
ソニーがXperia 1 VIIIを2026年6月11日(木)に発売しました。
Xperia 1 VIIIは6.5インチのディスプレイにSnapdragon 8 Elite Gen 5を搭載したハイエンドスマホで、内蔵スピーカーの音質の良さ、3.5mmヘッドフォンジャックを搭載するなどオーディオにこだわったソニーらしさ溢れた端末となっています。
今回のモデルは基本的に先代のXperia 1 VIIからのブラッシュアップモデルとなっていますが、どれくらい進化してるのかXperia 1 VIIIをレビューし、どんなスマホなのか実際に使ってどうかメリットやデメリットを書いたので参考にしてください。
- 新デザインが他にはなくカッコいい見た目に
- OREテクスチャーの質感がとても良い
- 画面が明るくて見やすい(背面に照度センサーあり)
- ゲームも快適に遊べる性能を持っている
- RAWマルチフレームプロセッシングでカメラ全体の画質向上
- 望遠カメラが大型センサー(1/1.56型)に刷新した
- 全カメラで同じ画質・雰囲気で撮影可能に
- カメラのシャッターボタンが操作しやすい
- 内蔵スピーカーが刷新してさらに音質向上
- 高音質コーデックaptX Adaptive / LDACに対応
- 3.5mmヘッドフォンジャック搭載(高音質はんだ採用)
- OSアップデート最大4回(Android 20まで)
- 6年間のセキュリティアップデート
- 顔認証に対応していない
- 端末重量が200gになって少し重くなった
- 動画(4K60fps)の手ぶれ補正が弱い
- 充電速度が30Wと遅め
- 端末価格が高い
Xperia 1 VIIIの特徴

- ディスプレイ:6.5インチ 有機EL
- 解像度:2340 × 1080ピクセル(1〜120Hz)
- SoC:Snapdragon 8 Elite Gen 5
- メモリ:12GB / 16GB
- ストレージ:256GB / 512GB / 1TB(UFS 4.0)
- 生体認証:指紋認証(サイドボタン式)
- 広角:48MP(1/1.35″)・F1.9
- 超広角:48MP(1/1.56″)・F2.0
- 望遠×2.9:48MP(1/1.56″)・F2.8
- フロント:12MP(1/2.9″)・F2.0
- スピーカー:フロントステレオ
- イヤホン端子:3.5mm対応
- 通信:5G(Sub-6 / ミリ波)/ Wi-Fi 7 / Bluetooth 6.0
- 防水防塵:IP6X / IPX5 / IPX8
- バッテリー:5,000mAh
- NFC:Type A/B対応 / おサイフケータイ対応
- 充電:USB Type-C 最大30W / ワイヤレス充電(Qi)
- サイズ:162 × 74 × 8.3mm、200g
- OS:Android 16 〜
- 端末価格:235,400円〜(税込)
- 発売日:2026年6月11日(木)
Xperia 1 VIIIは6.5インチのフルディスプレイを搭載しつつ、Xperiaらしい縦長デザインや3.5mmジャックを維持しながら望遠カメラやスピーカーを刷新してきたハイエンドスマホです。

SoCには最新のSnapdragon 8 Elite Gen 5を搭載していて、普段使いから高負荷ゲームまで快適に動かせる性能を持っています。
Xperia 1 VIIIは新たにOREテクスチャーという鉱石のようなザラっとした質感の塗装を採用し、持ったときの手触りが良くなっているというか独特な持ち心地を実現しています。

そして、Xperia 1 VIIIはXperiaの象徴だった縦一列のカメラ配置がL型に変わりました。
望遠カメラも大型センサーに刷新されたのが今回の大きな進化となっており、望遠の画質が底上げされて全カメラで同じ画質、色味、雰囲気で撮影できるようになりました。
本体カラーはグラファイトブラック、アイオライトシルバー、ガーネットレッド、ネイティブゴールドの4色展開です。

今回はシルバーとゴールドが復活してくれました。ゴールドもすごく高級感あって、ブラックも純黒でいい感じですしレッドも落ち着いたワインレッドでどの色も質感が良くて選ぶのに迷ってしまいます。
価格はSIMフリーモデルで12GB+256GBが235,400円からとなっています。
Xperia 1 VIIIのレビュー
本体デザイン・サイズ
Xperia 1 VIIIの本体デザインを見ていきます。
Xperia 1 VIIIの本体には新しくOREテクスチャーという鉱石のようなザラっとした塗装が施されていて手触りが1 VII以前のモデルからかなり変わりました。

端末の素材はフレームはアルミ、カメラバンプ部分もアルミ、背面パネルはガラスは変わらずですが塗装でここまで雰囲気が変わるとは驚きです。ただ、塗装なので長く使ったときに剥げてこないかは少し気になるところです。

また、カメラの配置がこれまでの縦一列からL型配置に変わったのが大きな変化で、Xperiaらしい縦並びカメラに慣れていると最初は少し違和感があるかもです。ただ、L型配置になったことでズーム時のカメラ切り替えのズレが少なくなったり、カメラが下寄りに配置されて指被りも抑えることもできます。
カメラバンプはエッジ加工が施されていてなかなかカッコよく、Sonyのロゴがカメラバンプ部分に刻印されてるのでケースをつけてもロゴが隠れずニヤニヤできますね。

ちなみに、純正ケースもデザインが刷新されていて、Xperia 1 VIIまでは左右が開いたデザインだったのが全方位を保護するタイプに変わり、半透明で本体デザインを活かせるケースになっています。
本体サイズはXperia 1 VIIIが(162 × 74 × 8.3mm)でXperia 1 VIIの(162 × 74 × 8.2mm)とほぼ同じで、画面サイズも6.5インチのままなので操作感は先代とほとんど変わりません。

重量はXperia 1 VIIIが(200g)でXperia 1 VIIの(197g)と比べて3gほど重くなっていて、以前のモデルと比べると少し重さを感じることになりそうです。
本体右側には音量ボタンとサイドボタン(指紋認証)、上部に5Gミリ波のアンテナがあり、下側にカメラのシャッターボタンを搭載しています。

シャッターボタンは半押しオートフォーカスにも対応していてカメラ操作がしやすいのはXperiaならではでしょうか。

本体上側にはマイク穴と3.5mmヘッドフォンジャックを搭載しています。

本体左側には「Xperia」のロゴが刻印されています。

Xperiaのロゴが側面にも刻印されてるのは堪らないですね。

本体下側にはカードスロットとUSB Type-Cポートを搭載しています。

カードスロットは手で開けられるタイプでmicroSDカードにも対応しています。もはや、ハイエンドのスマホでmicroSDカードが入れられるのはXperiaだけですよね。
メモリ高騰で端末価格が高くなっている中でmicroSDカードに動画や写真データを入れておけるのは有難い仕様です。
充電はUSB Type-Cで最大30Wの有線充電、Qi規格のワイヤレス充電に対応しています。おすそわけ充電にも対応し他のデバイスへの給電もできます。ただ、充電出力30Wはこのクラスのハイエンドとしては少し控えめです。
Xperia 1 VIIIの生体認証はサイドボタン式の指紋認証に対応しています。
顔認証には対応しておらず押し込み式の指紋認証も非搭載でこの辺りは1 VIIと同じですが、指紋認証自体の速度と精度は高くて普段使いで困ることはないです。にしても、顔認証に対応してほしいところですね。
防水防塵はIP6X / IPX5 / IPX8に対応しています。
- IP6X:機器の正常な動作を妨げる量の粉塵が内部に侵入しない
- IPX5:あらゆる方向からの噴流水によって有害な影響を受けない
- IPX8:継続的に水中に沈めても影響がない
台所などの水回りでも安心して使える防水性能を備えています。とはいえ、これだけ高価な端末なのでお風呂で使ったりするには少し勇気が必要となりそうですし、使わない方がいいと思います。怖すぎます。
- OREテクスチャーの質感が高い
- ザラっとした手触りが堪らない
- L型カメラ配置で指被りを抑えやすい
- カメラのシャッターボタンが操作しやすい
- サイドボタン指紋認証の精度と速度が良い
- 塗装剥げが怖い
- 顔認証に非対応
- 重量が200gと少し重め
- 充電が最大30Wと控えめ
ディスプレイ・操作性
Xperia 1 VIIIは6.5インチの有機ELディスプレイを搭載し画面比率は19.5:9、リフレッシュレートは1〜120Hzの可変駆動に対応しています。

上下にベゼルを残したスタイルでパンチホールがなく、映像やゲームに没入しやすいディスプレイです。ディスプレイはBRAVIAの色に忠実で色鮮やかで視認性も高く、写真や動画もキレイに映えます。
もちろん、クリエイターモードも搭載しています。

ディスプレイのホワイトバランスなども細かく調整ができます。

画面輝度はXperia 1 VIIから据え置きですが、フロントだけでなくリア側にも照度センサーを搭載しているので、奥が明るくて手前が暗いような場面でも画面の明るさを最適に保ってくれます。

保護ガラスにはGorilla Glass Victus 2を採用し、傷や落下にもそれなりに強いパネルとなっています。とはいえ、細かい傷は普通に入るのでそろそろXperiaは最上位のGorilla armorを採用してほしいです…!
- パンチホールのない没入感が高い
- BRAVIA譲りのキレイで色鮮やかなディスプレイ
- 1〜120Hzの可変リフレッシュレート
- リア照度センサーで明るさを最適化
- 画面上下のベゼルがある
内蔵スピーカーの音質
Xperia 1 VIIIはフロントステレオスピーカーを搭載しています。

スピーカーユニットが刷新されていて、これまではL側のユニットが少し小さくR側を抑えて音のバランスを取っていたのが、左右で同じ大きさのユニットになりフルに性能を発揮できるようになりました。

先代のXperia 1 VIIと比べて低音のキレや音の分離が良くなり、高音域の響きも向上していて、ボーカルがとてもキレイに広がって楽器の質感もしっかり感じられます。

Xperia 1 VIIIは3.5mmヘッドフォンジャックも搭載していて、端子パーツには1 VIIと同じく金はんだ入りの高音質はんだを採用しているので、有線イヤホンでも良い音で楽しめます。

ワイヤレスの高音質コーデックはLDACとaptX Adaptiveに対応しています。
- LDAC
- aptX Adaptive
Sony WF-1000XM6と組み合わせるととにかく音質が良くて、ワイヤレスでも有線でも内蔵スピーカーでも妥協なく音楽を楽しめるのはXperiaらしいところで、Xperia 1 VIIIの満足度はかなり高いです。
- スピーカーユニット刷新で音質が向上
- 低音のアタック感や高音の響きが向上
- 3.5mmジャック搭載(高音質はんだ採用)
- LDAC / aptX Adaptiveに対応
- とくになし
SoC・ゲーム性能について
Xperia 1 VIIIはSoCにSnapdragon 8 Elite Gen 5を搭載し、メモリは12GB / 16GB、ストレージは256GB / 512GB / 1TBから選ぶことができます。

| 項目 | Xperia 1 VIII | Xperia 1 VII |
|---|---|---|
| SoC | Snapdragon 8 Elite Gen 5 | Snapdragon 8 Elite |
| CPU | Oryon V3 Prime ×2 Oryon V3 Performance ×6 | Oryon V2 Prime ×2 Oryon V2 Performance ×6 |
| GPU | Adreno 840 | Adreno 830 |
| メモリ | 12GB / 16GB LPDDR5X | |
| ストレージ | 256GB / 512GB / 1TB UFS 4.0 | 256GB / 512GB UFS 4.0 |
Xperia 1 VIIIはSnapdragon 8 Elite Gen 5を採用しCPUコアがOryon V3コアに、GPUもAdreno 840へと世代が上がり、基本性能が底上げされています。
ただ、Xperiaは発熱を抑えるためにSoCの性能をかなり控えめに設定しているようで、同じSoCを積む他メーカーのモデルと比べるとベンチマークのスコアやゲーム性能は低めに出ます。
Antutu(v11)でベンチマークを計測してみました。

| 項目 | Xperia 1 VIII | Xperia 1 VII |
|---|---|---|
| トータル | 2868561 | 2367792 |
| CPU | 641036 | 580993 |
| GPU | 1206793 | 973707 |
| MEM | 406017 | 315193 |
| UX | 614715 | 497899 |
トータルスコアはXperia 1 VIIIが(2,868,561)、Xperia 1 VIIが(2,367,792)で約21%向上しています。とくにGPUスコアの伸びが大きく世代差が分かりやすい結果となっています。
ちなみに、ストレージは(おそらく)UFS 4.0と規格は変わらずですがストレージテストにおいては読み込み、書き込み速度が向上していました。

SoCが新世代のSnapdragon 8 Elite Gen 5になったことでストレージ、メモリ帯域など向上してるのでしょうね。
ブラウザやSNSなど軽いアプリを動かしてみました。
ハイエンドのSoCなので普段使いのアプリはサクサク動作してとにかく快適で、この辺りは1 VIIや1 VIなど旧世代と違いはありません。
続いて3D Mark(Solar Bay Stress)でグラフィック性能を計測してみました。

| 3D Mark | Xperia 1 VIII | Xperia 1 VII |
|---|---|---|
| ベストスコア | 11094 | 10130 |
| ロースコア | 6648 | 6307 |
| 安定性 | 59.9% | 62.3% |
ベストスコアはXperia 1 VIIIが(11,094)、Xperia 1 VIIが(10,130)とピーク性能は向上しましたが、安定性はXperia 1 VIIIが(59.9%)、Xperia 1 VIIが(62.3%)となっています。
思ったほど差がないですね。Snapdragon 8 Elite Gen 5はゲーム性能がかなり向上したチップですが、Xperia 1 VIIIは控えめな設定にしてあるようです。
原神を最高画質(60fps)でプレイしてみました。
フレームレートはXperia 1 VIIIが(19〜60fps)、Xperia 1 VIIが(37〜60fps)で安定感はXperia 1 VIIの方が上でした。Xperia 1 VIIIは序盤に大きなコマ落ちが見られましたが後半になると安定して動作していました。
鳴潮を最高画質(60fps)でプレイしてみました。
フレームレートはXperia 1 VIIIが(35〜58fps)、Xperia 1 VIIが(25〜55fps)で、こちらはXperia 1 VIIIの方が安定して高いフレームレートで動作しました。
Xperia 1 VIIは35〜45fps前後で動くことが多いのに対し、Xperia 1 VIIIは40〜55fpsで動くことが多く、ゲーム性能はしっかり向上しています。
性能は上がっても発熱は抑えられている
Antutuと原神、原神と鳴潮を連続でプレイして発熱を計測してみました。


| 条件 | Xperia 1 VIII | Xperia 1 VII |
|---|---|---|
| Antutu → 原神 | 44.4℃ | 45.8℃ |
| 原神 → 鳴潮 | 46.9℃ | 47.2℃ |
Antutu → 原神ではXperia 1 VIIIが(44.4℃)、Xperia 1 VIIが(45.8℃)と(1.4℃)ほどXperia 1 VIIIの方が低く、原神 → 鳴潮でもXperia 1 VIIIが(46.9℃)、Xperia 1 VIIが(47.2℃)と(0.3℃)ほどXperia 1 VIIIの方が低くなりました。
性能は向上しているのに発熱が抑えられているのは、Xperiaが意図的にSoCの動作を控えめに設定しているからで、同じSnapdragon 8 Elite Gen 5を積む他メーカーのモデルと比べても発熱は出にくい印象です。
発熱が控えめなので長時間のゲームでも熱でツラくなりにくく、安定して遊びたい人には扱いやすい仕上がりです。
バッテリー持ちは少しだけ向上
Xperia 1 VIIIは5,000mAhのバッテリーを搭載しています。先代のXperia 1 VIIも5,000mAhで容量は変わっていません。
実際のバッテリーの持ちを計測してみました。
| 条件 | Xperia 1 VIII | Xperia 1 VII |
|---|---|---|
| バッテリー容量 | 5,000mAh | |
| YouTube 60分 | 8%消費 | |
| 原神(中30)30分 | 5%消費 | 7%消費 |
| 原神(最高60)30分 | 11%消費 | 12%消費 |
| 鳴潮(最高60)30分 | 10%消費 | 11%消費 |
| 鳴潮(最高60) パフォーマンスモード 30分 | 13%消費 | 15%消費 |
| メメントモリ 30分 | 4%消費 | |
| 待機 8時間 | 4%消費 | |
ゲームでの電池持ちはXperiaのSoC制御のおかげで先代のXperia 1 VIIよりも少しずつ消費を抑えられていて、原神や鳴潮では1〜2%ほど消費が少なくなっています。YouTubeや待機などの軽い負荷ではほぼ同等です。
YouTubeでレビュー時の電池の減りは、Xperia 1 VIIIが79%から49%の30%消費、VIIが79%から47%の32%消費で、わずかですがXperia 1 VIIIの方が電池持ちが良くなっています。

また、Xperia 1 VIIIは「処理性能の効率化」がブラウザやSNSに加えてマップにも対応し普段使いの電力効率が上がっています。
ただ、5,000mAhという容量は今となっては多いわけではないですがソフトウェアの改善でなんとか踏ん張っている印象です。
- Snapdragon 8 Elite Gen 5で基本性能が向上
- わずかだがゲーム性能は向上している
- 性能アップでも発熱は抑えられている
- 先代より電池持ちがわずかに向上
- 他メーカーの同SoC機より性能は控えめ
- タイトルによっては性能が伸びないことも
- 充電が最大30Wと遅め
カメラ(静止画)望遠カメラが刷新した
Xperia 1 VIIIは広角、超広角、望遠のトリプルカメラを搭載しています。

| 項目 | Xperia 1 VIII | Xperia 1 VII |
|---|---|---|
| 広角 | 48MP(1/1.35″)・F1.9 | |
| 超広角 | 48MP(1/1.56″)・F2.0 | |
| 望遠 | 光学2.9倍・48MP(1/1.56″)・F2.8 | 光学可変・12MP(1/3.5″)・F2.3〜3.5 |
| フロント | 12MP(1/2.9″)・F2.0 | |
Xperia 1 VIIIの広角カメラは48MP(1/1.35″)、超広角が48MP(1/1.56″)と1 VIIと変わらずです。
今回大きく変わったのが望遠カメラで、VIIの12MP(1/3.5″)から48MP(1/1.56″)の大型センサーに刷新されています。光学ズームは廃止となりましたが高画素センサーになってセンサー内ズームを組み合わせて撮影する形になりました。
また、RAWマルチフレームプロセッシングという複数枚を重ね合わせる技術を採用することで望遠カメラだけでなく全カメラにて画質が底上げされています。

実際にどれくらい変化してるのかXperia 1 VIIIと1 VIIで比較しました。

広角カメラは明るいシーンで画質差はほとんどありません。

ただ、クロップズーム2倍になると若干Xperia 1 VIIIの方が解像感が高いです。

今回から対応したRAWマルチフレームプロセッシング(RAWの段階での重ね合わせ技術)によって解像感が向上してるのでしょうか。暗いシーンだと違いが分かりやすいです。

ぱっと見は同じでも部分拡大していくと1 VIIよりもXperia 1 VIIIの方が解像感が高くて画質が良くなっているのが分かります。

こちらのシーンも同じですね。

超広角カメラも仕上がりがより自然になっています。

だいぶ仕上がりが違ったりするんですよね。

また、Xperia 1 VIIIは白トビもしにくくなっています。

これもRAWマルチフレームプロセッシングの恩恵でしょうか。白トビしやすいシチュエーションにおいてもしっかり処理してくれます。

カメラのハードウェアは変わってないですがソフトウェアの処理がだいぶ改善されたようで暗所撮影がよりしやすくなっています。
Xperia 1 VIIIで大きく変わったのが望遠カメラで、12MP(1/3.5型)から48MP(1/1.56型)の高画素大型センサーになって画質が一気に上がって自然な仕上がりになりました。

光学ズーム可変式のレンズは廃止されましたが、高画素センサーを活かしたセンサー内ズームで5.8倍までは劣化を抑えて撮影できます。

光学ズームができなくなっても解像感は1 VIIよりも高く色乗りも改善されているのが分かります。

光学ズーム7.1倍のXperia 1 VIIよりも光学2.9倍の望遠カメラの7.1倍デジタルズームのXperia 1 VIIIの方が画質がキレイです。

ただし、望遠画角が光学2.9倍と光学5倍など高倍率の望遠を積む他社スマホと比べると画質はやはり劣ります。

光学5倍のGalaxy S26 Ultra、光学4.3倍で2億画素のセンサーを搭載しているXiaomi 17 Ultraの方が解像感が高いです。とくにXiaomi 17 Ultraはほんと凄いです。

なので、高倍率ズーム(10倍以降)での撮影が多いならXperia 1 VIIIの望遠カメラは物足りなさを感じるかもしれません。ただ、Xperia 1 VIIIの望遠カメラは最短撮影距離が15cmと寄って撮影しやすいメリットがあります。
例えばXperia 1 VIII(望遠×2.9・最短撮影距離15cm)とGalaxy S26 Ultra(望遠×5・最短撮影距離62cm)で比較するとコレだけ距離感が変わってきます。

Galaxy S26 Ultraが寄れなさすぎるってのはありますがXiaomi 17 Ultra(望遠×4.3・最短撮影距離25cm)と比較してもXperia 1 VIIIの方が寄って撮影ができます。

これが他のスマホにはないXperia 1 VIIIの望遠カメラの魅力の一つとなります。物撮りがとにかくしやすいカメラなんですね。
また、寄ったときの背景のボケ味がXperia 1 VIIIはとてもキレイで、ペリスコープ特有の角張ったボケではなく、少し欠けるものの円形に近いボケ味を表現できます。

Xiaomi 17 Ultraもセンサーが大きくてボケ味が凄いんですけど形状が少し歪なんですよね。Xperia 1 VIIIはペリスコープ特有の歪なボケではなく自然なボケを楽しむことができます。
Xperia 1 VIIIと1 VIIと比較すると画質がかなり向上してるのが分かると思います。解像感が高くなってノイズが減って背景のボケ味が自然でとてもいい感じですよね。

1 VIIの望遠カメラの最短撮影距離は35cmくらいなので7.1倍とXperia 1 VIIIの2.9倍と距離感は同じくらいです。

ボケ味が柔らかくていい感じです。

Xperia 1 VIIIはテレマクロに対応していないですが最短撮影距離が短く十分代用は可能ですしオートフォーカスで撮影がとてもしやすいです。

暗所撮影はかなり画質が向上しています。

小型センサーの光学ズーム撮影よりも大型センサーのセンサー内ズームの方が画質が上となっていて、デジタルズーム10倍においてもXperia 1 VIIIの方が解像感が高くて色味も良くなっています。

光芒もだいぶ変わりました。

画質が向上しただけでなく白トビもしにくくなってます。

望遠カメラによる食レポも画質が向上しています。

色味がとても良く美味しそうに撮影できます。


個人的に全部のカメラが同じような画質・雰囲気で撮れるようになったのがとても良いなと思うところです。
また、Xperia 1 VIIIはAIカメラアシスタントは色味や雰囲気を提案してくれる機能を搭載しています。

自分では思いつかないような色味を提案してくれるので新しい発見になる事もあって、気に入った設定を登録することもできるので楽しみ方は広がります。
作例をいくつか置いておきます。


































カメラ(動画撮影)望遠の画質が向上
Xperia 1 VIIIは最大4K/120fpsの動画撮影に対応しています。どんな感じで撮影できるか確認しました。
広角と超広角の手ブレ補正はXperia 1 VIIから大きく変わらない一方で、望遠画角の画質が向上して手ブレしにくくなっています。4K60fpsでは手ブレ補正の効きが良くないのは変わらずですが4K30fpsなら安定した撮影が可能となっています。
また、被写体を追いかけるオートフレーミングも、Xperia 1 VIIでは広角と超広角だけだったのが望遠カメラにも対応しています。
動物園で少し離れたレッサーパンダを望遠カメラで追っかけることができますよ!
- 望遠が大型センサーに刷新し画質が向上
- RAWマルチフレームプロセッシングで画質が向上
- 全カメラで同じ画質・雰囲気で撮影できる
- 望遠のボケ味がキレイに
- オートフレーミングが望遠に対応
- カメラのシャッターボタンが使いやすい
- 高倍率ズームの画質は他社に劣る
- 4K60fpsの手ぶれ補正が弱め
端末価格
Xperia 1 VIIIの価格はソニーストアのSIMフリーモデルで12GB+256GBが235,400円からとなっています。
| 購入方法 | Xperia 1 VIII | Xperia 1 VII |
|---|---|---|
| ソニーストア:12GB+256GB | 235,400円 | 204,600円 → 189,200円(値下げ) |
| ソニーストア:12GB+512GB | 251,900円 | 218,900円 → 209,000円(値下げ) |
| ソニーストア:16GB+512GB | 268,400円 | 234,300円 |
| ソニーストア:16GB+1TB | 299,200円 | – |
先代のXperia 1 VIIは発売時に12GB+256GBが204,600円だったので、約30,000円ほど値上がりですね。だいぶ価格が高くなって参りました。
また、Xperia 1 VIIIはソニーストアのSIMフリーモデルに加えて、ドコモ、au、ソフトバンクの3キャリアでも取り扱いがあります。
ソニーストアでは2026年8月31日まで10,000円のキャッシュバックキャンペーンが実施されていて(キャリア版はポイント還元)、購入を検討している人はチェックしておきましょう。
Xperia 1 VIII レビュー:まとめ

Xperia 1 VIII メリット・デメリット
- 新デザインが他にはなくカッコいい見た目に
- OREテクスチャーの質感がとても良い
- 画面が明るくて見やすい(背面に照度センサーあり)
- ゲームも快適に遊べる性能を持っている
- RAWマルチフレームプロセッシングでカメラ全体の画質向上
- 望遠カメラが大型センサー(1/1.56型)に刷新した
- 全カメラで同じ画質・雰囲気で撮影可能に
- カメラのシャッターボタンが操作しやすい
- 内蔵スピーカーが刷新してさらに音質向上
- 高音質コーデックaptX Adaptive / LDACに対応
- 3.5mmヘッドフォンジャック搭載(高音質はんだ採用)
- OSアップデート最大4回(Android 20まで)
- 6年間のセキュリティアップデート
- 顔認証に対応していない
- 端末重量が200gになって少し重くなった
- 動画(4K60fps)の手ぶれ補正が弱い
- 充電速度が30Wと遅め
- 端末価格が高い
どんな人におすすめ?
最後にどんな人におすすめかまとめます。
- ソニーが好き
- αユーザーでスマホカメラにもこだわりたい
- 自然な雰囲気の写真を撮りたい
- オーディオの音質にこだわりたい
- Xperia 1 V以前からの乗り換えを考えている
- 画角を気にせずカメラ撮影に没頭したい
Xperia 1 VIIIは、こだわりのカメラとオーディオを両立しながら所有欲も満たしてくれるスマホが欲しい人ならおすすめです。

望遠カメラが刷新されて全部のカメラが同じ画質・雰囲気で撮れるようになり、レンズの切り替えを気にせず撮影に専念できるのでカメラとして持ち出したくなる端末になりそうです。
一方で、光学ズームの倍率は控えめなので高倍率のズームを多用する人には物足りないところはありそうです。それよりも物撮りや人を撮ることが多いならめちゃくちゃいいと思います。
価格はしっかり上がっていますが、OREテクスチャーの質感や音質、全カメラの統一感など他にはない魅力が詰まっているので、ソニーらしさを楽しみたい人にとっては最高のスマホと言っても良さそうです。


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