iPhone Air レビュー

ついに、薄型軽量のiPhoneとなる「iPhone Air」が2025年9月19日(金)に発売しました!

今まであった「Plus」が廃止されて「iPhone Air」が新しく追加された形となっていますが、画面サイズが6.5インチと丁度いい大画面ディスプレイを搭載しつつ本体の厚みが5.64mm、重量を165gに抑えた軽量薄型モデルです。

iPhone Airは色々と削った機能は多いですが、取捨選択をしたAppleらしさ全開でiPhoneらしいiPhoneに仕上がってるように感じます。iPhone 17 Proが真のプロモデルに進化しましたがiPhone Airは「Apple」を楽しめる、そんな端末です。

ということで、iPhone Airをレビューしました。実際に使ってどうかメリットとデメリットも書いたので参考にしてください。

iPhone Airのメリット
  • 取捨選択をしたAppleらしい端末
  • チタニウムフレームで高級感あり
  • 端末が5.64mmと薄くて軽量
  • 大画面だけど薄くて操作性がいい
  • 120Hzリフレッシュレートで滑らか操作
  • Ceramic Shield 2で傷に強く低反射に
  • A19 Proで処理性能が高い
  • メモリが12GBで安定感が向上
  • アクションボタン + カメラコントロールを搭載
  • 高速通信 Wi-Fi 7 / Bluetooth 6に対応
  • eSIMに対応(iPhone同士の入れ替えは楽)
  • MagSafe/Qi2.2(20W)に対応
  • USB-C で周辺機器と接続しやすい
iPhone Airのデメリット
  • 光沢フレームが指紋付着しやすい
  • 超広角・望遠カメラを搭載していない
  • ゲーム長時間すると熱による処理落ちアリ
  • 使い方によっては電池減りは速め
  • USB 2.0(480Mbps)通信速度
  • 外部モニター出力に対応していない
  • モノラルスピーカー(ステレオ非対応)
  • 高音質コーデック非対応(他社イヤホンに弱い)
  • eSIMに対応(Androidとの入れ替えは大変)
  • 端末価格が高い

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iPhone Airの特徴

iPhone Air
iPhone Airの特徴
  • 画面:6.5インチ 有機ELディスプレイ(OLED)
  • 解像度:2,736 × 1,260ピクセル(460ppi)
  • リフレッシュレート:1 〜 120Hz(ProMotion・常時表示)
  • SoC:A19 Pro(6CPU・5GPU)
  • メモリ:12GB LPDDR5X
  • ストレージ:256GB / 512GB / 1TB
  • 生体認証:Face ID(顔)、マスク + 横向き対応
  • 広角カメラ:48MP(1/1.59″)・ƒ/1.6
  • 超広角カメラ:非搭載
  • 望遠カメラ:非搭載(デジタルズーム×10)
  • フロントカメラ:18MP(正方型)・ƒ/1.9
  • 防水防塵:IP6X / IPX8(水深6m30分)、スピーカー:モノラル
  • 通信:5G NR、4G LTE、Wi-Fi 7、Bluetooth 6.0、超広域帯U2
  • NFC:NFC A / B / Felica(おサイフケータイ)
  • ポート:USB-C(20W)(USB 2.0)
  • ワイヤレス充電:MagSafe(20W)・Qi2(20W)
  • バッテリー:3,149 mAh
  • サイズ:156.2 × 74.7 × 5.64 mm、重量:165 g
  • 端末価格:159,800円〜
  • 発売日:2025年9月19日(金)

iPhone Airは6.5インチの有機ELディスプレイを搭載していて、6.3インチと6.9インチの狭間の大きい画面でありながら操作しやすい丁度いい大きさのiPhoneとなっています。

iPhone Air vs 17 Pro 正面デザイン
iPhone 17 Pro ⇄ iPhone Air

6.5インチというサイズはiPhone XS Maxや11 Pro Maxと同じで少し懐かしさのある画面サイズなんですよね。

iPhone AirとiPhone XS Max 6.5インチ
iPhone AirとiPhone XS Max

同じ6.5インチですがiPhone Airは7年の月日を経てディスプレイのベゼル幅が細くなってスタイリッシュに。画面上のnotchはDynamic Islandに進化しました。

さらに、XS Maxは超広角を搭載してなかったのでiPhone Airと似てるところがあり後継機種なのでは?と思ってしまうほど。(XS Maxの光学望遠2倍はAirでは広角2倍クロップズームで対応できる)

iPhone AirとiPhone XS Max 外観の違い
Air ⇄ XS Max
iPhone AirとiPhone XS Max サイドフレーム
Air ⇄ XS Max

サイドフレームはiPhone Airはチタニウム、XS Maxはステンレスですが光沢フレームなのはどちらも同じですし。どことなく、懐かしさを感じるiPhone Air、肥大化していった機能を取捨選択し端末をよりスタイリッシュに、薄く軽量にしたAppleらしさを感じられる1台です。

iPhone Air

iPhone 17 Proと比べるといかに端末が薄くなってるのか分かります。

iPhone 17 Pro と iPhone Air 端末の質感
iPhone 17 Pro ⇄ Air

カメラはシングルカメラ仕様ですがレンズの出っ張りはそれなりにあって、カメラバンプも高さがあり薄型ではありますがカメラ部分はそれなりの大きさです。カメラバンプにカメラ以外の重要な部品を配置することで他の部分における薄型化を実現してるとか。

iPhone Airは超広角カメラ非搭載だったり、モノラルスピーカーだったり、外部モニター出力ができないなど削られた機能も多いですが、薄くて軽量という他のスマホでは味わうことができない魅力があり、それにより得られるものは大きいのではないかと感じます。

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iPhone 17 Pro レビュー

薄型軽量で見た目もオシャレなデザイン

↓ 動画でiPhone Airのデザインをどうぞ

iPhone Airは6.5インチディスプレイを搭載しています。

デザインはとてもシンプルですね。リアカメラの出っ張りはありますが、フラットなスタイルをなっています。背面パネルの素材はマットガラス(Ceramic Shield)となっています。

iPhone 17 Proの背面パネル

ゴツくなって真のプロモデルになったiPhone 17 Proと比べるとデザインは大きく異なります。iPhome AirはAppleらしさをしっかり感じられる見た目でしょうか。

もう見た目がほんと薄いです。手で持っても「薄っ!」ってなります。

iPhone Air サイドフレーム(左)

iPhone Airは(5.64mm)と17 Proの(8.75mm)よりも(3.11mm)も薄くなっています。3mmって凄いですよね。

iPhone AirとiPhone 17 Pro 本体厚み比較
iPhone Air ⇄ 17 Pro

iPhone 17の(7.95mm)から見ても(2.31mm)も薄くて6.5インチと画面は大きいですが操作はとてもしやすいです。

サイドフレームはグレード5のチタニウムを採用しています。

iPhone Air サイドフレーム(右)

17 Proはチタニウムを捨ててアルミユニボディに姿を変えましたが、iPhone Airはチタニウムを採用し16 Proの高級感のある路線を継承しています。

ただし、16 Proのチタニウムと違ってiPhone Airは光沢ありのチタニウムフレームなので指紋はベタベタに付着します。

iPhone Air チタニウム 指紋付着

ケース装着する人がほとんどだと思うので問題ないですが、個人的にケースなしで使ってるので非光沢のチタニウムを採用してほしかったところ。薄いので14 Proなど光沢ステンレスよりも指紋は目立たないですけどね。

光沢ありのチタニウム。Apple Watch 11のチタニウムも光沢ありですし、たしかに薄い端末においては光沢あったほうが高級感がある…ってのはあるのかもしれません。

iPhone Airは操作においては他のiPhoneと同じでカメラコントロールを搭載しています。他のモデルよりもボタンは細いですが操作感は変わりない感じです。

カメラコントロールを使ってズームや露出調整などのカメラの操作ができます。慣れればスムーズにズームしたり使いこなせますがそれよりも物理ボタンで瞬時にカメラアプリを起動できるのは便利ですね。

iPhone Air カメラコントロールの操作

さらに、アクションボタンも搭載してるのでフラッシュライトなどを物理ボタン長押しで起動できます。フラッシュライトはアダプティブに対応してるので光量など細さを細かく調整できます。

アクションボタンはカスタマイズ可能で「消音モード」「集中モード」「ビジュアルインテリジェンス」「ボイスメモ」「拡大鏡」などに割り当て可能で「ショートカット」で各アプリの起動用のボタンとしても活用できます。

カメラコントロールはなくてもいいけどアクションボタンは普通に便利なので上手く使いこなしたいところですね。

充電ポートはUSB Type-Cを搭載しています。

充電速度は20W電源アダプタで30分で50%充電できる性能でiPhone 17シリーズは40W電源アダプタで20分で50%充電できるので充電速度は少し劣っています。なお、iPhone AirはeSIM専用端末となりSIMカードスロットはありません。

iPhone Airは薄い端末なのにMagSafeに対応しています。充電出力は20Wでここも17シリーズの25Wから差別化されてる部分となっています。まあ、バッテリー容量も少なめで20Wでも問題ないでしょう。

もちろん充電だけでなくMagSafe対応のウォレット、スタンドを使えます。

Apple純正バンパーを装着することでフレームを傷から守ることができます。

iPhone Airは薄型軽量がウリの端末でもあるのでバンパーを装着して必要最低限本体を守るスタイルもいいかもしれませんね。少し、チープな印象になってしまいますが。

iPhone Airと17の本体サイズを比較するとこうなります。

本体サイズ・重量
  • iPhone Air:156.2 × 74.7 × 5.64 mm、165 g
  • iPhone 17:149.6 × 71.5 × 7.95 mm、177 g
  • iPhone 17 Pro:150.0 × 71.9 × 8.75 mm、206 g

画面サイズが6.5インチと大きいので、横幅が(71.5 → 74.7mm)と幅広になりますが、厚みが(7.95 → 5.64mm)とめちゃくちゃ薄くて画面が大きいわりに操作しやすいです。

iPhone Airの筐体重量も17と比べて(177 → 165g)と 12g ほど、17 Proと比べると(206 → 165g)と41gも軽量となっていて数字で見てもいかに軽いのかが伺うことができます。

これだけ薄くて軽量でも防水防塵はしっかり IP6X / IPX8(水深1.5m30分)に対応し水回りでも安心して使えそうですね。

IP規格の等級
  • IPX5:約3mの距離から12.5L/分の水を最低3分間注水
  • IPX8:水深1.5mのところに機器を沈めて約30分間放置
  • IP6X:直径75μm以下の塵埃が内部に侵入しない(8時間)

本体カラーはスカイブルー、ライトゴールド、クラウドホワイト、スペースブラックの4色から選べます。

全色実機で見ましたがブルー、ゴールド、ホワイトはなんとなく色味が違うかもってレベルの違いです。照明によっても異なりますが公式の画像ほどの差はないかもしれませんね。

デザイン・サイズの評価
  • 薄型軽量で操作しやすい
  • チタニウムフレームが高級感ある
  • 6.5インチが大きすぎず丁度いい
  • アクションボタンでアプリ起動が楽
  • MagSafeに対応している
  • 防水防塵 IP6X / IPX8 に対応
  • 光沢フレームに指紋付着しやすい
  • 充電速度は他モデルよりも遅い

ディスプレイは6.5インチで丁度いい大画面に

iPhone Airは6.5インチの有機ELディスプレイを搭載しています。解像度は(2,736 x 1,260ピクセル)で1〜120HzのアダプティブリフレッシュレートのProMotionテクノロジーに対応しています。

画面輝度は最小輝度1ニト、標準最大輝度1,000ニト、HDRピーク輝度1,600ニト、最小輝度1ニト、屋外のピーク輝度が3,000ニトと17 Proと同じスペックで外での視認性もとても良いです。

また、保護パネルはCeramic Shield 2を採用し普段使いの擦り傷に強く低反射仕様により光の写り込みを抑えることができます。

低反射になったことで暗いシーンが続く映画など視聴するときに自分の顔が写り込みしにくく動画視聴時の体験が向上しています。ゲームしたり、映画を見ることが多いなら嬉しい進化です。

iPhone Airの生体認証はFace ID(顔認証)に対応しています。

TrueDepthカメラ(3D)によって真っ暗闇の中でもしっかり認証できますし、マスクしながらも画面ロック解除、決済が可能で指紋認証がなくてもなんら問題なく快適に使うことが可能です。

ディスプレイの評価
  • 丁度良い画面サイズで使いやすい
  • 1〜120Hzリフレッシュレート対応
  • 画面が明るくて屋外でも視認性が良い
  • Ceramic Shield 2で耐久性が向上
  • 少しだけ低反射パネルになった
  • Face ID(顔認証)で快適に使える
  • フラットではなく保護フィルムは注意
  • サイドメニューなど便利機能はない

モノラルスピーカーだけど音質は良い

iPhone Airは端末が薄くなった代償としてステレオスピーカーは非搭載で受話レシーバー側からのモノラルスピーカー仕様となっています。

2025年の高価格帯の最新スマホでステレオってまじ??ってなりましたがスピーカー自体の音質はいいので縦持ちで動画見るならとくに違和感はありません。顔全体に音が包まれる感じ。

ただし、横向きにして動画見たりゲームすると左または右からしか音が鳴らないので違和感はあります。

とくに横持ちでゲームしてる時は片側チャンネルだけなのでタイトルによってはプレイしにくいとかあるかもしれません。ゲームしないならモノラルでも問題はないのかなといった感じですね。

内蔵スピーカーの音質をiPhone Airと17 Proで比較しました。

iPhone Airはスピーカーが一つなので全体的な音量が小さくなりがち(最大音量の7割くらい)で低音の鳴り方も弱めとなっています。ただ、縦持ちなら違和感は少ないので意外とアリな仕上がりなのかなと感じます。

ちなみに、端末下にある充電ポート左右にある穴はマイクの集音用となっています。

他の端末はここにもスピーカーを搭載していますが、iPhone Airは端末が薄くてバッテリー容量を優先するためにスピーカーユニットを入れる余地がなかったみたいですね。

とはいえ、縦持ちで使うことが多かったり音楽聴く時にイヤホンや外部スピーカーを使うならiPhone Airでも何ら問題はなさそうです。

オーディオの評価
  • スピーカーの音質は良い
  • 縦持ちならモノラルでも違和感はない
  • AirPodsとの相性は抜群
  • 空間オーディオに対応している
  • モノラルスピーカーでステレオ非対応
  • 高音質コーデックaptX Adaptiveに非対応
  • 高音質LDACに非対応
  • 3.5mmヘッドフォンジャック非搭載

SoC:A19 Pro + 12GBメモリに

iPhone AirはSoC(システムオンチップ)にA19 Proを搭載しています。

A19 Pro

A19 ProはTSMCの第3世代3nmプロセスノードのSoCで17 Proにも採用されています。ただし、17 ProのA19 Proとは仕様が少し異なっておりGPUのコア数が17 Proが6コア、Airが5コアとなっています。

性能・スペック 比較
モデル iPhone Air iPhone 17 Pro
SoC A19 Pro A19 Pro
ベイパーチャンバー(VC)
CPU 高性能2コア
高効率4コア
GPU 6コア
Neural Accelerator
Dynamic Caching Gen 2
5コア
Neural Accelerator
Dynamic Caching Gen 2
Neural Engine 16コア
メモリ帯域向上
メモリ 12GB LPDDR5X(9600 MT/s)
ストレージ 256 / 512 GB / 1TB
プロセス 第3世代3nm(TSMC N3P)

同じSoCで基本スペックは同じですがGPUのコア数の違いによるゲーム性能の差があるだけでなく、17 ProはVCを搭載し放熱性能が高くゲーム性能に大きな差があります。

Antutu(V10)でiPhone 17 Pro(A19 Pro)とiPhone 17 Pro(A19 Pro)の処理性能の違いを比較するとだいぶ性能差があることが分かります。

トータル性能は6GPUのA19 Proを搭載しているiPhone 17 Proの方が高く(1950511)→(2461973)と20%ほど処理性能が高いです。とくにGPUの性能が(618357)→(983335)と60%も高いスコアとなっています。

CPUの性能もiPhone Airよりも17 Proの方が高いのでVC(ベイパーチャンバー)による放熱性能の高さによる違いが大きく性能差を開いてるように見えます。

そもそも、iPhone Airは薄くて熱には弱くA19 Proの性能をフルで発揮は難しいのかも。とはいえ、iPhone AirのA19 Proでも十分性能が高くiPhone 16と同等レベルの処理性能を持っていますしブラウザ、SNSはとにかくヌルサクで動作します。

普通に快適ですよね。ストレスなく普通に使うことができますし、ゲームとかとくにしないけど、普段使いのアプリを快適に動かしたい、ストレスなく使いたいならiPhone Airは丁度いいスペックかもしれません。

3D mark(Soler Bay)の20回ストレステストです。

同じSoCですがピーク性能でも差があり17 Proが(10841)、iPhone Airが(8439)と20%ほそ性能が劣っています。さらに2回目になるとiPhone Airはガクッと性能が落ちており発熱による処理落ちが顕著となっています。

17 ProはGPUが6コアあるだけでなくVCによる放熱性能の高さにより安定した動作を実現していますが、iPhone Airは負荷の高いアプリだと発熱による制限を入れて処理性能よりも安定性を重視してるのかもしれません。

iPhone Airでゲームをプレイしてみます。

・原神(最高画質・60fps・MetalFX:OFF)

原神を最高画質(60fps)をプレイしてみるとかなり快適です。レートはほぼ落ちることなく動作し、さすがA19 Proを搭載してるだけあります。つまり、多くのアプリではiPhone Airの性能があれば十分すぎる…ってことです。

・原神(最高画質・120fps・MetalFX:OFF)

さらに負荷をかけて120fps、MetalFXをONにしてプレイするとさすがにレート落ちがあります。コマ落ちのようなシーンもあったり、後半になると明らかにレートが落ち始めたりします。

・鳴潮(最高画質・60fps)

鳴潮はエフェクトがかかると目視レベルでレートが落ちておそらく45〜55fpsくらいで動作しています。この辺りは同じA19 Proを搭載してる17 Proの方が快適に動作するのでGPUのコア数の違い、放熱性能の違いの差が出てそうです。

まあでも、端末が薄くて軽量なiPhone Airでもココまで動くのは凄いと思います。十分すぎる性能ですしこれくらいの動作感でゲームが出来れば問題ないならiPhone Airを選んで問題ないでしょう。

部分的に発熱はしやすい

3D markを動作させた後に原神(最高画質・120フレーム)、鳴潮(最高画質・60フレーム)をプレイして端末がどれくらい発熱してるか確認するとiPhone Airは(Max 46.5℃)、iPhone 17 Pro(Max 45.4℃)とAirの方がピーク温度が高いですね。

ただ、思ったほど熱くなるわけではなく部分的にSoCに周囲が17 Proよりも熱くなってる感じ。実はゲームしてる時はiPhone Airよりも17 Proの方が熱を感じます。というのも、iPhone 17 ProはVC +アルミユニボディで効率的にSoCの熱を端末全体に放熱できて端末自体は熱くなりやすいのです。

iPhone Airは速い段階で制限を入れて性能を抑える + 端末への放熱が上手くないので意外と端末は冷えてるので思ったほど端末は熱くなってないなーといった印象なんですよね。

ただ、高負荷状態が続くとiPhone Airはハードウェアにはダメージがあるような気がします。人に優しく、自ら痛めつけてる感じなのでハードウェアにとっては17 Proの方が優しく人には厳しい仕様なのかもしれません。

容量増えてバッテリー持ち向上

iPhone Airのバッテリーは3,149mAhと17シリーズの中では最も容量が少なくなっています。実際にどれくらい電池持ちが異なるのか比較してみました。

バッテリー容量
モデル iPhone Air
(100%)
iOS 26
iPhone 16 Pro
(100%)
iOS 26
iPhone 16 Pro
(100%)
iOS 18.6
容量 3,149 mAh 3,577 mAh 3,577 mAh
YouTube 60分 86 → 78%
8%消費
86 → 73%
13%消費
50 → 40%
10%消費
原神:中30 30分 78 → 74%
4%消費
78 → 72%
6%消費
84 → 79%
5%消費
原神:最高60 30分 74 → 65%
9%消費
71 → 58%
13%消費
79 → 68%
11%消費
鳴潮:最高60 30分 64 → 49%
15%消費
84 → 70%
14%消費
86 → 70%
16%消費
メメントモリ 30分 47 → 41%
6%消費
38 → 30%
8%消費
53 → 47%
6%消費
8時間待機 78 → 72%
6%消費
78 → 72%
6%消費
42 → 36%
6%消費
充電 USB-C:20W
Qi2:20W
USB-C:20W
Qi2:25W

意外と電池持ちがいいように感じます。実際に使ってても思ってたよりもバッテリーが持ってるなといった印象があります。

YouTubeで撮影時(2時間ほど)の電池の減りを17 Proと比較するとAirは32%消費、17 Proは29%でした。さすがに最新の17 Proはバッテリー容量がかなり増えてるので差は出ます。

iPhone Air vs iPhone 17 Pro バッテリー消費

電池消費のしやすさでいうと(iPhone Air = iPhone 16 Pro < iPhone 17 Pro)といったところで、iPhone Airはバッテリー容量が少ないわりに健闘していますね。

この薄さで1世代前のiPhone 16 Proと同等レベルの電池持ちを実現してるのは凄い気がします。

おそらく、iPhone Airは薄さを実現するために基板のおける部品の最適化がされて、モデムなど通信関連のチップをApple独自開発したものに(N1チップ・C1Xチップ)にして全体的な電力効率アップにも繋がってるのでしょう。

とくにモデムがC1Xチップになったのは電池持ちに良い影響を与えてるような気がします。(iPhone 16 Proのモデムと比較して消費電力が30%少なくなってるそうです)

SoC・電池持ちの評価
  • 高性能なA19 Proを搭載している
  • ゲームもそれなりに快適に遊べる
  • 容量のわりにバッテリー持ちが良い
  • 17 ProのA19 Proより性能は低い
  • 高負荷なゲームは少し苦手
  • 長時間プレイで処理落ちあり

物理SIM廃止でeSIM専用端末に

iPhone AirはeSIM専用端末で物理SIMカードは非対応です。

今使ってるiPhoneでドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルのSIMカードが入ってるならなら「eSIMクイック転送」で簡単に物理カードからeSIMに切り替えが可能です。

Wi-Fi環境が必要ですが物理カードよりも簡単に転送ができます。

そもそも、SIMカードを入れ替えする人は少ないと思うので最初さえ乗り越えてしまえば問題はないですが、MVNOはクイック転送に対応せずeSIM再発行が必要になるなど手間がかかる場合もあるので注意です。

また、SIMの転送が何らかの理由で失敗した場合もeSIMの再発行が必要なので気軽ではないかもしれませんね。端末が壊れてしまった場合も今まではカード取り出して違う端末で使えたのがeSIM専用機はできません。

カメラは広角のみでシンプルに

iPhone Airのリアカメラは広角のみシングルカメラ仕様となり超広角カメラは非搭載です。

とてもシンプルです。広角カメラはiPhone 17と同じで48MP(IMX904・1/1.59″・1.4μm)・ƒ/1.6となり、超広角による撮影ができない感じですね。

カメラのスペック比較
モデル iPhone Air iPhone 17 iPhone 16e
広角 48MP Fusion
(IMX904・1/1.59″・1.4μm)
ƒ/1.6
48MP Fusion
(IMX972・1/2.55″・0.7μm)
ƒ/1.6
超広角 48MP Fusion
(IMX972・1/2.55″)
ƒ/2.2・マクロ対応
望遠
インカメラ 18MP(IMX914)・ƒ/1.9
センターフレーム対応
12MP(1/3.6″)・ƒ/1.9
高画質技術 Photonic Engine、Deep Fusion、スマートHDR 5
写真機能 ポートレート、ポートレートライティング、ナイトモード、フォトグラフスタイル

超広角カメラがないので視野の広い撮影はできない、超広角マクロによる撮影ができないなどデメリットはありますが普通にキレイに撮影は可能となっています。

広角カメラのセンサーはIMX904(1/1.59″)を採用し同じシングルカメラ仕様のiPhone 16eよりもキレイな画質で撮影できます。

iPhone Air 広角×1 地下道入り口前
iPhone 16e 広角×1 地下道入り口前
広角×1:Air ⇄ 16e

パッと見た感じだと同じように見えますが、部分拡大するとiPhone Airの方が解像感が高くてノイズが少ないことがわかります。

デジタルズーム4倍になってくると画質の差が大きくなってきます。

iPhone Air 広角×4 バス停留所
iPhone 16e 広角×4 バス停留所
広角×4:Air ⇄ 16e

16eは文字が潰れてしまってるのがiPhone Airはかろうじて読めるレベルの画質は維持しています。同じ4,800万画素ですがセンサーサイズがAirの方が大きいことが画質向上に繋がっています。

最大ズームはどちらも10倍ですがiPhone Airの方が解像感が高くてしっかり表現できています。

iPhone Air 広角×10 夜の街
iPhone 16e 広角×10 夜の街
広角×10:Air ⇄ 16e

また、センサーサイズが大きいiPhone Airの方が被写体に寄った時の背景のボケ感も大きく表現できるので雰囲気ある撮影が可能です。

iPhone Air 広角×2 光の玉ボケ感
iPhone 16e 広角×2 光の玉ボケ感
広角×2:Air ⇄ 16e

iPhone Airと16eは同じ48MPシングルカメラ仕様ではありますがセンサーサイズの違いによって表現力が大きく異なります。

ただし、iPhone Airの広角カメラの最短撮影距離は13cmでiPhone 16eの9cmよりも長いのでフィギュアなど小さい被写体に寄って撮影した時に大きな違いが出てきます。

だいぶ違いますよね。iPhone 17もAirと同じ最短撮影距離ですが超広角カメラを使ったマクロ撮影ができるので、この辺りはAirと17の大きな違いになってくるかと思います。

iPhone Air カメラの作例

iPhone Airで撮影した作例をいくつかどうぞ。

暗所撮影も2倍画角くらいなら違和感なく撮影できます。ただ、4倍画角以上になると望遠カメラがないので少し画質がボヤッとした感じになってしまいます。

とはいえ、シングルカメラでここまでキレイに撮影できれば十分な気はしますね。iPhone Airの広角カメラは16eよりもセンサーサイズ大きめで暗所撮影もそれなりに強い感じではあります。

最短撮影距離が少し長めなので意外と寄れないところありますが48MP高画素センサーなので2倍クロップズームなど組み合わせて撮影しても画質劣化少なめでキレイに撮影できます。

ちなみに、iPhone Airは標準画角(26mm)だけでなく(35mm)にワンタップで切り替え、デフォルトの画角に設定できます。

iPhone Air Fusionカメラ 設定

35mmをデフォルトにすることで1.4倍が標準画角になって被写体によりにくいというデメリットを改善できます。

1倍画角だともう少し寄りたいなーとなっても寄れないのが1.4倍画角なら少し離れたところからちょうど寄りたい画角で撮影できます。 

超広角マクロが使えず寄れない欠点をFusionカメラの設定でなんとか使いやすくできるので、色々と設定して使ってみるのがおすすめです。

薄いけど動画もしっかり撮影できる

iPhone Airは最大で4K 60fpsの撮影に対応しています。120fpsは非対応ですね。

iPhone Air 動画設定

どんな感じで撮影できるかYouTubeで動画レビューしています。

本体が薄くなってもiPhoneの動画性能の強さは損なわれることない感じ。暗所でもノイズ少なめでそれなりにキレイに撮影できます。手ブレもしにくいので全体的に使いやすいです。

また、新機能の「デュアルキャプチャ」も対応していてメインカメラだけでなくフロントカメラも同時に記録できるので旅行に行った時に自撮りしながら風景も同時に撮影することができます。

カメラの評価
  • 写真動画ともにキレイに撮影できる
  • デフォルト画角の設定ができる
  • デュアルキャプチャに対応
  • カメラコントロールで瞬時に起動
  • 超広角カメラを搭載していない
  • カメラコントロールが使いにくい

iPhone Air 端末価格

iPhone Airは最小ストレージが256GBからで159,800円と機能が削られてる割に高価な端末となっています。

端末価格
価格
36回払
iPhone 17 iPhone Air iPhone 17 Pro iPhone 17 Pro Max
256GB 129,800円
3,605円 / 月
159,800円
4,438円 / 月
179,800円
4,994円 / 月
194,800円
5,411円 / 月
512GB 164,800円
4,577円 / 月
194,800円
5,411円 / 月
214,800円
5,966円 / 月
229,800円
6,383円 / 月
1TB 229,800円
6,383円 / 月
249,800円
6,938円 / 月
264,800円
7,355円 / 月
2TB 329,800円
9,161円 / 月

機能が削られてるとしてもコレだけ薄いスマホはないので、プレミアムモデルといった感じ。今現在、これだけ薄いスマホは日本国内モデルではないですし十分その価値を感じることができるはずです。

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iPhone Air レビュー:まとめ

iPhone Air

iPhone Air メリット・デメリット

iPhone Airのメリット
  • 取捨選択をしたAppleらしい端末
  • チタニウムフレームで高級感あり
  • 端末が5.64mmと薄くて軽量
  • 大画面だけど薄くて操作性がいい
  • 120Hzリフレッシュレートで滑らか操作
  • Ceramic Shield 2で傷に強く低反射に
  • A19 Proで処理性能が高い
  • メモリが12GBで安定感が向上
  • アクションボタン + カメラコントロールを搭載
  • 高速通信 Wi-Fi 7 / Bluetooth 6に対応
  • eSIMに対応(iPhone同士の入れ替えは楽)
  • MagSafe/Qi2.2(20W)に対応
  • USB-C で周辺機器と接続しやすい
iPhone Airのデメリット
  • 光沢フレームが指紋付着しやすい
  • 超広角・望遠カメラを搭載していない
  • ゲーム長時間すると熱による処理落ちアリ
  • 使い方によっては電池減りは速め
  • USB 2.0(480Mbps)通信速度
  • 外部モニター出力に対応していない
  • モノラルスピーカー(ステレオ非対応)
  • 高音質コーデック非対応(他社イヤホンに弱い)
  • eSIMに対応(Androidとの入れ替えは大変)
  • 端末価格が高い

iPhone Air おすすめな人は

iPhone Airは今までのモデルを見つめ直しシンプルに必要な機能だけど薄型ボディに詰め込んだ新世代のiPhoneです。ここ最近で最もAppleらしいiPhoneではないかなと思うほど。つまり、合わない人にはとことん合わないモデルでもあると思います。

iPhone Air おすすめな人は
  • 性能よりも見た目を重視したい
  • とにかく薄いスマホが欲しい
  • 大画面で軽量なモデルが欲しい
  • カメラにはこだわりはない
  • Appleらしさを感じたい

性能よりも見た目、薄さや軽量を重視したいなら間違いなくiPhone Airを選ぶべきでしょう。超広角カメラを搭載してなかったり、外部モニター出力ができなかったり、削られた機能は多いですが他のスマホにはない体験ができます。

AppleらしいiPhoneはAirです

Appleらしさを感じることができるのはおそらくiPhone 17 ProではなくiPhone Airです。17 Proは性能を突き詰めたiPhoneに昇華しましたが、iPhone Airは取捨選択をしたシンプルな本来あるべき姿(とまでも言わないですが)のiPhoneのようにも感じるんですよね。

昔のApple製品で何かが足りないけど魅力的だよねってところがありましが、それを感じることができます。感じることができるからなんだよって人はiPhone Airは合ってないと思います(笑)

性能や使い勝手を求めるなら普通にiPhone 17を買った方がいいですし、iPhone Airの価格の高さを考えるとiPhone 17 Proも選択肢に入ってくると思います。

それでもiPhone Airを選ぶメリットはどこにあるのか。これね、実際に実機を手にした人じゃないと分からないかもしれないですね(笑)僕自身も手にするまでは「どうかな?微妙じゃない?」って気持ちもありましたが実際に使ってみると素晴らしいんです。

iPhone 13 miniよりも画面が大きくて小さいわけではないので片手操作は難しく、miniからの乗り換えると「これじゃない」となる可能性は高いですが、iPhone Airの魅力はやはりこの薄さです。

iPhone Air 薄い

画面は6.5インチと大きめですが端末が薄くて軽量なので他のモデルにはない操作感の良さがあります。もちろん、ケース装着で分厚くなるけどそれでも他のモデルよりも薄さを維持できますし大画面でコンテンツが見やすいのに薄くて軽いって最高じゃないですか?

たしかにiPhone 13 miniは画面が5.4インチとコンパクトで片手操作は最高にしやすいです。でも画面が小さくて動画やゲーム体験が劣るデメリットがあります。

iPhone Airならコンテンツの体験を損なうことはありません。A19 Proを搭載しゲーム性能も高いです。(17 Proよりも劣ります)

さらに、薄型でありながらもバッテリーはそれなりに持ちます。バッテリー容量の数値だけ見ると電池持たないのでは?って感じになりますが実際には16 Proに迫るバッテリーライフがあり困ることは少ないように感じます。

少なくともiPhone 15 ProやiPhone 13 miniよりは間違いなく電池持ちはいいので普段使いで電池が切れて困ったってことは少なくなるはずです。(モバイルバッテリーは持ってた方が安心だと思います。)

iPhone Air、今後どう進化していくのか楽しみな端末です。機能を充実させていって欲しいですが薄さと軽量さは失われてはいけないところだと思うので難しい舵取りになるような気もします。

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