで新品をまだ販売しています。
- 価格:96,480円(MNP:74,800円)
乗り換え(MNP)なら74,800円で購入可能です。また、中古などで安く購入が可能です。例えば、イオシスの価格は以下の通りです。
- 未使用品:-
- 中古A:64,800円
- 中古B:57,800円
- 中古C:50,800円
だいぶ安くなってきましたね。未使用品はないですが中古Aなら比較的キレイな個体を手に入れることができるので、少しでも安く購入するならいい選択肢になるのではないでしょうか。
iPhone 13は買わない方がいい人は
では、iPhone 13は買わない方がいいのはどんな人なのか?
USB-Cポートを使いたい
iPhone 13の充電ポートはLightningを搭載してます。

USB-Cポートを使って充電したり外付けSSDを接続してデータのやり取りをしたい場合はiPhone 15を選ぶことになります。
USB-C対応のiPadを使ってるならUSB-C対応のiPhone 15にした方がいいかもしれません。ただ、充電自体はMagSafeでするなら充電ポートはLightningでも問題ないのが実情なんですよね。
こだわりがないならiPhone 13でも問題ないです。
重いゲームを長時間プレイする
原神など重めのゲームを長時間快適に遊びたいならiPhone 13はやめておいた方がいいです。メモリが4GBしかないので10分ほどプレイするとフレームレートが低下することがあります。
環境によっても異なりますがこの環境においては10分ほど最高画質 + 60フレームのプレイでフレームレートが落ちてプレイしにくい状況になりました。
同じようにiPhone 14でも10分ほどプレイしましたが5GPUのA15 Bionicに6GBメモリがあるおかげかフレームレートが極端に落ちることはありません。
ちょっとしたスマホゲームであればiPhone 13でも快適に遊ぶことができますが、3Dグラフィックを多用した負荷のかかるゲームをプレイすることがあるならiPhone 14にした方がいいです。
Dynamic Islandでマルチタスクしたい
iPhone 13は画面上にノッチのあるスタイルを採用しています。

iPhone 12のノッチよりも幅が狭くなって小型化はしてるものの邪魔だと感じることもあるかも。iPhone 15であればミュージックアプリやタイマーなどの情報をマルチタスクで表示できるDynamic Islandとして使えます。

Dynamic Islandがあればゲームしながらタイマーの状況が分かるので使い方次第では便利だったりします。ミュージックアプリにもワンタップで移動して操作もできます。
ちょっとしたマルチタスク操作をDynamic IslandでしたいならiPhone 13ではなく15にするのがおすすめです。
より長く使うことを想定している
iPhoneを購入して長く使いたいならiPhone 13ではなく最新のiPhone 16やiPhone 16eを買った方がいいです。

新世代のA18に8GBメモリを搭載してるので今後のiOSアップデートで動作が遅くなるリスクを防げてApple Intelligenceも使うことができます。
iPhone 13は最新のiOS 18でも少し動作が遅くなったと感じる場面があって、今後のiOS 19、iOS 20とアップデートを重ねることでさらに動作が遅くなる可能性があります。
iPhone 13はいつまで使える?
iPhoneの寿命はハードウェア的な寿命、iOSのメジャーアップデートに対応しなくなった時を寿命と捉えるかでいつまで使えるかが変わってきます。
ハードウェア的寿命
iPhoneはApple公式では3年を目安としていますが、実際は5〜6年はバッテリー交換なしで十分使うことができます。
実際に2018年発売のiPhone XRを妻は5年ほど使い倒してましたが問題なく動作していました。(最終的に落として画面が割れてiPhone 13 miniに乗り換えましたが。)
なので、2023年12月にiPhone 13を購入した場合は5年後の2028年くらいまでは普通に使うことができる計算となります。
iOSアップデート的寿命
iPhoneは1年に1回、iOSのメジャーアップデートが配信されますが、このメジャーアップデートの配信が終了した段階で寿命とする見方もあります。
最新版はiOS 17ですが2018年発売のiPhone XS / XS Max / XR 以降のモデルがサポートされていてiOS 18でこの3機種はサポートから外れます。
発売から6年が目安となるとするならiPhone 15、14、13のiOSメジャーアップデート対応は以下のようになります。
- iPhone 16(2024):iOS 24(2030年)
- iPhone 15(2023):iOS 23(2029年)
- iPhone 14(2022):iOS 22(2028年)
- iPhone 13(2021):iOS 21(2027年)
iPhone 15は6年後まで最新iOSを使えます。iPhone 14は5年後、iPhone 13は4年後です。とはいえ、セキュリティアップデートはメジャーアップデート完了後も配信されるので実際はプラス2年くらいはいけます。
ただ、ハードウェアが古くなっていくので動作速度はアップデートのたびに遅くなることが予想されるので、4〜5年後も快適に使うことを考慮するとiPhone 13は少し荷が重くなります。
メモリが4GBしかないので2〜3年後のiOSでも重くなって厳しくなってくる気がします。iPhone 15と14はメモリ6GBあるのである程度余裕があるはず。
iPhone 13 買うべき?:まとめ

iPhone 13 買っていい人は
- 購入費用を抑えたい
- 普段使いで快適に動作すればいい
- 重いゲームで遊ぶことがない
- Lightningポートで問題ない
iPhone 13は2021年9月に発売した2世代前のスタンダードモデルでとくに重いゲームなどする予定がないなら十分使える性能で問題ありません。
ブラウジング、メッセージ、SNS、普通のゲームであればA15 Bionicを搭載してるiPhone 13を選んで良いでしょう。
USB-Cポートが必要ない方もLightningポートを搭載しているiPhone 13を選んでも問題ありません。充電はMagSafeを使ってる方はLightningでもいいですよね。
iPhone 13 買うならストレージは?
ストレージ容量は可能であれば256GBあった方がいいですが動画撮影やゲームをそんなしないなら128GBで問題ありません。
128GBで空き容量が少ないとデータキャッシュができなくなって動作がもたつくことがあります。とくにiPhone 13はメモリが4GBと少なくストレージ容量は余裕があったほうが動作は安定するのです。
iPhone 13でより快適に使いたいなら256GBモデルがおすすめです。ただ、そうなってくるとiPhone 14が買えてしまうので容量使うことがないなら128GBのiPhone 14にするのもいいですね。
もし、ゲームを快適にプレイしたいならiPhone 15か14にしましょう。A16 Bionicを搭載しているiPhone 15の方が性能は高いですがiPhone 14も6GBのメモリがでiPhone 13よりも快適に動作します。
- 重いゲームを長時間プレイする
- Dynamic Islandを使いたい
- USB-Cポートを使って充電したい
- カメラの画質をより重視したい
- もっと安い費用でiPhoneが欲しい
USB-Cポートを使ってケーブルを統一したい方は最新のiPhone 15を選ぶのがいいです。iPad Pro 11インチなどと同じケーブルで充電使い回しが可能です。
また、カメラもiPhone 15は48MP高画素センサーを搭載してるのでより自然で解像感の高い写真を撮影できます。ワンランク上の画質を求めるならiPhone 16またはiPhone 16 Proにするのがおすすめです。
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