Xiaomi 15 Ultraが2025年3月18日(火)に発売しました!Xiaomi 15 UltraはLEICAと共同開発をしたカメラを搭載したXiaomiのフラグシップモデルで、今回はグローバルモデルとほぼ同時期に発売ということでスピード感が上がってきました。

この記事では、Xiaomi 15 Ultraの本体デザイン、サイズ、性能、カメラの画質などをレビューしました。実際に使ってどうかメリット・デメリットも書いたので参考にしてください。

Xiaomi 15 Ultraのメリット
  • レザー調ボディで質感が高い
  • 大画面ディスプレイで画面が見やすい
  • 最大120Hzリフレッシュレートで滑らか操作
  • 顔 + 画面内指紋認証(超音波)で快適に使える
  • 発熱しにくくなって電池持ちが向上
  • LEICAカメラをスマホで楽しめる
  • 1型センサーでコンデジ並みの撮影ができる
  • 3倍フローティング望遠でテレマクロ撮影可能
  • 全体的に解像感の高い写真撮影が楽しめる
  • Photography Kitでカメラとして使える
  • 高音質コーデックaptX Adaptive / LDAC対応
Xiaomi 15 Ultraのデメリット
  • 本体サイズは大きい
  • 本体の重量が重くなった
  • カメラの雰囲気は14 Ultraの方がいい?
  • microSDカードに対応していない
  • おサイフケータイ(Felica)非対応
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Xiaomi 15 Ultraの特徴

Xiaomi 15 Ultraは、6.73インチ有機ELディスプレイとSnapdragon 8 Eliteを搭載した大画面フラグシップのスマートフォンです。

Xiaomi 15 Ultraの特徴
  • サイズ:6.73インチ有機ELディスプレイ
  • 解像度:3,200 × 1,440ピクセル(522ppi)
  • SoC:Snapdragon 8 Elite
  • メモリ:16GB LPDDR5X
  • ストレージ:512GB / 1TB(UFS 4.1)
  • LEICAクアッドカメラシステム
  • 広角 ×1:50MP(1/0.98型 / LYT-900)・ƒ/1.63
  • 超広角 ×0.6:50MP(1/2.76″ ISOCELL JN5)・ƒ/2.2
  • 望遠 ×3:50MP(1/2.51″ IMX858)・ƒ/1.8
  • 望遠 ×4.2:50MP(1/1.4″ ISOCELLHP9)・ƒ/2.6
  • インカメラ:32MP(1/3.14″)・ƒ/2.0
  • 生体認証:顔 + 画面内指紋認証(超音波)
  • スピーカー:ステレオ、Dolby Atmos対応
  • 充電:USB-C(90W) & ワイヤレス(80W)
  • 通信:Bluetooth 5.4、Wi-Fi 7、5G / 4G LTE
  • バッテリー:5,410mAh、防水防塵:IP68
  • NFC :Type A/B
  • サイズ:161.3 × 75.3 × 9.48 mm 重量:229 g
  • 発売日:2024年3月18日(火)
  • 価格:179,900円(期間限定 Photography Kit付き)

Xiaomi 15 Ultraは筐体サイズが大きいスマホですが本体デザインがラウンドフォルムになってるので手に馴染むスタイルです。

画面が大きく動画や電子書籍が見やすくゲームも快適にプレイ可能で画面輝度も最大3,200nitsと明るく外での視認性もいいのであらゆるシーンで快適に使えるスマートフォンです。

Xiaomi 15 Ultraは引き続きLEICA共同開発のクアッドカメラを搭載し、広角カメラが1/0.98型(Sony LYT-900)の大型センサーを採用しています。

光学3倍望遠カメラが1/2.51型(Sony IMX858)、光学4.2倍望遠カメラが1/1.4型(ISOCELLHP9)のデュアル望遠カメラ仕様ですが、高倍率側の望遠カメラが2億画素の高画素大型センサーになってズーム時の画質が向上しています。

全体的に解像感の高い画質になって先代のXiaomi 14 Ultraとは少し表現が変わった感じですが、LEICAスタイルの「Authentic」を組み合わせることで雰囲気ある写真撮影が気軽に楽しめます。

また、グリップ形状のPhotography Kitを組み合わせると物理シャッターボタンを使っての撮影が可能です。

特典で貰える(4月15日まで)のがレッドカラーのみなのでかなり派手ですね。海外版はホワイトがあったりするのでそれが欲しい…。

とはいえ、今回のPhotography Kitは親指サムレストやレリーズボタンを装着可能で、持ち心地が本物のカメラのように使えます。

端末自体は大きくなるのでスマホとしては使いにくくなりますがカメラとしての利便性は向上します。

Xiaomi 15 Ultraは2025年3月18日(火)にPhotography Kit付き(期間限定)で179,900円で発売しました。IIJmioでは194,800円で販売、MNPのりかえで154,800円で購入可能です。

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Xiaomi 15 Ultra レビュー

本体デザイン・サイズ

Xiaomi 15 Ultraは6.73インチの大画面なラウンドフォルムスタイルの有機ELディスプレイを搭載、背面パネルも少し丸みがあって手に馴染むスタイルを採用しています。

正面からの見た目は先代の14 Ultraとほぼ同じですね。ラウンドフォルムパネルですが最初から保護フィルムが貼り付けられて安心感はあります。

操作ボタンは本体右側に集約されてサイドボタンはギザギザ加工が施されてオシャレ感のあるスタイルです。先代の14 Ultraよりもボタンが大きくなっています。

サイドフレームはマット調の高強度6M42統合高強度アルミニウムを採用。高強度アルミニウムですが、意外と柔らかく開封して速攻に凹んでしまいました。

小さいですが開封して数分で凹んだのはツライ。アルミニウムって柔らかい金属なので期待してはいけません。凹みとか気になるなら同梱のクリアケースをすぐに装着して使うのがおすすめです。

クリアケースなのでXiaomi 15 Ultraのシルバークロームのデザインを損なうことなく使えるのは魅力ですよね。

本体カラーはホワイト、ブラック、シルバークロームの3色から選ぶことができます。

シルバークロームは航空機グレードの新ガラスファイバーとPUレザーの組み合わせのツートンカラーデザインに。カメラスマホに相応しい見た目ですよね。

「Ultra」の証もあります。

Xiaomi 15 Ultraのリアカメラは先代の14 Ultraよりもサイズアップしケースなしで使うとその違いを感じます。

本体サイズ・重量
  • Xiaomi 15 Ultra:161.3 × 75.3 × 9.48 mm、229 g
  • Xiaomi 14 Ultra:161.4 × 75.3 × 9.2 mm、219.8 g

本体が分厚くなって重量も10gほど重くなったのも重量感が増した要因となっています。カメラ部分が大きいので手で持った時に重心が上にあるので少し重さを感じてしまうかもしれません。

本体下にカードスロット(nanoSIM ×2)、USB TypeーCを搭載しています。

(nanoSIM × nanoSIM)だけでなく(nanoSIM + eSIM)のデュアル通信環境の構築も可能です。充電ポートの最大出力は同梱の電源アダプタとケーブルを使烏ことで90Wの急速充電に対応しています。

あっという間に充電が完了するのでバッテリー残量がない時もサクッと充電できるのはありがたいですよね。ただ、90W急速充電ばかりしてるとバッテリーの劣化が速くなるので基本的には30〜40W前後の電源アダプタを使うのがおすすめです。

カメラキットでカメラになる

購入特典のカメラキットを使うことでスマホであるXiaomi 15 Ultraをカメラとして使うことができます。

普通にケースとしても利用可能で…

グリップを取り付けることでカメラスタイルで写真・動画撮影が可能です。

Xiaomi 15 Ultraのカメラキットは親指サムレストを装着できるので圧倒的に構えやすくなりました。

さらに、シャターボタン部分にレリーズも装着可能です。

完全にカメラですよね。

カメラリングも交換可能で赤色から黒色にすることも可能。さらに、フィルターを装着するためのリングもあるのでフィルターを使って撮影したい人には堪らないキットです。

カメラグリップはIP54の防滴仕様になって、バッテリー容量が2,000mAhに増えました。

14 Ultraのカメラグリップは1,500mAhで電池がすぐに減ってしまう印象があったのが、Xiaomi 15 Ultraのカメラグリップはかなり改善された感じがあります。

レスポンスも良くなってシャッターボタン長押しからカメラアプリの起動がミスする確率も減ったのでシャッターチャンスを逃すことなく素早く撮影が可能となっています。

デザイン・サイズの評価
  • シルバークロームのカメラデザインがGood
  • 純正保護フィルムの質が高くて快適
  • クリアケースが付属している
  • カメラキットでカメラとして使える
  • 端末サイズは大きめ
  • カメラ部分の高さがあってデカい
  • 重心が端末奥になって重く感じる

ディスプレイ:明るくて視認性が良い

Xiaomi 15 Ultraは6.73インチの有機ELディスプレイを搭載しています。ラウンドパネルでベゼルの幅を四辺1.38mmになって画面占有率も94%と高く没入感の高いディスプレイです。

解像度はWQHD+(3,200 × 1,440ピクセル)に対応しています。デフォルトはバッテリー持ちも考慮してFHD+(2,400 × 1,080ピクセル)ですが高精細な表示が可能となっています。

画面のピーク輝度は最大3,000nitsと明るく視認性良好です。

太陽下における撮影も見やすいものとなっています。カメラの撮影にこだわったスマホなので画面が明るいのは大きなメリットになります。

Xiaomi 15 Ultraは顔認証だけでなく画面内指紋認証に対応しています。

先代の14 Ultraは光学式だったのがXiaomi 15 Ultraは超音波式画面内指紋認証に変更になったことで、指をそっと触れただけで素早く認証できるようにまりました。体感で認証速度がかなり向上しています。

また、最初から保護フィルムが貼られてます。しかも、フィルムの質感が良くて指紋つきにくくて滑りもいいので純正の保護フィルムを売って欲しいくらいですね…!

解像度は3,200 × 1,440ピクセル(522ppi)で標準設定はFHD+(2,400 × 1,080ピクセル)です。リフレッシュレートは1〜120Hzに対応、タッチサンプリングは300Hzです。

さらに、「AI画像エンジン」に対応し動画を解像度をアップスケーリングする「超解像ビデオ補正」、フレーム補完ができる「MEMC」、静止画の解像度を上げる「AI画像補正」、白トビを抑えてくれる「AI HDR補正」に対応しています。

もちろん、読書モードによるテクスチャー機能や色温度補正機能などしっかり搭載しています。

テクスチャを当てることでKindleなど電子書籍も読みやすくなるのでおすすめです。

ディスプレイの評価
  • 画面が大きく没入感が高い
  • 1 – 120Hzリフレッシュレート対応
  • 超音波式画面内指紋認証で速度向上
  • 画面輝度が高くて視認性が良い
  • AI画像エンジンで高画質
  • 読書モードのテクスチャモードが見やすい
  • 最初から貼ってある保護フィルムの質が高い
  • エッジディスプレイが好き嫌いある

オーディオ:ステレオスピーカーを搭載

Xiaomi 15 Ultraはステレオスピーカーを搭載しています。音質は普通に良くて全体的にクリアなサウンドですが、低音は少し弱めとなっています。

Dolby Atmosにも対応しイコライザーも搭載してるので自分好みのサウンドに調整も可能です。ただ、Xiaomi 15 Ultraは「Xiaomiサウンド」に設定した方が音質が良くなる傾向はあります。

3.5mmヘッドフォンジャックは非搭載なので基本的にワイヤレスイヤホンを使うことになりますが、高音質コーデックはaptX Adaptive、LDAC、LHDCと幅広く対応しています。

さらに、Qualcomm XPANに対応しWi-Fi接続ができるXiaomi Buds 5 Proで異次元のイヤホン体験が可能です。BluetoothではなくWi-Fiで接続し最大4.2Mbpsのロスレス再生が可能。対応イヤホンは限定されますが音質がめちゃくちゃいいです。

オーディオの評価
  • ステレオスピーカー搭載
  • イコライザー調整が可能
  • 高音質コーデック・aptX Adaptive / LDACに対応
  • Qualcomm XPANに対応
  • スピーカーの音質は低音域が少し弱い
  • 3.5mmヘッドフォンジャック非搭載

性能:Snapdragon 8 Eliteでゲームも快適

SoC(システムオンチップ)はTSMC 3nmプロセスの「Snapdragon 8 Elite」を搭載しています。

機種Xiaomi 15 UltraXiaomi 14 Ultra
SoCSnapdragon 8 EliteSnapdragon 8 Gen 3
CPUOryon V2 Phoenix L × 2
Oryon V2 Phoenix M × 6
Cortex-X4 × 1
Cortex-A720 × 5
Cortex-A520 × 2
GPUAdreno 830Adreno 750
メモリ16 GB LPDDR5X
ストレージ512GB / 1TB
バッテリー5,410mAh5,000mAh
充電USB Type-C(専用電源アダプタで最大90W)
ワイヤレス(専用充電器で最大80W)

Snapdragon 8 EliteはCPUがクアルコムが独自開発したコアに変更となって全体的に処理性能が大きく向上しています。GPUの性能も向上し高負荷なゲームも安定的に遊べるようになりました。

Antutu(v10)のベンチマークのスコアです。

3D mark(Solar Bay)です。フレームレートはXiaomi 15 Ultra(24-41fps)、Xiaomi 14 Ultra(19-33fps)とグラフィック性能が大きく向上しています。

バッテリー消費量はXiaomi 15 Ultra(13%消費)、Xiaomi 14 Ultra(16%消費)と性能を上げつつ電池持ちが向上しています。この差は大きいです。

Xiaomi 15 Ultraは全体的に処理性能が向上し発熱による処理落ちしても14 Ultraのハイスコアよりも数値が高くなってるので、高負荷なゲームも長時間安定的にプレイすることができるスペックとなっています。

高性能なSoCを搭載してるので、ブラウジングやSNSなどちょっとした使用用途においてはストレスなく動かすことができます。

また、Snapdragon 8 Eliteを搭載したことでグラフィック性能も大きく向上し高負荷なゲームも長時間安定的に動作できるようになました。

鳴潮を最高画質60fpsで動作を動画で比較しています。(前半:Xiaomi 14 Ultra、後半:Xiaomi 15 Ultra)

ちょっとプレイした程度においても先代の14 Ultraは35fpsくらいにレートが落ちるのに対して、Xiaomi 15 Ultraは55fps以下に落ちることはありません。3D markベンチマークを回した後でこれだけ安定しているのでいかにSnapdragon 8 Eliteの処理性能が高いことが伺えます。

端末発熱:3Dベイパーチャンバーを採用

Xiaomi 15 Ultraは3DデュアルチャネルIceLoopシステムを採用しています。ベイパーチャンバーによってSoCからの発熱を上手く放熱分散して高負荷なゲームを長時間プレイも安定した動作を得ることが可能です。

先代の14 UltraもデュアルチャネルIceLoopシステムを採用してましたが、3Dになってさらに放熱性能が高くなりました。鳴潮プレイ時はXiaomi 14 Ultraは最高温度が45.7℃、Xiaomi 15 Ultraは42.7℃と発熱を抑えることができています。

Xiaomi 15 Ultra
Xiaomi 14 Ultra

3℃も発熱を抑えてるのは大きいですよね。Snapdragon 8 Eliteは3Dグラフィックの性能が向上していますが、放熱性能も高くなったことで原神や鳴潮といった高負荷ゲームも安定的に遊べるようになっています。

電池持ち:バッテリーが長く持つように

Xiaomi 15 Ultraのバッテリー容量は同じ5,410mAhと5,000mAhから容量が増えてます。実際にどれくらい電池持ちが異なるのかX14 Ultraと比較してみました。

バッテリー容量
モデル Xiaomi 15 Ultra Xiaomi 14 Ultra
容量 5,410 mAh 5,000 mAh
YouTube 60分 66 → 61%:5%消費 67 → 57%:10%消費
原神:高30 30分 59 → 54%:5%消費 54 → 46%:8%消費
原神:最高6 30分 53 → 44%:9%消費 46 → 31% 15%消費
鳴潮:最高60 30分 77 → 66%:11%消費 93 → 77%:16%消費
メメントモリ 30分 57 → 52%:5%消費 86 → 80%:6%消費
8時間待機 63 → 60%:3%消費 73 → 68%:5%消費
充電 USB-C:90W
ワイヤレス:80W(専用機器が必要)

電池持ちがかなり良くなっています。とくに高負荷なゲームの電池持ちが向上していてゲームを遊ぶ人にとっては嬉しい進化です。バッテリー容量が増えただけでなく、SoCが電力効率の良いSnapdargon 8 Eliteを採用しバッテリーライフが長くなったのかもしれません。

SoC・電池持ちの評価
  • 高性能なSnapdragon 8 Eliteを搭載
  • グラフィック性能が向上しゲームに強い
  • 性能を上げつつ電池持ちが良くなった
  • 全体的に発熱がしにくくなった
  • とくになし

カメラ:LEICAと共同開発のクアッドカメラ

Xiaomi 15 UltraのリアカメラはLEICAと共同開発した広角、超広角、デュアル望遠のクアッドカメラを搭載、レンズはSummiluxを採用しています。

機種 Xiaomi 15 Ultra Xiaomi 14 Ultra
広角 光学1倍(23mm)
50MP(1型 / LYT-900)・ƒ/1.6
光学1倍(23mm)
50MP(1型 / LYT-900)・ƒ/1.63 – 4.0
超広角 光学0.5倍(12mm)
50MP(1/2.76型 / ISOCELL JN5)・ƒ/1.8
超広角マクロ対応
光学0.5倍(12mm)
50MP(1/2.51型 / IMX858)・ƒ/1.8
超広角マクロ対応
望遠① 光学3倍(70mm)
50MP(1/2.51型 / IMX858)・F/1.8
テレマクロ対応
光学3.2倍(75mm)
50MP(1/2.51型 / IMX858)・F/1.8
テレマクロ対応
望遠② 光学4.2倍(100mm)
200MP(1/1.4型 / ISOCELL HP9)・F/2.6
最大120倍デジタルズーム
光学5倍(120mm)
50MP(1/2.51型 / IMX858)・F/2.5
最大120倍デジタルズーム
インカメラ 32MP(1/3.14型)・F/2.0
動画 8K@30fps, 4K@30/60fps, 1080p@30/60fps、HDR10+

広角カメラは50MP(1型 / LYT-900)と変わらずですが可変絞りが廃止されて固定絞りレンズに。超広角カメラは画素数は5,000万画素と変わらずでセンサーがIMX858からISOCELL JN5とサイズが小さくなりました。

さらに、望遠カメラ①が3.2倍から3倍に倍率がスペックダウンとも見れる変更となっていますが、その代わりに望遠カメラ②が2億画素(1/1.4型)の高画素大型センサーを搭載し高倍率ズームに非常に強くなっています。

高倍率望遠カメラのセンサーが大きくするために超広角のセンサーを小さくするなど微調整が入ったのでしょう。ペリスコープ望遠カメラで1/1.4型はとにかく大きいセンサーを搭載しています。

また、Xiaomi 15 Ultraは「13チャンネルマルチスペクトルセンサー」を搭載したことで正確で鮮明な色再現ができるようになっています。

望遠4.2倍カメラ:高倍率ズームが高精細に

Xiaomi 15 Ultraの光学4.2倍望遠カメラのスペックは2億画素(1/1.4型)・F/2.6と高画素大型センサーでとにかく高精細に撮影が可能です。

こちらは10倍ズームで撮影した画像ですが解像感が高くて雰囲気のある写真に仕上がってます。

Xiaomi 15 Ultra光学4.2倍望遠カメラのデジタルズーム5倍と14 Ultraも光学5倍望遠カメラで比較しても15 Ultraの方が解像感の高い写真になっていますね。

14 Ultraも十分キレイな画質ではありますが、Xiaomi 15 Ultraはさらに上をいく解像感を実現しています。

ノイズが少なく逆光による白モヤも発生しにくく引き締まった画質です。

とくに逆光によるフレアが発生しにくくなってるので夜の撮影がしやすくなっています。

大きくズームして切り取ることができます。

センサーサイズが1/1.4型と一般的なハイエンドスマホのメインカメラ並みに大きいのでペリスコープ望遠でも背景のボケ感が柔らかい雰囲気で表現できます。

また、人物撮影においてもセンサーが大きく一度に多くの光を取り込むことが可能でシャッタースピードを速めることができるので、被写体ブレを抑えることができ撮影がとてもしやすいです。

200MP高画素センサーで動物の毛並みも高精細に表現できます。

デジタルズーム10倍しても解像感をしっかり維持できます。

小学校の運動会でXiaomi 15 Ultraを使って撮影をしてみましたが、20〜30倍以上になると顔がAI補正されて少し違和感が出ることもありますが、10〜15倍なら十分使える望遠性能を持ってると思います。動画も7〜10倍ほどで4K撮影しましたが、十分使えるレベルだったのでビデオカメラの代わりにXiaomi 15 Ultraを選ぶのもアリな気がします。

望遠3倍カメラ:テレマクロ撮影ができる

Xiaomi 15 Ultraの光学3倍フローティング望遠カメラのスペックは50MP(1/2.51型)・F/1.8と先代の14 Ultraと同じです。もちろん、テレマクロ撮影にも対応してるので、被写体に寄って撮影したりと物撮りに使える望遠カメラとなっています。

めちゃくちゃ寄れます。50MP(1/2.51型)とそこそこ大きめのセンサーなので解像感も高くて背景もしっかりぼかして撮影可能です。

物撮りにほんと適したカメラですよね。ズーム画角が3.2倍から3.0倍になったので14 Ultraより寄りにくいところがありますが、

暗所撮影もノイズ少なくキレイに撮影できます。

カメラを撮影するスマホとしても万能です。同じセンサーではありますが、Xiaomi 15 Ultraの方が解像感が高くなっています。

処理がだいぶ変わった感じがするんですよね。雰囲気重視でいくならXiaomi 15 Ultraではなく14 Ultraの方がいいと感じる場面もあるかもしれません。

13チャンネルマルチスペクトルセンサーを搭載した影響か色味は正確に表現できますが、少し色鮮やかになりすぎる傾向もあるようにも見えます。

広角カメラ:可変絞り廃止も撮影はしやすい

Xiaomi 15 Ultraの広角カメラは50MP(1/0.98型)・F/1.63の大型センサーを搭載していますが、14 Ultraにあった可変絞りが廃止となってF4.0に設定したライトの光芒を煌びやかに表現できなくなりました。

表現力が低下した感はありますが、14 Ultraの可変絞りは通常撮影時はF2.0で撮影が多く、被写体に寄って撮影すると背景のボケ感が弱くなってしまうのが、Xiaomi 15 UltraはF1.63固定で設定し直すことなく撮影できます。

もちろん、F1.63に固定して撮影もできますがカメラアプリを終了すると設定保持をONにしても絞りは「auto」に切り替わってしまうんですよね。個人的には広角カメラは常に開放で使いたいので可変絞りが廃止になって撮影のしやすさは向上しました。

1/0.98大型センサーとF/1.63大口径レンズで普通に撮影しただけで雰囲気ある感じで撮影ができてしまうのはさすがと言ったところ。

最短撮影距離は12cmと少し長めですがクロップズーム2倍にすると背景をぼかして玉ぼけもきれいに表現できます。

広角カメラの玉ぼけはとてもキレイです。センサーが1型と大きいので暗所でもノイズが少なく艶やかに表現できるのがいいですね。

超広角カメラ:センサー小さくても表現力は高い

Xiaomi 15 Ultraの超広角カメラのスペックは50MP(1/2.76型)・ƒ/1.8と14 Ultraよりもセンサーが小さくスペックダウンしてますが雰囲気ある感じでしっかり撮影が可能となっています。

スペック通り、解像感は14 Ultraよりも劣ります。

パッと見た感じは暗いところでも画質はキレイです。

とくに暗所においては違いが出やすい気がします。

超広角マクロの撮影も対応しています。

ピントが合ってる部分は解像感が高くていい感じです。

さすがにセンサーが小さいのでテレマクロと比べると画質差はあるので使用頻度は高くはなさそうです。

カメラ:フォトスタイルとフィルター

Xiaomi 14 Ultraはフォトスタイルとして「Leica ハイブランド」か「Leica オーセンティック」のどちらに設定して撮影することになります。カメラアプリの右上に簡単に切り替えができるようになっています。

「Leica バイブランド」と「Leica オーセンティック」でどれくらい雰囲気が変わるか比較してみました。

Xiaomi 15 Ultra バイブランド 水道
Xiaomi 15 Ultra オーセンティック 水道
バイブランド ⇄ オーセンティック

「Leica バイブランド」はいわゆる普通の色・雰囲気ですが、「Leica オーセンティック」はコントラストが高く引き締まった落ち着いた雰囲気の写真に仕上がります。周辺が減光するのもっぽいですよね。

Xiaomi 15 Ultra バイブランド 球体
Xiaomi 15 Ultra オーセンティック 球体
バイブランド ⇄ オーセンティック

普段の何気ない撮影は「Leica バイブランド」の方が使い勝手がいいですが雰囲気のある写真に仕上げたいときは「Leica オーセンティック」に設定して撮影すると良さそうですね。

また、フィルターで「LEICA VIV」「LEICA NAT」「LEICA モノクロ」「LEICA モノクロ HC」「LEICA セピア」「LEICA 青」「ポジティブ」「ネガティブ」「スカーレット」「ティールミスト」「ブラックゴールド」「ビビッド」などで撮影できます。

ちなみに、撮影後のギャラリーアプリから後からフィルターを追加可能です。

動画撮影は4K 60fps(最大8K30fps)に対応しています。

撮影中にカメラの切り替えもできますし手ぶれ補正も強力に効いてるので動画撮影も強くなっています。

カメラの評価
  • LEICAカメラを気軽に楽しめる
  • 全域で雰囲気のある撮影を楽しめる
  • 3倍望遠カメラでテレマクロ撮影対応
  • 4.2倍望遠カメラの解像感が高い
  • Leica オーセンティックがエモい
  • フィルターの数が膨大で楽しめる
  • ポートレートモードの種類が豊富
  • 動画も高画質で手ブレにも強い
  • 色鮮やかになりすぎる傾向あり
  • 4.2倍望遠カメラが高精細になりすぎる
  • 雰囲気は14 Ultraの方がいいかも?

Xiaomi 15 Ultra レビュー:まとめ

Xiaomi 15 Ultraのメリット・デメリット

Xiaomi 15 Ultraのメリット
  • レザー調ボディで質感が高い
  • 大画面ディスプレイで画面が見やすい
  • 最大120Hzリフレッシュレートで滑らか操作
  • 顔 + 画面内指紋認証(超音波)で快適に使える
  • 発熱しにくくなって電池持ちが向上
  • LEICAカメラをスマホで楽しめる
  • 1型センサーでコンデジ並みの撮影ができる
  • 3倍フローティング望遠でテレマクロ撮影可能
  • 全体的に解像感の高い写真撮影が楽しめる
  • Photography Kitでカメラとして使える
  • 高音質コーデックaptX Adaptive / LDAC対応
Xiaomi 15 Ultraのデメリット
  • 本体サイズは大きい
  • 本体の重量が重くなった
  • カメラの雰囲気は14 Ultraの方がいい?
  • microSDカードに対応していない
  • おサイフケータイ(Felica)非対応

Xiaomi 15 Ultraがおすすめな人は

Xiaomi 15 Ultraは、6.73インチの有機ELディスプレイにSnapdragon 8 Gen 4を搭載した、Xiaomiの最上位フラグシップモデルでLEICAと共同開発された強力なカメラシステムを採用してるのが最大の魅力です。

ここまでくると、「スマホにカメラが付いている」のではなく、「カメラにAndroidが載っている」感じなのでコンデジの代わりにXiaomi 15 Ultraを選ぶのも全然アリです。

もちろん、スマートフォンとしての完成度も高くてSnapdragon 8 Eliteにより、高負荷なゲームを長時間遊んだり、マルチタスクも快適にすることができるスペックを持っています。

最後のどんな人におすすめかまとめました。

Xiaomi 15 Ultra おすすめな人は
  • LEICAカメラを気軽に楽しみたい
  • 高精細で雰囲気ある撮影がしたい
  • 高負荷なゲームを快適に長時間楽しみたい
  • Xiaomiのタブレットを使いたい
  • おサイフケータイはいらない(2台目として)

Xiaomi 15 Ultraは、Leica共同開発のカメラシステムはさらに進化し、とくに望遠画角の解像感が大きく向上しスマホで撮ったとは思えない画質を気軽に楽しめるので望遠画角の画質をこだわる、LEICAの雰囲気ある撮影をしたいならならおすすめです。

ミラーレスカメラはたしかにキレイに雰囲気ある感じで撮影ができますが、常に持ち歩いくわけではなくXiaomi 15 Ultraならいつもポケットの中にあります。ふとした瞬間、風景や食事の写真も、パッと撮ってそのままSNSにアップすることも可能です。

ただし、おサイフケータイ(Felica)は非対応なので必要ない人、2台目のサブ機・カメラ枠として購入するのがおすすめです。

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