ソニーのフラグシップスマホとなる「Xperia 1 VII」が2025年6月5日(木)に発売します!

今回の「Xperia 1 VII」は先代の1 VIをベースにスペックの強化がされて、とくに超広角カメラの強化によって画質が向上しただけではなくAIオートフレーミングなど新しい撮影スタイルも楽しめるようになりました。

というか、この超広角カメラがとても良いんですよね…!

ということで、Xperia 1 VIIの本体デザイン、サイズ、性能、カメラの画質などをレビュー。実際に使ってどうかメリット・デメリットも書いたので参考にしてください。

Xperia 1 VIIのメリット
  • 本体デザインがカッコいい & 軽量
  • 最大120Hzリフレッシュレートで滑らか操作
  • 画面輝度が明るく色味も良くなった
  • Snapdragon 8 Eliteでゲーム性能が向上
  • 全体的に電池持ちがとても良い
  • レスポンスの良いカメラシステムを搭載
  • カメラのシャッターボタンを搭載(使いやすい)
  • 超広角のセンサー大型化(1/1.56型)し画質向上
  • AIカメラワーク・オートフレーミングが便利
  • 1 VIよりも望遠カメラの画質が向上した
  • 内蔵スピーカー・イヤホンの音質がとても良い
  • 高音質コーデックaptX Adaptive / LDACに対応
  • 高音質はんだを使用した3.5mmジャックを搭載
  • OSアップデート最大4回(Android 19まで)
  • 6年間のセキュリティアップデート
Xperia 1 VIIのデメリット
  • 顔認証に対応していない
  • 望遠カメラのセンサーが小さい
  • 動画(4K60fps)の手ぶれ補正が弱い
  • Vlogモニター、外部モニター機能廃止
  • 端末価格が少し高め

商品貸出:ソニーマーケティング株式会社

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Xperia 1 VIIの特徴

Xperia 1 VIIは、6.5インチ有機ELディスプレイとSnapdragon 8 Eliteを搭載したフラグシップモデルのスマートフォンです。

Xperia 1 VIIの特徴
  • サイズ:6.5インチ有機ELディスプレイ
  • 解像度:2,340 × 1,080ピクセル(522ppi)
  • SoC:Snapdragon 8 Elite
  • メモリ:12 / 16 GB LPDDR5X
  • ストレージ:256 / 512 GB / 1TB(UFS 4.0)
  • 広角 × 1:48MP(1/1.35″)・ƒ/1.9
  • 超広角 ×0.7:48MP(1/1.56″)・ƒ/2.0
  • 望遠 × 3.5-7.2:12MP(1/3.5″)・ƒ/2.3-3.5
  • インカメラ:12MP(1/2.9″)・ƒ/2.0
  • 生体認証:サイドボタン式指紋認証
  • スピーカー:フロントステージスピーカー(ステレオ)
  • 充電:USB-C(30W) & ワイヤレス(15W)
  • 通信:Bluetooth 6.0、Wi-Fi 7、5G / 4G LTE
  • バッテリー:5,000mAh、防水防塵:IP68
  • NFC :Type A / B / Felica(おサイフケータイ)
  • サイズ:162 × 74 × 8.2 mm、重量:197 g
  • 発売日:2025年6月5日(木)
  • 価格:204,600円〜

基本的な仕様は先代のXperia 1 VIと大きな違いはないものの、画面がより明るくなって視認性が向上、SoCにSnapdragon 8 Eliteを採用し高負荷なゲームもより快適に遊べるようになりました。

デザインがいいですよね。ほんとカッコいい。

カメラは引き続き広角、超広角、光学ズームを搭載した望遠のトリプルカメラを搭載し、超広角カメラが48MP(1/1.56型)の高画素大型センサーを搭載し画質が大きく向上しています。

さらに、この超広角カメラは最短撮影距離も5cmと短くなって1 VIよりも寄って撮影できるので撮影の幅が広がったのも見逃せないポイントです。

望遠レンズを使ったテレマクロだけでなく超広角マクロも強くなって、しかも超広角マクロはオートフォーカス対応でテレマクロのようにマニュアルでピントを合わせる必要がないんですよね。

また、AIカメラワークやオートフレーミングといった新しい機能で動画撮影がより簡単に、楽しくできるようなシステムも搭載するなど思ってた以上に進化を感じます。

Xperia 1 VIIは、ソニー公式ストア、ドコモ、au、ソフトバンクで購入可能となっています。キャリア版は返却プログラムで実質費用を抑えながら使うことも可能です。

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Xperia 1 VII レビュー

本体デザイン・サイズ

Xperia 1 VIIは6.5インチの有機ELディスプレイを搭載しています。本体サイズは(162 x 74 x 8.2 mm )で重量が(197 g)とフラグシップモデルのわりに軽量なスマホとなっています。

意地でも200g以下は死守してほしいところ。(今後、望遠カメラが強化されたら厳しくなりそうな気がします..)

正面からの見た目は先代の1 VIとほぼ同じでフラットなパネルなのでスッキリとしたデザインで保護フィルムも貼りやすいと思います。

操作ボタンは本体右側にあって上から音量ボタン、サイドボタン(指紋認証センサー内蔵)、カメラシャッターボタンの順番となっています。

サイドフレームの形状はフラットな角張ったデザインとなっていますが、1 VIはフレームの角が段違いのがXperia 1 VIIは斜めにスライスされたエッジデザインを採用しています。

3世代前のXperia 1 III、PRO-Iと同じような形状ですね。エッジデザインになったことでサイドフレームの表面積が広がってシャッターボタンが大きくなって撮影しやすくなっています。

カメラのシャッターボタンですらカッコいいというね。細かいところのデザインにもこだわりを感じます。

背面パネルは非光沢なシボ付きガラス(Gorilla Glass Victus)を採用しています。

ザラザラとした手触りでスレッド入りのサイドフレームとの相乗効果で端末が滑りにくくて撮影しやすい端末に仕上がっています。なお、防水防塵規格はIP6X / IPX8に対応しています。

Xperia 1 VIIはカメラレンズが少し大きくなってますが、それに合わせてカメラプレートの土台の形状も変わっていて、角張ったフラット感のあるデザインになってるのがわかります。

ZEISS「T*(ティースター)コーティング」のロゴの位置も広角レンズの縁に移動するなど、細かいところにデザイン変更が施されてるようですね。

充電ポートはUSB Type-Cを採用し最大30Wの充電に対応しています。

カードスロットはいつも通り手動で開けることができるタイプでnanoSIMとmicroSDカード(最大2TBまで)を入れることが可能です。

本体左上に3.5mmヘッドフォンジャックを搭載し有線イヤホンもしっかり使える仕様は継続されてます。

本体カラーは「スレートブラック」、「モスグリーン」、「オーキッドパープル」の3色から選べます。

今回のモデル、なぜか「プラチナシルバー」がありません。

シルバー民はどうしろというのか。マジでシルバ系の色が廃止されたのは悲しみの極みですね。仕方がないのでモスグリーンをポチりました。

デザイン・サイズの評価
  • 本体デザインがカッコいい
  • 大画面で軽量なスマートフォン
  • カメラのシャッターボタンを搭載
  • 防水防塵 IP6X/ IPX8 に対応
  • マットで質感が高くて良い
  • 片手操作はしにくい大きさに

ディスプレイ:より明るくBRAVIAな色味に

Xperia 1 VIIは6.5インチのLTPO対応の有機ELディスプレイ(2,340 × 1,080ピクセル)を搭載し1-120Hz可変リフレッシュレート、黒幕を差し込むことによる240Hzの残像低減技術にも対応しています。

リフレッシュレートなどの仕様は先代の1 VIと変わらずですが、画面のピーク輝度が20%向上しています。

外の明るいところはもちろん、普段使いも画面が明るくなって動画などのコンテンツも見やすくカメラも視認性の良い画面で快適に撮影することも可能となっています。

また、画面上の照度センサーに加えて、リアカメラのライト隣に照度センサーを搭載し逆光における画面輝度の調整が上手になっています。

玄関で比較したものですが手前が暗くて奥が明るい逆光のシーンにおいてXperia 1 VIIは画面が明るく視認性が向上してます。リアカメラに搭載された照度センサーの効果は想像以上ですね。

また、Xperia 1 VIIのディスプレイはAIの技術を活用することでソニーのテレビ・BRAVIAの色味や美しさを再現。左からXperia 1 VII、1 VII、他社製スマホですがXperia 1 VIIが最もBRAVIAと近い色彩で表現できています。

画質設定の「おすすめ」、「カスタム」の「スタンダードモード」でBRAVIAの色彩を再現しています。同じスタンダードモードでもだいぶ色味が異なる感じになってます。

1 VIも同じくBRAVIAをベースとしてますが色味が1 VIIの方がより色鮮やかに表現できるようになっています。

Xperia 1 VIIはAIリマスタリング技術でBRAVIAの色彩を再現してるそうですが、1 VIと比べてもだいぶ色鮮やかになった感じがします。ちなみに、クリエイターモードに設定するとクリエイターが意図した表現も可能です。

なお、Xperia 1 VIIは(21:9)縦長ディスプレイではなく(19.5:9)の画面比率で片手操作は難しいスマホですが、サイドセンスを使って片手でアプリを切り替えたりが可能となっています。

サイドセンスからはアプリ切り替えだけでなく、小型ダッシュボードの表示、マルチウィンドウの切り替え画面などを呼び出しできます。カスタマイズもできるので自分好みの設定に調整ができるのは良いですよね。

ディスプレイの評価
  • 19.5:9で動画や電子書籍が見やすい
  • 1-120Hzリフレッシュレートに対応
  • 画面輝度が20%明るく視認性が向上
  • BRAVIAの色彩を正確に再現している
  • クリエイターモードで自然な色味も
  • サイドセンスで片手で操作できる
  • 解像度がFHD+が少し物足りない
  • 上下黒ベゼルがある

オーディオ:さらに音質が向上

Xperia 1 VIIの内蔵スピーカーは引き続きフルステージフロントステレオスピーカーを搭載し左右の音にズレのないクオリティの高いサウンドを楽しめますが、スピーカーユニットは先代の1 VIと同じとなっています。

1 V → 1 VIでスピーカーユニットが刷新されて低音域(70Hz-170Hz)の音圧レベルが20〜80%アップ、さらに高音域(10kHz)の音圧レベルも10〜25%向上しています。

Xperia 1 VIIはチューニングを重ねて同じユニットでありながらも低中域が10%ほど豊かになって高域のレンジも拡大してるそうです。

実際にスピーカーを聴き比べしたところ、たしかに低域がより深く鳴るように感じます。高域はそこまで差はないように思いますがボーカルの声のリアリティ、余韻の鳴り方はさすがといったところです。

また、Xperia 1 VIIは3.5mmヘッドフォンジャックの部品にウォークマンでも採用されてる金を含有した「高音質はんだ」を使って音の広がりや定位感が向上。さらに、出力ラインに高音質抵抗を採油して音の歪みを軽減し艶やかな音質を実現してるそうです。

この細かい部分に「高音質はんだ」を採用してるそうで、製造ラインは大変でしょうね。

実際に聴き比べをしてみました。

正直なところ、Xperia 1 VI → 1 VIIはそこまで大きな違いはなく「なくとなく音の空間・余韻が広くキレイになったかな?」って感じ。基本的にオーディオIC含めパーツはXperia 1 VIと同じなので聴き分けることができる人は凄いです。

ただ、Xperia 1 V → 1 VIIは明確に音質が良くなっています。オーディオICが刷新されてるだけあって、一つ一つの音がより分離していて音場が広くてボーカルや楽器の余韻もクリアになってるように聞こえます。

ワイヤレスイヤホンは高音質コーデックのaptX adaptive、LDAC、さらにLC3(LE audio)に対応してるのは従来と同じです。ただ、Xperia 1 VIIは送信出力が最大2倍高くなって接続安定性が向上、移動中に音飛びが少なくなるのは嬉しい進化です。

また、圧縮音源をハイレゾ相当の高音質にアップスケーリングする「DSEE Unlimited」はXperia 1 VIIも健在で、AI技術を活用することで高音域の表現力が向上しています。

Xperiaって他のスマホよりも明らかにイヤホンの音質が良いと感じますが、この辺りのアップスケーリング機能が活きてる感じなんでしょうね。ハイレゾ音源を用意するのは結構大変ですが、YouTube Musicなどの圧縮音源も良い音で楽しめます。

オーディオの評価
  • フロントステレオスピーカーを搭載
  • チューニングで音質がさらに良くなった
  • LDAC、aptX Adaptiveに対応している
  • AI技術でDSEE Ultimateがさらに高音質に
  • 接続性能が2倍向上し途切れにくくなる
  • 3.5mmジャックに高音質はんだを採用
  • デメリットなし

SoCのスペックと性能

Xperia 1 VIIのSoC(システムオンチップ)はSnapdragon 8 Eliteを搭載し、メモリとストレージはキャリア版が(12GB / 256GB)、SIMフリー版が(12GB / 256GB)、(12GB / 512GB)、(16GB / 512GB)から選べます。

機種Xperia 1 VIIXperia 1 V
SoCSnapdragon 8 EliteSnapdragon 8 Gen 3
CPUOryon V2 Phoenix L × 2
Oryon V2 Phoenix M × 6
Cortex-X4 × 1
Cortex-A720 × 5
Cortex-A520 × 2
GPUAdreno 830Adreno 750
メモリ12 / 16 GB LPDDR5X
ストレージ256 / 512GB
外部ストレージmicroSD(最大2TB)microSD(最大1.5TB)
バッテリー5,000mAh
充電USB Type-C(最大30W)
ワイヤレス(最大15W)

Snapdragon 8 EliteはCPUがクアルコムが独自開発したコアに変更となり処理性能が大きく向上しています。GPUの性能も向上し高負荷なゲームも安定的に遊ぶことが可能となりました。

Antutu(v10)のベンチマークのスコアです。

3D mark(Solar Bay)です。

フレームレートはXperia 1 VII(21-53fps)、Xperia 1 VI(6-38fps)となっていて、グラフィック性能が大きく向上してることが確認できます。

バッテリー消費量はXperia 1 VII(10%消費)、Xperia 1 VI(11%消費)と性能を上げつつ電池持ちが向上してるのは素晴らしいですね。ゲームが捗ります。

安定性も高くなっておりXperia 1 VII(63.5%)、Xperia 1 VI(48%)と長時間プレイも快適に遊べそうですね。

これだけの処理性能を持ったSoCを搭載してるので、ブラウジングやSNSなどちょっとした使用用途においてはストレスなく動かすことができます。

Xperia 1 VIIは引き続きサイドボタン式指紋認証を搭載してますが、認証速度が速くなっています。

SoCの処理性能が向上した恩恵なのか、「押し込み式指紋認証」が廃止になったことによる高速化なのかは不明ですが認証速度が速くなってるのはいい進化ですね。

また、Snapdragon 8 Eliteを搭載したことでグラフィック性能も大きく向上し高負荷なゲームも長時間安定的に動作できるようになました。

鳴潮を最高画質60fpsで動作を動画で比較しています。(前半が1 VI、後半が1 VIIで動作してます。)

ちょっとプレイした程度においても先代の1 VIは45fpsまでレートが落ちるのに対して、Xperia 1 VIIは50fps以下にレートが落ちることはありません。長時間プレイになると発熱による処理性能低下が見られますが、かなり粘り強くなった印象です。

端末発熱:ベイパーチャンバーを採用

Xperia 1 VIIは引き続き熱拡散シートとベイパーチャンバーを内蔵していますが、大きさや配置は先代の1 VIからとくに変更はありません。

ベイパーチャンバーによってSoCからの発熱を上手く放熱、分散してSnapdragon 8 Eliteが過度に熱くならないようにしっかりと設計されています。

鳴潮をプレイ時に端末の発熱を計測するとXperia 1 VIは最高温度が40.9℃、Xperia 1 VIIは38.6℃と発熱を抑えられています。

Xperia 1 VII 端末発熱
Xperia 1 VII
Xperia 1 VI 端末発熱
Xperia 1 VI

Snapdragon 8 Eliteの方が発熱を抑えられてるのかもしれませんね。グラフィック性能を向上させつつ発熱を抑えて、電池持ちも維持できてるので電力効率も考慮されてるのでしょう。

電池持ち:長く使えるバッテリーライフ

Xperia 1 VIIのバッテリー容量は1 VIと同じ5,000 mAhと同じでが、実際にどれくらい電池持ちが異なるのかXperia 1 VIと比較してみました。

バッテリー容量
モデル Xperia 1 VII Xperia 1 VI
容量 5,000 mAh 5,000 mAh
YouTube 60分 83 → 76%:7%消費 81 → 74%:7%消費
原神:高30 30分 91 → 86%:5%消費 85 → 80%:5%消費
原神:最高6 30分 85 → 76%:9%消費 79 → 68% 11%消費
鳴潮:最高60 30分 76 → 67%:10%消費 60 → 50%:10%消費
メメントモリ 30分 48 → 44%:4%消費 65 → 61%:4%消費
8時間待機 59 → 56%:3%消費 79 → 79%:3%消費
充電 USB-C(PD3・PPS)30W
Qi(ワイヤレス充電)

Xperia 1 VIIはバッテリーの新しい機能として「処理性能の効率化」が追加されています。ブラウザなどスクロールをメインとしたアプリを自動判別して処理性能を効率化して電力を削減する機能です。

これによって、普段使いの電力効率を向上させて端末の電池持ちの向上を図ってるようです。Xperia 1 VIIは1回の充電で2日持つロングバッテリーを謳ってますがこのような技術を組み合わせて実現してるのでしょう。

SoC・電池持ちの評価
  • 高性能なSnapdragon 8 Eliteを搭載
  • グラフィック性能が向上しゲームに強い
  • 性能を上げつつ電池持ちは維持してる
  • 「処理性能の効率化」で電力効率を向上
  • 充電出力が30Wと低い(実用で問題なし)

カメラ:超広角カメラの画質が向上

Xperia 1 VIIのリアカメラは広角、超広角、望遠のトリプルカメラと構成は1 VIと同じですが、超広角カメラが48MP(1/1.56型)の高画素大型センサーになって画質が大きく向上します。

機種 Xperia 1 VII Xperia 1 VI
広角 光学1倍(24mm)
48MP(1/1.35型)・F/1.9
2層トランジスタ画素積層型CMOSイメージセンサー
Exmor T for mobile
超広角 光学0.7倍(16mm)
48MP(1/1.56型)・F/2.0
超広角マクロ対応
光学0.7倍(16mm)
12MP(1/2.55型)・F/2.2
超広角マクロ対応
望遠 光学3.5-7.2倍(85-170mm)
12MP(1/3.5型)・F/2.3-F3.5
最大デジタルズーム21.3倍
テレマクロ対応
インカメラ 12MP・F/2.2
動画 4K@30/60fps, 1080p@30/60fps、HDR10+

超広角カメラに1/1.56型の大型センサーを搭載したことで、広角カメラとの画質の差が少なく被写体に寄った時に自動的に超広角マクロに切り替わっても違和感なく撮影できます。

広角カメラで撮影して…

最短撮影距離ギリギリまでいくと自動的に超広角マクロに切り替わりますが、画質に大きな差がないので、更に寄っても違和感ないのでカメラの切り替わりを気にすることなく撮影ができるんですよね。

また、超広角マクロの最短撮影距離が(7cm → 5cm)になって被写体に寄れるようになって撮影の幅が広がります。先代の1 VIは超広角マクロと言いつつも7cmまでしか寄れないので意外と撮影しにくかったんですよね。

Xperia 1 VIIは5cmまで寄って撮影ができるので被写体を大きく迫力のある画角で撮影することが可能でセンサーサイズが大きいので背景のボケ感もしっかり表現することができます。

広角カメラと同じ雰囲気で超広角マクロで撮影できる感じなので、超広角と広角の境目を気にすることなくシームレスに撮影できるイメージでしょうか。

以下、超広角マクロで撮影した作例です。

暗所で撮影条件が悪いところでもセンサーが大きいのでしっかり撮影が可能でノイズも少なく雰囲気も作り出すことができます。超広角カメラでここまでしっかり撮影できるとは思ってなかっただけに驚きです。

もちろん、マクロ撮影ではなく普通に超広角カメラで撮影する場合においても画質は良くなっています。ビルの外壁を撮影してみてみました。

赤枠のところを拡大していくと1 VIは「MAP」と書かれた部分が色収差が発生してますが、Xperia 1 VIIは色収差が出ることなく全体的に解像感の高い画質となっています。

明暗のあるシーンの表現が上手くなった感じがします。

暗所撮影においてもノイズが少なくキレイに撮影可能です。

Xperia 1 VIIと1 VIで比較しました。

色味がXperia 1 VIIの方が暖かい感じになっていて解像感も向上しています。

ぱっと見た感じだと大きな差はないので風景を撮影するくらいだったら1 VIでも良さそうな感じです。

とはいえ、部分拡大してくとXperia 1 VIIの方が解像感が高くてノイズが少なくなるので全体的に艶のある写真に仕上がります。

スマホの小さい画面だと差は分かりにくいですが、パソコンの大画面モニターで写真を見返した時に違いを感じることができると思います。なによりも広角カメラとの画質差が少なくなって「今、この画角だからこのレンズを使おう」と気にすることなく撮影できるのは大きなメリットになりそうです。

カメラ:望遠カメラの画質も向上

Xperia 1 VIIの望遠カメラは先代の1 VIとスペックとしては変わらずですが、レンズの精度が向上したのが画質が向上しています。

解像感が向上してるのが分かります。ペリスコープ望遠カメラは背景のボケ感が硬めなので「ぼけ効果」を追加して撮影するのがおすすめです。

得意不得意な被写体はありますが、ボケ量を少なめに設定することで違和感のない仕上がりにできます。ちなみに、1 VIは「ぼけ効果」を使うと白トビもありましたがXperia 1 VIIは改善されてます。

動物園で動物たちを望遠カメラで撮影しましたが、望遠カメラの画質はやっぱ良くなってます。

色味も良くなった感じがします。

ボケ効果を追加して哀愁漂うカンガルーを撮影しました。

暗所撮影においても画質向上を感じることができます。

引き締まった画質になって解像感が向上しています。

最大7.1倍(170mm)の光学ズームを搭載しています。

こちらも画質が向上し白トビもしにくくなってるようです。

望遠カメラ + デジタルズーム10倍はこんな感じ。

最大ズームは21.3倍(510mm)となっています。

意外とノイズも少なく使えそうな感じですよね。また、望遠カメラは手ぶれ補正が先代の1 VIよりも効くようになっていて微ブレも少なく撮影がしやすくなったように感じます。

Xperia 1 VIIの望遠カメラのセンサーは3世代前のXperia 1 IVから同じ(1/3.5型)の小さいセンサーを採用してますが、レンズの改良によって世代を重ねるごとに画質は間違いなく向上しています。

カメラ:広角も画質向上してるかも

Xperia 1 VIIの広角カメラは48MP(1/1.35型)の「2層トランジスタ画素積層型CMOSイメージセンサー」を引き続き採用。2世代前の1 Vと同じスペックですがレンズ性能は向上してるようです。

RAW撮影で比較します。

露出オーバーにすると…

先代の1 VIはレンズの跡のようなものが浮き出てるのに対してXperia 1 VIIは抑えることができます。色味や解像感も良くなってるように見えます。

Photoshopの自動調整で仕上げるとこんな感じです。

解像感、色味ともにワンランク上の仕上がりになっています。

広角カメラで撮影した作例をいくつか置いておきます。

カメラ:UIが使いやすくなった

Xperia 1 VIIのカメラアプリはモード切り替えのカスタマイズができるようになっています。

例えば、従来までは「テレマクロ」は「その他」の項目に入ってたのを移動させることで「写真」の隣に表示させることができます。

他にも「48MP」モードを並べたりと、よく使う機能を画面下の項目に並べることができるので使い勝手が良くなるので自分好みに調整して使うことができます。

あと、細かいところですが「クリエイティブルック」の表記が横長になって「Nostalgic」が「Instant」に、「Bright」が「Soft Highkey」に変わりました。

また、Xperia 1 VIIは「ウルトラHDR」に対応しました。

広角、超広角、望遠の全カメラで対応し、シーンに応じて明暗の表現が豊かになってHDR対応モニターで表示させることで明るく臨場感のある写真表示が可能となっています。

Xperia 1 VIIではGoogle Photoでの表示に対応してますが、MacのFinder、プレビューでも表示可能でMacBook Pro 14インチなどで「ウルトラHDR」の表示ができるようになっています。

カメラ:AIカメラワークなどが新しい

Xperia 1 VIIは新機能として被写体を常に真ん中に捉え続けることができる「AIカメラワーク」を使って動画撮影ができます。フルHD30fpsの撮影になりますが手ぶれ補正も通常モードよりも強力で自然なポートレート撮影が可能です。

さらに、全体の映像と被写体にズームして記録できる「オートフレーミング」の撮影も対応しました。スマホの画面を見ながら撮影するのではなく、実際のお子さんを見ながらXperiaを構えるだけで撮影ができるというもの。

「AIカメラワーク」「オートフレーミング」ともに広角と超広角カメラで撮影が可能となっています。どんな感じで撮影ができるのかを動画で実際に試しています。

48MPの高画素センサーだからこそ可能になった機能ですよね。「オートフレーミング」は少し離れていてもクローズアップして追い続けてくれるので撮影がしやすいと思います。

ただし、解像度はフルHD 30fpsでの撮影となるので画質を優先するなら通常モードでの撮影をするのがいいでしょう。

カメラの評価
  • カメラ全体で画質が向上した
  • 超広角マクロがとてもキレイに撮影できる
  • AIカメラワークで被写体を中央に
  • オートフレーミングで被写体を追い続ける
  • Creative lookで雰囲気ある撮影ができる
  • S-Cinetoneで雰囲気ある動画が撮れる
  • テレマクロモードがAFに対応してない
  • 望遠のセンサーサイズが先代と同じまま
  • AIカメラワークがフルHD30fpsまで
  • オートフレーミングがフルHD30fpsまで

Xperia 1 VII 端末価格

Xperia 1 VIIはソニー公式のSIMフリモデル、キャリア版としてドコモ、au、ソフトバンクから購入できます。

Xperia 1 VII 端末価格
  • 12GB/256GB:204,600円
  • 12GB/512GB:218,600円
  • 16GB/512GB:234,600円
  • ドコモ:236,830円
  • au:229,900円
  • ソフトバンク:247,680円

キャリア版は12GB/256GBモデルで少し割高ではありますが、返却プログラムを使って2年間で13万円前後でXperia 1 VIIを使うことができるので定期的に機種変更していくならキャリアで購入するのが良さそうです。

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Xperia 1 VII レビュー:まとめ

Xperia 1 VIIのメリット
  • 本体デザインがカッコいい & 軽量
  • 最大120Hzリフレッシュレートで滑らか操作
  • 画面輝度が明るく色味も良くなった
  • Snapdragon 8 Eliteでゲーム性能が向上
  • 全体的に電池持ちがとても良い
  • レスポンスの良いカメラシステムを搭載
  • カメラのシャッターボタンを搭載(使いやすい)
  • 超広角のセンサーが大型化(1/1.56型)し画質向上
  • AIカメラワーク・オートフレーミングが便利
  • 1 VIよりも望遠カメラの画質が向上した
  • 内蔵スピーカー・イヤホンの音質がとても良い
  • 高音質コーデックaptX Adaptive / LDACに対応
  • 高音質はんだを使用した3.5mmジャックを搭載
  • OSアップデート最大4回(Android 19まで)
  • 6年間のセキュリティアップデート
Xperia 1 VIIのデメリット
  • 顔認証に対応していない
  • 望遠カメラのセンサーが小さい
  • 動画(4K60fps)の手ぶれ補正が弱い
  • Vlogモニター、外部モニター機能廃止
  • 端末価格が少し高め

Xperia 1 VII どんな人におすすめ?

では、Xperia 1 VIIはどんな人におすすめかまとめました。

どんな人におすすめ?
  • 大画面な軽量スマホが欲しい
  • 高負荷ゲームを快適にプレイしたい
  • カメラもオーディオにこだわりたい
  • 自然な写真・動画撮影をしたい
  • 超広角マクロに挑戦したい
  • バッテリー持ちを重視したい

大画面フラグシップモデルで軽量スマホなモデルが欲しいならXperia 1 VIIはおすすめ。先代の1 VIよりは重くなったとはいえ200g以下を死守し、Snapdragon 8 Eliteで高負荷なゲームも快適にプレイ可能です。

また、カメラもだいぶ良くなってきて全カメラの画質が向上してるのはもちろんですが超広角カメラが48MP(1/1.56型)の高画素大型センサーになってマクロ撮影が強くなったのは大きいです。

広角と超広角カメラの画質差が少なくなって切り替わりを気にすることなくシームレスに撮影がしやすくなったので、超広角カメラを活用したいならXperia 1 VIIはいいかもしれませんね。

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