REDMAGIC 11 Pro レビュー

ゲーミングスマホ・REDMAGIC 11 Proが2025年12月24日(水)に発売します!

REDMAGICといえば空冷ファンを内蔵した個性的なスマホですが、今回のREDMAGIC 11 Proは水冷機構も備えてしまったガチのゲーミングスマホに進化しました。スマホに水冷ってヤバすぎますw

ということで、REDMAGIC 11 Proをレビューしました。どんなスマホなのか実際に使ってどうかメリットやデメリットを書いています。ガチのゲーミングスマホが欲しい人は参考にしてください。

REDMAGIC 11 Proのメリット
  • 完全フラットなデザインがカッコいい
  • 6.85インチの大画面ディスプレイを搭載
  • 最大144Hzリフレッシュレートに対応
  • Snapdragon 8 Elite Gen 5で最強のゲーム性能
  • 空冷 + 水冷でゲームの処理落ちしにくい
  • 24GB + 1TBの大容量モデルあり
  • 顔 + 画面内式指紋認証(超音波)を搭載
  • Wi-Fi 7の高速通信規格に対応
  • Felica(おサイフケータイ)に対応
  • aptX Adaptive(Lossless)に対応
  • 7,500mAhバッテリーで電池持ちが良い
  • 最大80W高速充電 + ワイヤレス充電に対応
  • 80W電源アダプタ + 充電器・ケーブルが同梱
  • ステレオスピーカーの音質が向上
  • 3.5mmヘッドフォンジャックを搭載
  • IPX8の防水規格に対応
REDMAGIC 11 Proのデメリット
  • eSIMに対応していない
  • microSDカード非対応(必要なさそう)
  • 望遠カメラを搭載していない
  • インカメラの画質は少し荒め
  • 端末サイズは大きめ

REDMAGIC 11 Proは12月24日(水)正午12時より先行予約販売が開始。期間限定で4,000円OFFで購入できます。(1,000円OFFの早割クーポンとの組み合わせで5,000円OFF)

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※ 製品提供:Fastlane Japan株式会社

REDMAGIC 11 Proの特徴

REDMAGIC 11 Proの特徴
  • 6.853インチ(有機ELディスプレイ)
  • 解像度:2,688 × 1,216ピクセル
  • リフレッシュレート:最大144Hz
  • SoC:Snapdragon 8 Elite Gen 5
  • ゲーミングチップ:Red Core 4
  • 大型3D VC + 複合液体金属 + 空冷 + 水冷
  • メモリ:12 / 16 / 24 GB LPDDR5T
  • ストレージ:256 / 512GB / 1TB(UFS 4.1 Pro)
  • 生体認証:顔 + 画面内式指紋認証
  • 広角カメラ:50MP(1/1.55″)・ F/1.9
  • 超広角カメラ:50MP(1/2.88″)・ F/2.2
  • マクロカメラ:2MP・ F/2.4
  • フロントカメラ:16MP・ F/2.0
  • 防水規格:IPX8、防塵規格:非対応
  • オーディオ:ステレオスピーカー
  • 通信:5G(Sub-6)、Wi-Fi 7、Bluetooth 5.4
  • NFC:A / B / Felica(おサイフケータイ)
  • 充電:USB-C(最大80W)、ワイヤレス対応
  • バッテリー:7,500mAh
  • サイズ:163.8 × 76.5 × 8.9 mm、重量:230 g
  • 端末価格:124,800円〜(税込)
  • 発売日:2025年12月24日(水)

REDMAGIC 11 Proは6.85インチサイズの有機ELディスプレイを搭載した大画面モデルです。インカメラもUDC(アンダーディスプレイカメラ)を採用しパンチホールのないすっきりとした没入感の高いパネルとなっています。

背面側はゲーミングスマホらしいデザインとなっていて水冷による冷却を視覚的に楽しめる男心を燻るようなスタイルです。水冷機構が動作してる時には白色の液体が動くのが面白いですよね。

SoCにQualcomm Snapdragon 8 Elite Gen 5を搭載しています。メモリは12 / 16 / 24GB LPDDR5T、ストレージは256 / 512GB / 1TB(UFS 4.1 Pro)とゲーム性能を重視したスペックになっています。

スペックで見ると兄弟機のnubia Z80 Ultraと同じように見えますがREDMAGIC 11 ProはゲーミングチップのRed Core 4を搭載しよりゲームを安定的に遊ぶことができるんですよね。

REDMAGIC 11 Pro ゲームを楽しむ

さらに冷却機構としてAquaCore冷却システム(大型3D VC + 複合液体金属 + 空冷 + 水冷w)を採用しSoCの熱を効率良く放熱できます。しかも、ファン内蔵なのにIPX8の防水規格に対応してるのが意味不明なところです(笑)

原神や鳴潮など高画質設定にしてフレーム補完機能(120fps)をONにして数時間遊びましたが処理落ちほぼなく快適に遊べます。ほんとすごい。

さらに、バッテリーが7,500mAhと大容量で電池持ちがとても良いです。ゲームを長時間遊んでも電池減りが少なくて充電する回数が減ります。充電速度も80W対応(充電器付き)で爆速ですしノンストレスです。

なお、REDMAGIC 11 Proは引き続きFelica(おサイフケータイ)に対応しています。Suicaなどの交通系カードやiD、QUICPayなどの電子決済も使える日常使いできます。ゲーミングスマホなのにおサイフケータイ対応ってヤバいですよね。

REDMAGIC 11 Proは全部で5つのモデルから選べます。

REDMAGIC 11 Pro ラインナップ

グレードによって本体デザインとカラーが異なりシンプルなデザインのREDMAGIC 11 ProならCryo(ブラック・12GB + 256GB)で124,800円、水冷を眺めたい、ゲーミングスマホさが欲しいならNighefreeze・Subzero(16GB + 512GB)が157,800円、(24GB + 1TB)が192,800円で購入できます。

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REDMAGIC 11 Pro レビュー

本体デザイン・サイズ

REDMAGIC 11 Pro(Nighefreeze・Subzero)の背面パネルは中がスケルトンデザインのガラスパネルでとにかくカッコいいですね。

↓ 動画で本体デザインを確認できます

ゲーミングスマホに相応しいメカニカルなデザインで整合性の取れたバランスのいいスタイルとなっています。

光沢ガラスパネルなので指紋や埃など汚れはブラックだと目立ちやすいので気になる場合はSubzero(シルバー)がいいかもしれません。本体サイズは(163.8 × 76.5 × 8.9 mm)で本体重量は230 gとなっています。

本体サイズはほぼ変えずに空冷ファンだけじゃなくて水冷機構も入れてしまってるのは凄いの一言です。フラットに並んでいるカメラの隣にゲーミングスマホの証とこも言える「REDMAGICマーク」のロゴがあります。

国内モデルはFelica(おサイフケータイ)に対応していますが、このあたりにFelicaのチップを搭載しています。(グローバル版はロゴが光りますが国内モデルは光りません。)

サイドフレームはアルミ金属素材を採用しています。形状が少し角が取れて手に馴染む感じになってます。サイド部分にさりげなく「GAME MODE」の文字が刻印されています。

REDMAGIC 11 Pro 操作ボタンの配置
10 Pro ⇄ 11 Pro

本体右側に音量ボタン、横長のサイドボタン、赤スライドスイッチ、ゲーム専用のタッチパッド(ショルダートリガー)を搭載しています。

各ボタンのデザインが細かく変更されていて空冷用の通気孔のデザインもよりシンプルな形状に変わっています。端末上には3.5mmヘッドフォンジャックを搭載し充電しながらも有線イヤホンで音ゲーもしっかり楽しめます。

端末下にSIMカードスロットを搭載しています。nanoSIMを同時に2枚使えるデュアルSIMに対応していますがeSIMは非対応なので注意です。

充電ポートはUSB Type-Cを搭載し充電出力は最80Wの高速充電に対応し設定からターボチャージをONにして高速充電が可能でしっかり80W 電源アダプタとUSB-Cケーブルが同梱しています。

100Wではなく80Wなのが少し残念ですがUSB Type-Cに対応してるのはいいですね。実際の充電時間は15分で50%ほど、30分で90%ほど給電できるのでバッテリーをたくさん消費したとしてもサクッとフル充電することができます。

さらに、REDMAGIC 11 Proはワイヤレス充電に対応しました。

REDMAGIC 11 Pro ワイヤレス充電対応

どんどん出来ることが増えていきます。しかも、最大80Wのワイヤレス充電に対応してるのがヤバい。日本では専用充電器が販売されてないので使えないんですけどね。

とはいえ、普通にQi規格の15W無線充電は可能ですしケーブルレスで運用することができそうです。ただ、個人的にはゲーミングスマホですし有線でガッツリとサクッと充電してしまうのがいいかと思います。

IPX8の防水規格に対応した

REDMAGIC 11 Proは空冷のファンのためのエアダクトがあるのにも関わらずIPX8の防水規格に対応し水への耐久性を手に入れました。(一応、先代もある程度の防水性能は持ってたらしい)

エアダクト部分とSoCのある本体内部は完全に分離してるため通気孔の中に水が入っても大丈夫な構造になっていて、雨に濡れたり、濡れた手で触ったりする程度は全く問題ないみたいです。

IPX8は一般的には水深1.5mに30分耐えられる水準ですが、さすがにファン部分は影響ありそうですし、意図的に水に沈めるとかはやめたほうがいいとは思います。

筐体の評価
  • 完全フラットな本体デザイン
  • メカニカルデザインがとカッコいい
  • カメラ出っ張りレスで最高
  • 最大80Wの超高速充電に対応
  • ワイヤレス充電に対応した
  • IPX8 防水規格で濡れても安心
  • 指紋や埃が付着しやすい
  • 防水防塵規格に非対応
  • ワイヤレス充電に非対応
  • 端末サイズは大きめ

ディスプレイ:没入感の高い画面

UDCで完全フルディスプレイを搭載

REDMAGIC 11 Proは6.85インチの有機ELディスプレイを搭載しパネルは(BOE Q9+)→(BOE X10)と第8世代の新型UDCフルディスプレイを搭載しています。

REDMAGIC 11 Pro ディスプレイ

ベゼル幅が狭くて没入感があるのはUDCディスプレイならではですよね。動画やゲームも邪魔になるものが何もなく快適です。

解像度は(2,688 × 1,216ピクセル)、リフレッシュレートは144Hzの滑らかディスプレイに対応し最大輝度は 1,800nits と明るく外での視認性も抜群のパネルとなっています。

REDMAGIC 11 Pro 画面輝度
11 Pro ⇄ 10 Pro

ちなみに、先代は2,000nitsだったので1,800nitsに数値は落ちてますが実際は外で比較してもREDMAGIC 11 Proの方が明るく見えました。といっても、どちらも視認性はとても良いんですけどね。

REDMAGIC 11 ProはインカメラはUDC(画面下カメラ)を採用していますが顔認証はしっかり使えます。

REDMAGIC 11 Pro UDC(アンダーディスプレイカメラ)

画面上に何もないように見えますが、ディスプレイの下にインカメラを搭載し顔認証による画面ロック解除が可能です。

REDMAGIC 11 Pro UDC 顔認証

また、REDMAGIC 11 Proは超音波式の画面内指紋認証にも対応し、指をちょっと触れただけでサクッと画面ロック解除できるのでストレスフリーです。

画面内指紋認証は文句なしに高速認証ですね。顔認証はディスプレイ下のカメラなので角度が少しズレてると認証しにくいことはありますが、正面から認証するとストレスなく使うことができます。

さらに、暗所でも画面が一瞬明るくなって顔認証ができるようになりました。今までのモデルは暗いところだと顔認証使えなかったのでコレはありがたいですね…!

インカメラの画質は通常のパンチホールのスマホと比べると劣りますが、REDMAGIC 11 Proは先代よりも肌の色味が向上し自撮りというかビデオ通話は問題なくできるかと思います。

また、REDMAGIC 11 Proは6.85インチと画面が大きくて片手操作に適してないですが、画面左から右にスワイプして一時停止からサイドメニューを起動してアプリ切り替えが可能です。

REDMAGIC 11 Pro 分割画面

画面が大きくて使いにくそう…って思うかもですが、ソフトウェアを上手く活用することで分割表示やウィンドウ表示も片手でこなすことができます。

REDMAGIC 11 Pro 分割画面

アプリを上にスワイプし終了させずにそのまま保持してポップアップウィンドウに変形させてウィンドウを吊るしてマルチタスクも可能です。

REDMAGIC 11 Pro ポップアップウィンドウ

ウィンドウをアイコン化して常駐することもできますし意外とマルチタスクしやすいんですよね。他にも3本指で上にスワイプで画面分割したり、スクリーンショットできたりと色々と使いやすい機能を搭載します。

ディスプレイの評価
  • 6.85インチ大画面ディスプレイを搭載
  • 144Hzリフレッシュレートで滑らか操作
  • ベゼル幅が狭くて没入感が高い画面
  • UDCでパンチホールがない画面
  • インカメラの色味が改善した
  • 顔認証(暗所対応)を搭載している
  • 画面内指紋認証(超音波式)で精度向上
  • サイドメニューを搭載している
  • インカメラの画質はイマイチ

ステレオスピーカーの音質が向上した

nubia Z80 Ultraは1015A+1115Eデュアルスピーカーを採⽤しています。「音とバイブレーション」にある「DTS音」がOFFだと音に迫力がないですがONで音圧が強くなり音に広がりが出て音質が向上します。

スピーカーの音質はかなり向上しています。先代の10 Proは高音域はクリアで良かったですが低音が弱かったのが、REDMAGIC 11 Proは低音の音圧が強くなって迫力のサウンドを楽しめるようになりました。

REDMAGIC 11 Pro 動画視聴

ゲームだけでなく動画、音楽もしっかり楽しめるスピーカーに進化したように感じます。また、DTS音は「音楽」に設定するとイコライザー調整が可能です。

REDMAGIC 11 Pro サウンド

好みの音質に合わせられるのは嬉しいですね。また、3.5mmヘッドフォンジャックも搭載してるので有線イヤホンを使って音楽を聞いたりゲームを楽しめます。もちろん、ワイヤレスイヤホンの高音質コーデックはLDAC、aptX Adaptive(Lossless)に対応しています。

無線イヤホン 対応コーデック
  • AAC、SBC、aptX
  • LDAC、aptX Adaptive(Lossless)

Snapdragonのチップを採用してるのでaptX HDだけでなくaptX Adaptiveも対応し幅広いワイヤレスイヤホンを高音質で楽しむことができます。

オーディオの評価
  • ステレオスピーカーを搭載
  • スピーカーの音質が向上した
  • 3.5mmヘッドフォンジャック搭載
  • LDAC、aptX Adaptiveに対応
  • デメリットはない

8 Elite Gen 5 + 空冷水冷で最強性能に

REDMAGIC 11 ProはSoC(システムオンチップ)にフラグシップチップとなるQualcomm Snapdragon 8 Elite Gen 5を搭載し、さらにゲーミングチップとなるRed Core 4を搭載しゲームの安定性が向上します。

Snapdragon 8 Elite Gen 5 + Red Core 4

REDMAGIC 11 ProとREDMAGIC 10S Proで比較します。

性能・スペック 比較
モデルREDMAGIC 11 ProREDMAGIC 10S Pro
SoCSnapdragon 8 Elite Gen 5
TSMC 3nm(N3P)
Snapdragon 8 Elite
TSMC 3nm(N3E)
Gaming ChipRedCore 4RedCore 3
冷却機構AquaCore冷却システム
大型3D VC + 複合液体金属3.0 + 空冷(24,000RPM) + 水冷
ICE-X 多次元冷却システム
大型3D VC + 複合液体金属2.0 + 空冷(23,000RPM)
CPUOryon
V3 Phoenix L×2
V3 Phoenix M×6
Oryon
V2 Phoenix L×2
V2 Phoenix M×6
GPUAdreno 840Adreno 830
メモリ12 / 16 / 24 GB
LPDDR5T
12 / 16 / 24 GB
LPDDR5T
ストレージ256 / 512GB / 1TB
UFS 4.1 Pro
256 / 512GB / 1TB
UFS 4.1 Pro
バッテリー7,500 mAh7,050 mAh

Snapdragon 8 Elite Gen 5はTSMC 3nm(N3P)プロセスで製造されたSoCで先代の8 EliteよりCPUの性能が約20%、GPUの性能が23%ほど向上、メモリはLPDDR5T(最⼤10,677Mbps)、ストレージもUFS 4.1 Proの高速タイプです。(12GBは最大9,600Mbpsと仕様が少し異なります。)

そして、REDMAGICといえばファンを内蔵した冷却システムですが、REDMAGIC 11 Proは従来の空冷システムだけでなく水冷を搭載し放熱性能がさらに向上します。

REDMAGIC 11 Pro 冷却システム

空冷部分は13,116mm²の超⼤型3D VC(ベイパーチャンバー)とSoCの複合液体⾦属がSoCの熱を吸収し内蔵ファンで冷却し、バッテリー周辺からの熱を⽔冷システムで取り込んで循環経路へ逃して内蔵ファンで廃熱する流れのようです。

水冷を実現するために専用の厚さ0.85mmの圧電セラミック製マイクロポンプを独⾃開発してるってのが凄いですw

冷媒にはAIサーバーに利⽤されるのフッ化系液体を採⽤し⾼い絶縁性と⾮導電性を備えて-60°C〜108°Cという広い温度範囲で液体状態を維持できるそうです。

ゲームを起動すると自動で空冷と水冷のシステムが稼働しますが手動で空冷のみまたは水冷のみを動かせます。水冷システムが駆動すると二つの色に分けられたフッ化系液体が動き出します。

もう、意味が分からないですね(笑)スマホとは思えないシステム。発熱してなくても水冷を動かしてずっと見てたいです。

Antutu(v10)で性能を計測してみました。

REDMAGIC 11 Proはトータルで(2776715 → 3162215)と15%ほど処理性能が向上。CPUがOryon(第3世代)になって性能が伸びてる感じで全体的に処理性能が上がってるようです。

続いて、Antutu(v11)です。

トータルで(3429075 → 4281943)と25%も処理性能が向上。v11だと公式の23%に近いスペックアップで、とくにCPUの処理性能が大きく向上します。ベンチマークはフルで動かそうとするため発熱はREDMAGIC 11 Proの方が高くなる傾向がありそうですね。

ブラウザ、SNSなど軽いアプリを動かしてみました。

当然ながら普段使いのアプリはストレスなく使えます。分割画面やウィンドウ化でアプリを複数同時に使っても快適使うことができるでしょう。

3D mark(Solar Bay)でグラフィック性能を計測しました。

ベストスコアで(11,777 → 13,622)と15%ほどグラフィック性能が向上しています。ロースコアも(9,563 → 11,911)と25%ほどスコアが伸びて安定性も(75.9% → 83.4%)と向上しています。

処理性能を向上させつつも空冷 + 水冷による冷却によって処理落ちを上手く抑えられています。兄弟機で同じくSnapdragon 8 Elite Gen 5を搭載しているnubia Z80 Ultraは3D markは発熱で処理落ちしスコアがだいぶ低迷しています。

同じSnapdragon 8 Elite Gen 5でもコレだけスコアが変わってくるのが凄いでですよね。REDMAGIC 11 Proは空冷 + 水冷システムによって効率的にSoCの熱を発散して安定した動作を実現してるのでしょう。

となると、2026年に登場するであろう他社製のSnapdragon 8 Elite Gen 5を搭載スマホは発熱が凄いことになるかもしれません。どう放熱機構を工夫するかが動作の安定性実現の肝になりそうな予感がします。

REDMAGIC 11 Proはゲームスペースの機能からタッチ感度や給電方法(ダイレクト給電に対応)など数多くのゲームに関する細かい設定が可能です。

REDMAGIC 11 Pro ゲームスペース

REDMAGIC 11 Proは引き続きフレーム補間機能(最大120Hz)とアップスケーリング機能(2K)を搭載しています。

「優れた画質」の機能から設定が可能でフレームレートを「高い」にすることで120fpsで遊ぶことができます。

REDMAGIC 11 Pro フレームレート補完機能

原神を最高画質(60fps)でフレーム補間機能で120fpsにしてどれくらい違いがあるか比較しました。Antutu、3D markを回した後にプレイしてるので端末はかなり発熱してる状態です。

まずは、REDMAGIC 10S Pro(Snapdragon 8 Elite・16GB・512GB)です。

フレームレートは(114-121fps)でかなり快適です。Snapdragon 8 Eliteも優秀なチップなので、正直なところREDMAGIC 10S/10 Proで十分すぎるところがあります。ファンも搭載してるので安定しています。

REDMAGIC 11 Pro(Snapdragon 8 Elite Gen 5・16GB・512GB)です。

フレームレートは一時的に101fpsに落ちましたが(115-121fps)で安定的に動作しています。遊んでみた感じとしたはほぼ同じですが、より負荷が高くなってくると違いが出てきそうです。

鳴潮も最高画質(60fps)、フレーム補間機能で120fpsにしてどれくらい違いがあるか比較しました。

REDMAGIC 10S Pro(Snapdragon 8 Elite・16GB・512GB)です。

(112-120fps)で動作しています。もう十分すぎるくらい高性能で快適にプレイ可能です。

REDMAGIC 11 Pro(Snapdragon 8 Elite Gen 5・16GB・512GB)です。

鳴潮はさらに安定して(115-120fps)で動作します。体感としては同じですが数値を出すとレートが落ちにくくなっています。30分プレイした時のフレームレートを部分的に計測しました。

先代の10S Proもめちゃ安定してるのでREDMAGIC 10 Proシリーズを持ってるなら乗り換えは必要はないですが(111 – 121 fps)→(116 – 124 fps)とREDMAGIC 11 Pro はさらに安定感が増してます。

nubia Z80 Ultraと比較すると(106 – 121 fps)→(116 – 124 fps)となります。

同じSoCを搭載してる両機ですが差はあります。REDMAGIC 11 Proはゲーミングチップを搭載し安定してるのかもですが鳴潮をプレイ後に端末の発熱を計測すると空冷+水冷システムを備えるREDMAGIC 11 Proの方が熱を抑えられています。

REDMAGIC 11 Pro 端末発熱
REDMAGIC 11 Pro
REDMAGIC 10S Pro 端末発熱
REDMAGIC 10S Pro

空冷だけのREDMAGIC 10S/10 Proでも長時間ゲームを遊んでも極端に熱くなることはないですが、より性能が上がったSnapdragon 8 Elite Gen 5の熱を上手く放熱できるのはREDMAGIC 11 Proの空冷 + 水冷が必要なのかもしれません。

REDMAGIC 11 Pro 水冷

それにしても、カッコいいですね。

電池持ち:大容量バッテリーを搭載

REDMAGIC 11 Proは7,500mAhの大容量バッテリーを搭載しています。先代のREDMAGIC 10S/10 Proは7,050mAhだったので450mAhほど容量が増えています。

バッテリー容量は先代の10S/10 Proから450mAhほど増えて7,500mAhの大容量となりYouTubeの動画視聴で最大12.5時間の再生が可能です。実際の電池持ちを比較してみました。

モデルREDMAGIC 11 ProREDMAGIC 10S Pronubia Z80 Ultra
容量7,500mAh7,050mAh7,200mAh
YouTube 60分6%消費6%消費5%消費
原神(中30)30分5%消費6%消費4%消費
原神(最高60)30分7%消費8%消費6%消費
鳴潮(最高60)30分7%消費8%消費7%消費
鳴潮(最高120)30分12%消費13%消費14%消費
メメントモリ 30分5%消費5%消費3%消費
8時間待機3%消費4%消費3%消費
充電USB Type-C(80W)

電池持ちは先代の10S Proと比較してもそう大きな差はないですね。容量が増えてはいますが水冷を搭載したことで専用のポンプを動作させたりと単純に消費電力が増えてる影響はありそうです。

とはいえ、物理的に7,500mAhの大容量バッテリーを搭載し一般的なハイエンドスマホ(5,000mAh)よりも電池持ちはかなり良いのでゲームを長時間遊ぶだけでなく普段使いにおいても長く使うことができます。

充電速度も80Wで高速ですし充電もあっという間に終わります。

ショルダートリガーが大型化

REDMAGIC 11 Proは端末の左右にタッチパッド(トリガーショルダー)を搭載し、LRボタンとして画面を触れず操作することができます。

REDMAGIC 11 Pro ショルダートリガー

トリガーL、トリガーRを指定の箇所に設定してキャラクターの移動用、攻撃用などで使うことができます。

タッチボタンの設定

REDMAGIC 11 Proのトリガーショルダーは大型化し横に伸びてボタンが押すやすくなりました。

REDMAGIC 11 Pro ショルダートリガー大型化

このようにトリガーショルダーをタッチして特定のボタンを実行することができます。

トリガーショルダーでゲームプレイ

慣れると画面を触れずして遊べるので色々と遊び方を模索できますよ。

SoC性能・電池持ちの評価
  • 処理性能がさらに向上した
  • 高負荷ゲームも最高画質で超快適に
  • 2Kアップスケーリング + 120fpsに対応
  • 空冷+水冷でゲームの動作が安定してる
  • トリガーショルダーで操作可能
  • 7,500mAhの大容量バッテリー
  • 電池持ちがとても良い
  • 電池持ちは先代と変わらず
  • microSDカードに非対応(問題はない)

カメラもゲーミングスマホなのに綺麗

REDMAGIC 11 Proのリアカメラは広角と超広角のデュアルカメラ仕様となっています。基本スペックは先代の 10S / 10 Pro と変わらずとなっています。

REDMAGIC 11 Pro リアカメラ
製品名REDMAGIC 11 ProREDMAGIC 10S Pro
広角カメラ24mm
50MP(1/1.55″)・F/1.88
23mm
50MP(1/1.55″)・F/1.88
超広角カメラ50MP(1/2.88″)・F/2.2
マクロカメラ2MP・F/2.4
動画撮影8K(30fps)4K(60/30fps)、FHD(60/30fps)
スローモーション: FHD(480fps)
フロントカメラ16MP UDC・F/2.0

ゲーミングスマホですがカメラは普通に使えるレベルでハイエンドのSoCとNEOVISION画像処理システムのおかげか画質もとてもキレイで動画撮影にも強いんですよね。

基本的にREDMAGIC 11 Pro、10S Proの画質は微妙な違いはあるものの大きな差はないです。

なぜか画角が(24mm → 23mm)になって少しだけ広く撮影できるようになりました。

解像感は10S ProよりもREDMAGIC 11 Proの方が上がっています。

まあ、パッと見では分からないレベルですが。

暗所においては10S Proの方が解像感が高い感じにも見えますが、ズーム画角になるとREDMAGIC 11 Proの方がノイズが少なく解像感が高いかもしれませんね。

よりソフトウェアの処理が強くなってる感じでしょうか。いずれにしても、カメラのハードウェアはミドルスマホ並ですが高性能なSoCによって上手く表現してる感じがあります。

REDMAGIC 11 Pro カメラ作例

REDMAGIC 11 Proで撮影した作例をいくつか置いておきます。

※ 画像をタップまたはクリックで拡大できます

動画撮影も意外とキレイ

REDMAGIC 11 Proは最大4K60fpsの撮影に対応しています。

SoCの性能が高くてソフトウェア処理が強力なのか白トビもしっかり抑えて撮影できます。

電子手ぶれ補正(動画前半は電子手ぶれ補正OFFですが後半でONになってます)もしっかり効いてるので動画撮影は快適にできそうです。ただし、微ブレは少しあるかもしれないですね。

カメラの評価
  • カメラレンズの出っ張りがない
  • 1〜3倍画角は実用レベルの画質
  • フィルター機能が充実している
  • 動画もキレイに撮影できる
  • 望遠カメラを搭載していない
  • 3倍ズーム以上は画質が荒め

コスパはとても良い

REDMAGIC 11 Proは容量の違いで価格が異なります。

REDMAGIC 11 Pro ラインナップ
REDMAGIC 11 Pro 価格
  • 12GB + 256GB:129,800円
  • 16GB + 512GB:157,800円
  • 24GB + 1TB:192,800円

最も安価なのが(12GB + 256GB)モデルですが、これでSnapdragon 8 Elite Gen 5 + 空冷 + 水冷 で129,800円はコスパいいですよね。ゲームはノンストレスで遊べます。

ストレージ容量が足りるかどうかが問題ですが、原神は40〜50GBほどあれば問題ないですし、これくらいの容量のゲームは3本くらいはインストールできるので多くのタイトルを必要としないなら256GBでもいいと思います。

4本以上入れて遊びたい!ってなるなら512GBモデルがおすすめです。メモリは16GBあれば全く問題ないですが、複数のゲームを切り替えて遊ぶなら24GBあったほうがタスクキルが少なくなるかも?

REDMAGIC 11 Proは12月24日(水)正午12時より先行予約販売が開始。期間限定で4,000円OFFで購入できます。(1,000円OFFの早割クーポンとの組み合わせで5,000円OFF)

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REDMAGIC 11 Pro レビュー:まとめ

REDMAGIC 11 Pro メリット・デメリット

REDMAGIC 11 Proのメリット
  • 完全フラットなデザインがカッコいい
  • 6.85インチの大画面ディスプレイを搭載
  • 最大144Hzリフレッシュレートに対応
  • Snapdragon 8 Elite Gen 5で最強のゲーム性能
  • 空冷 + 水冷でゲームの処理落ちしにくい
  • 24GB + 1TBの大容量モデルあり
  • 顔 + 画面内式指紋認証(超音波)を搭載
  • Wi-Fi 7の高速通信規格に対応
  • Felica(おサイフケータイ)に対応
  • aptX Adaptive(Lossless)に対応
  • 7,500mAhバッテリーで電池持ちが良い
  • 最大80W高速充電 + ワイヤレス充電に対応
  • 80W電源アダプタ + 充電器・ケーブルが同梱
  • ステレオスピーカーの音質が向上
  • 3.5mmヘッドフォンジャックを搭載
  • IPX8の防水規格に対応
REDMAGIC 11 Proのデメリット
  • eSIMに対応していない
  • microSDカード非対応(必要なさそう)
  • 望遠カメラを搭載していない
  • インカメラの画質は少し荒め
  • 端末サイズは大きめ

REDMAGIC 11 Pro どんな人におすすめ?

REDMAGIC 11 Proは6.85インチの大画面ディスプレイにSnapdragon 8 Elite Gen 5を搭載しつつ空冷ファンと水冷システムを搭載してしまったゲーム特化のフラグシップスマホです。

どんな人におすすめかまとめました。

REDMAGIC 11 Pro どんな人におすすめ?
  • ゲームをストレスなく快適に遊びたい
  • 長時間高画質でゲームを楽しみたい
  • 電池持ちが良いスマホが欲しい
  • 業界初の水冷スマホを使ってみたい
  • ゲームしておサイフケータイ使いたい

REDMAGIC 11 ProはフラグシップのSnapdragon 8 Elite Gen 5とゲーミングチップRed Core 4を搭載しゲーム性能は最強です。高負荷ゲームもフレームレート落ちを許さぬ気迫を感じられるほど高性能なのです。

ゲームをストレスなく遊ぶなら間違いなくコレです。

何よりもめっちゃカッコいい。デザインが良いですよね。もちろん、メカニカルなデザインが苦手って人も下位モデルはシンプルなデザインで選択肢があるのもとても良きです。

さらに、ゲーミングスマホなのにFelica(おサイフケータイ)に対応し交通系カード(Suica、PASMOなど)も使えます。電車でゲーム遊んで、そのままSuicaでササっと改札を通ることができちゃいます。

ゲーム強くてカメラもそれなりに撮れて電池持ちも良いので普段使いのスマホとしても良いかもしれませんね。なんといってもREDMAGIC 11 ProはIPX8の防水規格に対応し雨に濡れても安心を手に入れたのは強いです。

電池持ちを重視したい人もREDMAGIC 11 Proはおすすめです。

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