
SamsungがGalaxy Z Fold8 Ultraを2026年8月7日(金)に発売しました。
Galaxy Z Fold8 Ultraはメインディスプレイが大きく進化していて、新開発のFlex Titaniumの採用でほぼフラットに開くようになって、折り目も薄くなり光の映り込みも抑えられています。
さらに、シリコンカーボンバッテリーで容量が5,000mAhまで増えて電池持ちが良くなって、折りたたみスマホの弱点をだいぶ改善してきています。
ここでは、Galaxy Z Fold8 Ultraをレビューしました。どんなスマホなのか実際に使ってどうかメリットやデメリットを書いたので参考にしてください。
- 片手で操作しやすい横折りスマホ
- 薄型軽量で普通のスマホとして使える
- ほぼフラットで画面を開けるように
- メイン画面の折り目がさらに薄くなった
- メイン画面で光の映り込みがしにくくなった
- 3画面 + ウィンドウでマルチタスク可能
- フレックスモードで色んな使い方が可能
- DeXモードでパソコンとして使える
- 望遠カメラを搭載している
- バッテリー増で電池持ちが向上した
- OSアップデート保証:7回(Android 23まで)
- セキュリティアップデート7年:2033年まで
- Fold7から大きな進化はない
- Sペンに対応していない
- UDC非搭載でパンチホールあり
- 電話しながら作業がしにくい
- 端末価格が高くなった
Galaxy Z Fold8 Ultraの特徴

- メインディスプレイ:8.0インチ 有機EL
- 解像度:2,504 × 2,256ピクセル(最大120Hz)
- カバーディスプレイ:6.5インチ 有機EL
- 解像度:2,520 × 1,080ピクセル(最大120Hz)
- SoC:Snapdragon 8 Elite Gen 5 for Galaxy
- メモリ:12GB / 16GB LPDDR5X
- ストレージ:256GB / 512GB / 1TB
- 生体認証:顔認証 / 側面指紋認証
- 広角:200MP(1/1.3″)・F/1.7(OIS対応)
- 超広角:50MP(1/2.5″)・F/1.9
- 望遠×3:10MP(1/3.94″)・F/2.4(OIS対応)
- フロント:10MP(1/3.52″)・F/2.2
- スピーカー:ステレオ
- 通信:5G (Sub-6 / mmWave) / Wi-Fi 7 / Bluetooth 6.0
- 防水防塵:IPX8・IP4X
- バッテリー:5,000mAh(シリコンカーボン)
- NFC:Type A/B対応 / おサイフケータイ対応
- 充電:USB Type-C 最大45W / Qi2.2 最大20W
- サイズ:閉じた状態 158.4 × 72.8 × 8.9mm、開いた状態 158.4 × 143.2 × 4.1mm、215g
- OS:One UI 9(Android 17ベース)〜
- 端末価格:296,780円〜(税込)
- 発売日:2026年8月7日(金)
Galaxy Z Fold8 Ultraは閉じた状態で6.5インチ、開くと8.0インチのタブレットになる横折りタイプのハイエンドモデルです。

角張ったフラットなデザインで、閉じた状態の横幅は72.8mmと普通のスマホと同じ感覚で使えるのが大きな魅力となっています。

開いた状態は3つのアプリを並べたマルチタスクやDeXモードにも対応し作業をするのに適しているだけでなく、外部ディスプレイに繋げばパソコンのような使い方もできます。

SoCには最新のSnapdragon 8 Elite Gen 5 for Galaxyを搭載していて、普段使いから高負荷ゲームまで一通り快適に動かせる性能を持っています。

カメラは広角、超広角、望遠のトリプルカメラを搭載しています。2億画素の広角カメラに光学3倍の望遠カメラを搭載し、今回は超広角も50MPのセンサーに刷新されてよりキレイに撮影できるようになりました。

カラーバリエーションはバイオレットシャドウ、グラファイト、クリーム、グリーンシャドウの4色から選べます。

落ち着いたグラファイトとクリームに加えて、バイオレットシャドウとグリーンシャドウというシックな2色も用意されています。今回はシルバーがないのが少し残念かな?
なお、グリーンシャドウはSamsungオンラインショップ限定カラーです。
価格はSIMフリーモデルの256GBが296,780円〜です。ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイル、IIJmioでも取り扱いがあって、2年返却プログラムなら実質負担11〜21万円台で使えます。
Galaxy Z Fold8 Ultraのレビュー
本体デザイン・サイズ
Galaxy Z Fold8 Ultraの本体デザインを見ていきます。
Galaxy Z Fold8 Ultraは角張ったフラットなデザインで、閉じた状態は21:9の縦長となっていて、片手でも操作がしやすく普通のスマホとしてもしっかり使えるサイズです。
基本デザインは同じですね。

フレームはArmor Aluminum、背面はGorilla Glass Victus 2を採用しています。背面は3つのレンズが縦に並ぶトリプルカメラで、カメラ部分のデザインは先代のFold7とほぼ同じです。

ただし、カメラの土台部分が樹脂素材に変更となっています。Fold7は金属プレートで高級感がありましたが、Z Fold8 Ultraは少しカジュアルな見た目になっています。
本体サイズはGalaxy Z Fold8 Ultraが閉じた状態で(158.4 × 72.8 × 8.9mm)、Fold7の(158.4 × 72.8 × 8.9mm)と同じで、横幅が72.8mmなので閉じたまま片手でアプリを一通り操作できます。

開いた状態は(158.4 × 143.2 × 4.1mm)で、Fold7の(158.4 × 143.2 × 4.2mm)から厚みが0.1mm薄くなりました。重量は215gで同じです。
ほんと、めちゃくちゃ薄いくて軽いです。ここは先代のFold7と変わらずですが、いかに完成されていたのかが分かります。

サイドフレームの形状も改良されていて、内側のフレームの角が少し落とされたことで開けやすくなりました。

先代のFold7は少し開きにくいって感じる場面がありましたが、Galaxy Z Fold8 Ultraは凹みに指の肉を密着させることでスッと開けることができます。

開くときのバネも改良されていて、一定のところまで開くとバチっと最後まで開いてくれます。この辺りは毎日何十回と繰り返す動作なのでかなり開けやすくなった印象です。

本体右側には音量ボタンとサイドボタンを搭載しています。

本体上側にはSIMトレイとマイク穴、スピーカーを搭載しています。

本体左側は閉じた状態だとヒンジで、Samsungのロゴが入っています。開いた状態では何もないスッキリした面です。

本体下側にはマイク穴、スピーカー、USB Type-Cポートを搭載しています。

充電はUSB Type-Cで最大45Wに対応しました。Fold7は最大25Wだったので出力が上がっていて、30分で最大67%まで充電が可能となっています。Fold7は少し充電が遅いと感じていたので高速充電に対応したのは大きな進化ですね。
また、ワイヤレス充電もQi2.2の最大20Wに対応して無線充電も高速化しています。なお、Qi2 Readyに対応しマグネット周辺機器は対応ケースを使うことで使うことが可能です。
SIMは(nanoSIM + eSIM)のデュアル通信に対応、eSIMを2回線にする使い方も可能です。
生体認証は顔認証とサイドボタン式の指紋認証に対応しています。
顔認証の精度は良好ですがマスクは非対応です。サイドボタン式指紋認証を組み合わせて使うことになりそうです。精度速度は普通に快適となっています。
ただ、サイドフレームの形状が変わったことでサイドボタンがさらに細くなって指紋認証が少ししにくいと感じることもあるかもしれません。

だいぶ薄いんですよね。もう限界値でしょ、これ(笑)
防水防塵規格はIPX8・IP4Xに対応しています。
- IPX8:継続的に水中に沈めても影響がない
- IP4X:1.0mmを超える大きさの固形物が内部に侵入しない
防水はIPX8まで対応し水に濡れる場面は問題なく使えます。ただ、防塵はIP4Xまでで粉塵の侵入までは防げないので、砂ぼこりの多い場所ではヒンジに砂が入らないように気をつけたいところです。
折りたたみスマホは可動部があるぶん防塵の等級を上げにくく、この辺りは構造上どうしても仕方のないところなんでしょうね。
- 閉じると横幅72.8mmで片手操作できる
- 開いても厚さ4.1mm・215gと薄型軽量
- フレーム改良で画面が開けやすくなった
- 最後までバチっと開くバネの改良
- 充電が最大45Wに向上
- Qi2.2のワイヤレス充電に対応
- 本体サイズと重量はFold7と同じ
- 防塵はIP4Xまでで砂には弱い
- Sペンに対応していない
低反射ディスプレイで折り目が薄くなった
Galaxy Z Fold8 Ultraは8.0インチのメインディスプレイと6.5インチのカバーディスプレイを搭載し、どちらも最大120Hzのリフレッシュレートに対応しています。

画面サイズはFold7と同じですが開き具合が改良されていて、Fold7は最後まで開き切ることができず少し反っていたのが、Galaxy Z Fold8 Ultraはほぼフラットな状態まで開きます。

この影響もあってか折り目も以前より薄くなりました。

さらに、メインディスプレイは新開発のFlex Titaniumを採用しています。OLEDパネルの下にチタン合金のフィルムとチタンプレートを重ねた構造で従来のポリマーフィルムと比べて20倍の機械的強度を持ちます。

実はメインディスプレイは解像度が(2,184 × 1,968 → 2,504 × 2,256ピクセル)となって画素密度が(368ppi → 422ppi)と寄り高精細になっています。
高解像度アーキテクチャになりながらも次世代の有機材料を組み合わせることで消費電力も下がってるそうで、表示品質を上げつつ強度と電源効率も向上させてるのはなかなかやりますね。
ただ、同じ写真を並べて表示しても解像感の違いは分かりませんでした。
Galaxy S26 Ultraのような擬似的に解像度を上げる設定もないですし、そもそもFold7の368ppiで十分に高精細だったので、肉眼で追いつかないところなのかもしれません。

今回の分かりやすいのは反射の方です。Flex Titaniumになって光の映り込みが抑えられていて、Fold7と並べるとこれくらい変わってきます。

だいぶ違いますよね。写り込みが少ないのでコンテンツに集中しやすいですし、とくに動画視聴など暗いシーンがあると違いを感じやすいですよ。
Galaxy Z Fold8 Ultraの画面輝度は(2,600nits → 3,000nits)と上がっていますが、こちらは太陽の下で並べても大きな違いはありませんでした。

むしろ、Fold7の方が明るくなることもあったりします。
また、Fold7と同じく画面を折り曲げた状態でも使えて、フレックスモードにも対応しています。

下半分にメディアコントロールを表示して操作できるので、机に置いたまま動画を見たり音楽を切り替えたりできます。無印のGalaxy Z Fold8ではできないところです。

動画視聴は開いた状態で横向きにすると、動画と関連動画やコメントを横に並べて楽しめます。

ちなみに全画面表示にしたときの動画の大きさは、ストレートタイプのGalaxy S26 Ultraとほぼ同じで少しだけ大きい程度の違いとなっています。

11:10の画面比率なので、上下に大きな黒幕が入ってしまうので動画を全画面で見るだけなら横折りの恩恵は小さめ、あくまでコメントなど別の情報を常に表示しながら視聴するのが適しています。
また、電子書籍は開いて横向きにすると見開きで読めますが、見開きの中心と折り目の位置が揃わないので、漫画をたくさん読むなら縦長に開く無印のGalaxy Z Fold8の方が向いています。
マルチタスクは3つのアプリを分割して同時に使えるだけでなくフローティングウィンドウを重ねられるので、調べものをしながら書く作業がそのまま1台で完結します。

ただし横に3つ並べる配置はできず、そこは無印のGalaxy Z Fold8の方が自由度が高いです。
- ほぼフラットに開くようになった
- 折り目がさらに薄くなった
- 光の映り込みが抑えられた
- 解像度が2,504 × 2,256ピクセルに向上
- フレックスモードで置いたまま操作できる
- 3分割 + ウィンドウでマルチタスク可能
- 解像度が上がっても見た目の違いは分からない
- 屋外での明るさはFold7と大きく変わらない
- 漫画の見開きは折り目に沿わない
- アプリを横に3つ並べることはできない
- UDC非搭載でパンチホールあり
内蔵スピーカーの音質
Galaxy Z Fold8 Ultraはステレオスピーカーを搭載しています。音質は先代のFold7と同じで、低音は弱めですが全域がクリアで聴きやすいサウンドです。

開いた状態だと上下左側にスピーカーがあるためステレオ感はありません。横向きにすることで広がりのあるサウンドを楽しむことができます。
フレックスモードで机に置いたまま音を出せるのが良くて、料理をしながら動画を流すみたいな使い方だとスタンドを出さずに済みます。
イヤホンは3.5mmヘッドフォンジャックが非搭載なので、有線で聴くならUSB Type-Cの変換アダプタが必要です。
- LDAC
- aptX HD
ワイヤレスの高音質コーデックはaptX HDに対応していますが、aptX Adaptiveには対応していません。QualcommのSoCなのに頑なにSnapdragonサウンドに対応してくれないのは残念です。
- クリアで聴きやすいステレオサウンド
- 開くと左右が離れて音が広がる
- フレックスモードで置いて視聴できる
- 音質はFold7から変わらず
- 低音は弱めで中高音域重視のサウンド
- 3.5mmヘッドフォンジャック非搭載
SoC・ゲーム性能が向上した
Galaxy Z Fold8 UltraはSoCにSnapdragon 8 Elite Gen 5 for Galaxyを搭載し、メモリは12GB / 16GB、ストレージは256GB / 512GB / 1TBから選べます。

| 項目 | Galaxy Z Fold8 Ultra | Galaxy Z Fold7 |
|---|---|---|
| SoC | Snapdragon 8 Elite Gen 5 for Galaxy | Snapdragon 8 Elite for Galaxy |
| CPU | 8コア Oryon V3 Phoenix L 4.74GHz ×2 Oryon V3 Phoenix M 3.62GHz ×6 | 8コア Oryon V2 Phoenix L 4.47GHz ×2 Oryon V2 Phoenix M 3.53GHz ×6 |
| GPU | Adreno 840 | Adreno 830 |
| プロセス | 3nm(TSMC N3P) | 3nm(TSMC N3E) |
| メモリ | 12GB / 16GB LPDDR5X | 12GB / 16GB LPDDR5X |
| ストレージ | 256GB / 512GB / 1TB(UFS 4.x) | 256GB / 512GB / 1TB(UFS 4.0) |
| バッテリー | 5,000mAh | 4,400mAh |
Galaxy Z Fold8 UltraはSnapdragon 8 Elite Gen 5 for Galaxyを採用してCPUコアがOryon V3に、GPUもAdreno 840へと世代が上がり、基本性能が底上げされています。
Antutu(v11)でベンチマークを計測してみました。

| Antutu(v11) | Galaxy Z Fold8 Ultra | Galaxy Z Fold7 |
|---|---|---|
| トータル | 3171015 | 2710596 |
| CPU | 871096 | 816276 |
| GPU | 1289180 | 1006187 |
| MEM | 360354 | 348929 |
| UX | 650385 | 539204 |
トータルスコアはGalaxy Z Fold8 Ultraが(3,171,015)、Fold7が(2,710,596)で約17%の向上です。とくにGPUが(1,006,187 → 1,289,180)と28%も伸びています。
ただ、同じSoCを積むGalaxy S26 Ultraと比べると折りたたみ用に性能が抑えられていて、ストレートタイプのハイエンドと同じ処理性能があるわけではありません。

折りたたみスマホは端末が薄いので熱に弱いのでこの辺りを上手く制御しながら高負荷ゲームを動かしてるのでしょうね。同じ型式のSoCではありますが中身は大きく異なります。
ブラウザ、SNSなど軽いアプリを動かしてみました。
ここはハイエンドのSoCを搭載してるだけあって、開いても閉じても引っかかりなくスムーズに快適に動きます。
3D Mark(Solar Bay Stress Test)でグラフィック性能も計測しました。

| 3D Mark | Galaxy Z Fold8 Ultra | Galaxy Z Fold7 |
|---|---|---|
| ベストスコア | 12339 | 10366 |
| ロースコア | 6468 | 5776 |
| 安定性 | 52.4% | 55.7% |
| fps | 19〜59fps | 18〜51fps |
ゲーム性能のピークは(10,366 → 12,339)と19%向上しています。フレームレートも伸びています。ただし、発熱の影響か安定性は(55.7% → 52.4%)と少し下がっています。

ゲームもいくつか動かしてみました。まずは原神です。最高画質60fpsで遊んでみました。
原神はGalaxy Z Fold8 Ultraが(43〜60fps)、Fold7が(49〜60fps)となっていました。
なぜか性能の高いFold8 Ultraの方が安定性に欠けるところがあります。憶測ですがメインディスプレイの解像度が向上したことで負荷がFold7よりも高くなっている可能性はありそうです。
続いて鳴潮です。最高画質のフレームレート60fpsでプレイしました。
鳴潮は開いた状態でGalaxy Z Fold8 Ultraが(12〜37fps)、Fold7が(13〜40fps)で、閉じた状態だとGalaxy Z Fold8 Ultraが(28〜43fps)、Fold7が(21〜38fps)でした。
こちらも一緒ですね。開くと解像度の高いFold8 Ultraの方がレートが落ちやすくなります。閉じてカバーディスプレイで遊ぶとFold8 Ultraの方が快適に動作しています。
高負荷ゲームは開いて遊びたくなりますが、画面比率が少し特殊なこともありますし閉じてカバーディスプレイ側で遊んだ方がゲーム体験としてはは快適な気がします。
それか、二つのゲームを同時に遊んで時間を節約するという使い方がおすすめです。例えば、放置ゲームのメメントモリを動かしながらブロスタを遊ぶといった使い方も可能です。

ただし、ゲームによっては同時で動かせないタイトルもありますが、「ラボ」から「すべてのアプリでマルチウィンドウ」をONにしてGood Lockの「MulchStar」を設定することで同時に遊べるようにできます。
端末の発熱について
Galaxy Z Fold8 Ultraはどれくらい発熱するのかAntutu → 原神、原神 → 鳴潮をそれぞれ連続で動かして、最大温度を計測してみました。


| 条件 | Galaxy Z Fold8 Ultra | Galaxy Z Fold7 |
|---|---|---|
| Antutu → 原神 | 41.6℃ | 41.9℃ |
| 原神 → 鳴潮 | 45.3℃ | 46.7℃ |
Antutu → 原神ではGalaxy Z Fold8 Ultraが(41.6℃)、Fold7が(41.9℃)と(0.3℃)の差でほぼ同じです。原神 → 鳴潮の高負荷が続く条件だとGalaxy Z Fold8 Ultraが(45.3℃)、Fold7が(46.7℃)と(1.4℃)ほど低くなりました。
熱を持つのはSoCが入っているカメラ側で、カバーディスプレイ側は分離しているので熱くなりませんが一極集中になりやすいのかな?端末の寿命を考慮すると高負荷ゲームは画質設定を落として遊ぶのが良さそうです。
とはいえ、45℃を超えるのは高負荷ゲームを続けたときだけでブラウザやSNS、動画視聴で熱を気にすることはないでしょう。
バッテリー容量が増えた
Galaxy Z Fold8 Ultraは5,000mAhのバッテリーを搭載しています。先代のFold7は4,400mAhでしたたがシリコンカーボンバッテリーを採用したことでサイズを変えずに600mAh増えすことが可能となったようです。
実際のバッテリーの持ちを計測してみました。
| 条件 | Galaxy Z Fold8 Ultra | Galaxy Z Fold7 |
|---|---|---|
| バッテリー容量 | 5,000mAh | 4,400mAh |
| YouTube 1時間 (開いた状態) | 7%消費 | 9%消費 |
| YouTube 1時間 (閉じた状態) | 7%消費 | 9%消費 |
| 原神 30分(高30) (開いた状態) | 7%消費 | |
| 原神 30分(最高60) (開いた状態) | 9%消費 | 10%消費 |
| 原神 30分(高30) (閉じた状態) | 6%消費 | 7%消費 |
| 原神 30分(最高60) (閉じた状態) | 8%消費 | 9%消費 |
| 鳴潮 30分(最高60) (開いた状態) | 10%消費 | 13%消費 |
| 鳴潮 30分(最高60) (閉じた状態) | 10%消費 | |
| メメントモリ 30分 (閉じた状態) | 4%消費 | 5%消費 |
| 待機 8時間 | 4%消費 | |
全体的にGalaxy Z Fold8 Ultraの方が電池の減りが抑えられています。YouTube 1時間は開いても閉じても(9%消費 → 7%消費)、鳴潮の最高画質30分も開いた状態で(13%消費 → 10%消費)と差が出ました。
YouTubeでレビュー時の電池の減りはGalaxy Z Fold8 Ultraが77%から53%で24%消費、Fold7が77%から50%で27%消費でした。

メインディスプレイの電力効率も改善し、バッテリー容量増と合わせて全体的に電池消費量が減っています。折りたたみスマホは電池持ちが弱点でもありましたがGalaxy Z Fold8 Ultraはその弱点をだいぶ克服してきた印象ですね。
実は、ストレートタイプのGalaxy S26 Ultraよりも電池持ちが良いこともあるのでついに折りたたみスマホもここまで来たか…といった感じです。また、充電出力も最大45Wまで上がって素早く給電も可能となっています。
- SoCの処理性能が向上した
- 普段使いは開いても閉じても快適
- バッテリー容量が増えて電池持ちが向上
- ゲーム時の電池消費も抑えられた
- 高負荷でもFold7より温度が低い
- 開くと高負荷ゲームのfpsが落ちる
- S26 Ultraより性能は抑えられている
- microSDに非対応
カメラ(静止画)超広角のセンサーが刷新
Galaxy Z Fold8 Ultraは広角、超広角、望遠のトリプルカメラを搭載しています。構成は先代のFold7と同じですが、超広角カメラが12MPから50MPのセンサーに変わりました。

| カメラ | Galaxy Z Fold8 Ultra | Galaxy Z Fold7 |
|---|---|---|
| 広角 | 24mm 200MP(1/1.3″)・F/1.7 | |
| 超広角 | 13mm 50MP(1/2.5″)・F/1.9 | 13mm 12MP(1/2.5″)・F/2.2 |
| 望遠×3 | 67mm 10MP(1/3.94″)・F/2.4 | |
| フロント | 18mm 10MP(1/3.52″)・F/2.2 | |
広角は200MPの1/1.3型センサー、望遠は光学3倍で、このあたりはFold7から据え置きです。超広角だけがセンサーとレンズの大きさを変えてきました。
実際にどれくらい変化してるのか比較しました。

基本的に画質の差はありません。明るさが少し違う程度でしょうか。

2倍センサー内ズームも同じ傾向です。Galaxy Z Fod8 Ultraの方が全体的に明るい写真に仕上がります。

光学3倍の望遠もスペックが同じなので、画質はほぼ同じです。

光学3倍の望遠もスペックが同じなので画質はほぼ同じで明るいシーンにおいては大きな違いが出ることは少ないでしょう。
デジタルズームの10倍まで伸ばしても大きな差はないです。ただ、色味は良くなってる気がしますね。

超広角カメラも大きな差はありません。

全体で見ると色味が少し違うくらいです。ただし、部分拡大するとはっきりと違いが出てきます。

画素数が異なるのでGalaxy Z Fold8 Ultraの方が木の葉や遊具の細かいところまで解像していてキレイに表現することができています。
広角カメラで寄って撮ったときのボケ感も変わりません。

暗所撮影です。

ここはGalaxy Z Fold8 Ultraの方が良くなる場面が出てきます。

Fold8 Ultraの方が外壁のディテールがしっかり残っています。これ、実は自動ナイトモードの撮影時間が長くなっていて、そのぶん暗いシーンの画質が向上してるパターンです。
望遠カメラも同様でGalaxy Z Fold8 Ultraは撮影時間が長くなっているため画質がキレイです。

看板の文字つぶれが少なくなっていますよね。
超広角カメラも同じく解像感が向上しています。

1200万画素から5000万画素と高画素になったのもいい影響を与えてそうです。

なので、暗所撮影においては意外と違いはありますね。

わずかでですがより解像感の高い撮影が可能となっています。

食レポは大きな違いはないですが少しだけGalaxy Z Fold8 Ultraの方が色味が良いかな?

ちなみに、Galaxy S26 Ultraと比較すると色味はS26 Ultraの方がいいです。

ラーメンや寿司などご飯を撮影することが多いならS26 Ultraのカメラの方がおすすめです。
作例をいくつか置いておきます。



































カメラ(動画撮影)
Galaxy Z Fold8 Ultraの動画撮影は8K 30fps、4K 60fps、FHD 240fpsに対応しています。対応する解像度とフレームレートはFold7と同じです。
どんな感じで撮影できるかFold7と比較しました。
画質も基本的に同じで、電子手ブレ補正がしっかり効くので歩きながらでもキレイに撮れます。フレックスモードで角度をつけて置けば、三脚なしで定点撮影もできます。

この辺りが折りたたみスマホならではの機能ではありますよね。
- 超広角が50MPセンサーに刷新された
- 暗所は解像感が上がる場面がある
- 夜景の白トビが抑えられている
- 折りたたみで光学3倍の望遠を搭載
- 動画は電子手ブレ補正がしっかり効く
- フレックスモードで定点撮影ができる
- 広角・望遠はFold7から据え置き
- ナイトモードは撮影時間が長い
- 動画の画質はFold7と変わらない
端末価格
Galaxy Z Fold8 UltraはSIMフリーの256GBが296,780円、512GBが326,780円、1TBが386,780円です。先代のFold7は256GBが265,750円だったので、同じ容量で比べて31,030円の値上げとなりました。
| 購入方法 | Galaxy Z Fold8 Ultra | Galaxy Z Fold7 |
|---|---|---|
| Samsungオンラインショップ:256GB | 296,780円 | 265,750円 |
| Samsungオンラインショップ:512GB | 326,780円 | 283,750円 |
| Samsungオンラインショップ:1TB | 386,780円 | 329,320円 |
| ドコモ:256GB | 327,140円 2年返却 215,292円 | 289,850円 MNP・2年返却 98,329円 |
| au:256GB | 319,800円 MNP・2年返却 178,800円 | 276,800円 MNP・2年返却 152,900円 |
| ソフトバンク:256GB | 329,040円 MNP・2年返却 117,760円 | 266,400円 MNP・2年返却 41,920円 |
| 楽天モバイル:256GB | 299,900円 MNP・2年返却 119,760円 | – |
| IIJmio:256GB | 296,780円 MNP 274,800円 | MNP 229,980円 |
メモリ高騰の影響もあって高くなってきましたね。ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルでも取り扱いをしていて返却プログラムを組み合わせるとソフトバンクが117,760円、楽天モバイルが119,760円とかなりお手頃価格で2年間使うことができます。
返却なしで買うならIIJmioのMNP乗り換えが274,800円で、SIMフリーの定価より21,980円安いので選択肢としてはアリですね。
Galaxy Z Fold8 Ultra レビュー:まとめ

Galaxy Z Fold8 Ultra メリット・デメリット
- 片手で操作しやすい横折りスマホ
- 薄型軽量で普通のスマホとして使える
- ほぼフラットで画面を開けるように
- メイン画面の折り目がさらに薄くなった
- メイン画面で光の映り込みがしにくくなった
- 3画面 + ウィンドウでマルチタスク可能
- フレックスモードで色んな使い方が可能
- DeXモードでパソコンとして使える
- 望遠カメラを搭載している
- バッテリー増で電池持ちが向上した
- OSアップデート保証:7回(Android 23まで)
- セキュリティアップデート7年:2033年まで
- Fold7から大きな進化はない
- Sペンに対応していない
- UDC非搭載でパンチホールあり
- 電話しながら作業がしにくい
- 端末価格が高くなった
どんな人におすすめ?
最後にどんな人におすすめかまとめます。
- ロマンを重視したい人
- スマホとタブレットを1台にまとめたい
- 同時にゲームを遊びたい人
- 旧型のFoldからの乗り換えに
Galaxy Z Fold8 Ultraは、スマホとタブレットを1台にまとめたい人ならおすすめです。Fold7の正当な後継として、ほぼフラットに開くようになって折り目が薄くなり、映り込みも減って視認性が上がって堅実にブラッシュアップされたモデルです。
(ただ、ヘビーユーザーほど折りたたみスマホ1台は難しくてスマホ+タブレットの方が快適だったりするので、軽い感じでスマホとして使いながら動画見る時に開いたりするラフな使い方の方が合ってる気がします。)
とくに電池持ちが良くなっていて、場面によってはストレートタイプのGalaxy S26 Ultraより長く使えることもあります。折りたたみは電池が持たないという固定概念からそろそろ解放されるかも…?
ただし、Fold7からの乗り換えとなると、閉じて使う場面はほぼ同じ使用感なので、開いて使うことが少ない人ほど買い替えのメリットは薄いです。Fold7以前のモデルを使っているならタイミングとしては良さそうですね。
OSアップデート保証は7回でAndroid 23まで、セキュリティアップデートは7年間で2033年まで対応します。
価格を抑えたいなら型落ちになったFold7を狙うのもアリです。開き心地と映り込み、電池持ちの3点を諦められるなら、未使用品が20万円前後で手に入ります。



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