
SHARPのミドルハイスマホ・AQUOS R10が2025年7月10日(木)に発売しました。
AQUOS R10は6.5インチディスプレイ、Snapdragon 7+ Gen 3にHEKTORレンズを採用したLEICA監修のカメラを採用しつつ10万円前後で購入できる丁度いいスペックのスマホです。
先代のR9とSoCは据え置きですが細かいところが改善されたマイナーアップデートモデルです。この記事ではAQUOS R10をレビューしR9との違いも比較しつつメリットとデメリットを書いております。
- 個性的でおしゃれな可愛いデザイン
- 画面輝度が明るく視認性が向上
- 120Hz(240Hz)リフレッシュレート対応
- Snapdragon 7+ Gen 3で快適動作
- 512GBのストレージを選べるように
- 顔 + サイドボタン式指紋認証に対応
- メタルBOXスピーカーで音質向上
- LEICA監修「HEKTOR」レンズ搭載
- IPX5 / IPX8 / IP6X 防水防塵に対応
- MIL-STD-810G 耐衝撃規格に準拠
- OSメジャーアプデ3回(Android 18)
- 5年セキュリティアップデート(2030年まで)
- 先代R9からの進化は少ない
- デザインが(人によっては)個性的
- 画面の保護ガラスがGorilla Glass 5
- 超広角カメラで露出オーバーのバグがある
- 望遠カメラを搭載していない
- 3.5mmヘッドフォンジャック非対応
- ワイヤレス充電に対応してない
AQUOS R10の特徴

- 6.5インチ 有機ELディスプレイ
- 解像度:2,340 × 1,080ピクセル
- リフレッシュレート:120Hz(最大240Hz)
- SoC:Snapdragon 7+ Gen 3、メモリ:12GB LPDDR5X
- ストレージ:256 / 512GB(UFS 4.0)
- 外付け:microSDXC(最大2TB)
- 生体認証:顔 + サイドボタン式指紋認証
- 広角カメラ:50MP(1/1.55型)・ F/1.9
- 超広角カメラ:50MP(1/2.5型) F/2.2
- 望遠カメラ:-(デジタルズーム ×8)
- フロントカメラ:50MP(1/2.8型) F/2.2
- 防水防塵:IP68、MIL規格対応
- オーディオ:フルメタルBOXステレオスピーカー
- 通信:5G(Sub-6)、Wi-Fi 7、Bluetooth 5.4
- NFC:NFC A / B / Felica(おサイフケータイ)
- ポート:USB-C PD3/PPS(36W)
- ワイヤレス充電:非対応、バッテリー:5,000mAh
- サイズ:156 × 75 × 8.9 mm、重量:197 g
- OS:Android 15 → 18まで対応予定
- 端末価格:99,770円(SIMフリー)
- 発売日:2025年7月10日(木)
AQUOS R10は6.5インチの大画面ディスプレイを搭載したスマホです。

画面比率は19.5:9で画面四隅のベゼル幅が狭くて没入感の高いパネルなのは変わらずですが、画面輝度が3,000nitsと明るくなって視認性が向上しています。
普通に使っていて画面が突然暗くなることもなくなり、めちゃくちゃ快適に操作できるようになったのは大きな改善点です。(一応、R9もアップデートである程度は改善はされてる)

AQUOS R10はあくまでR9のマイナーアップデートモデルでSoCも据え置きで性能面は変わらずです。ただ、最大仮想メモリが増えたり、ストレージ容量が512GBも選べるように、さらにスピーカーもフルメタルBOXになって改良されています。
先代のR9を持ってる人はAQUOS R10に乗り換える必要性はないですが全体的に完成度が向上しています。10万円前後で購入できるスマホとしてスペックも丁度いい感じで性能をそこまで求めないならいい選択肢になりそうです。
AQUOS R10 レビュー
本体デザイン・サイズ
AQUOS R10は6.5インチディスプレイを搭載しています。画面比率が(19.5:9)になって横に広く本体サイズは(156 × 75 × 8.9 mm)で重量が(197 g)です。

画面四隅が狭小で統一されてるのがいいですよね。
背面はガラス(Gorilla Glass Victus 2)を採用し強固な割れにくいパネルとなっています。ただ、光沢ありなので指紋は付着しやすいです。

AQUOS R10の本体デザインは引き続き三宅一成氏が設立した「miyake design」が担当しリアカメラは先代のR9と同じく個性的な可愛らしいデザインとなっています。
サイドフレームはアルミ金属素材を採用しフラットで持ちやすい形状となっています。操作ボタンは本体右側にあって上にサイドボタン、下に音量ボタンを搭載しています。

サイドボタンが中央にあるので操作しやすいのがGoodです。本体上にマイクの穴とSIMカードスロットを搭載、SIMカードはnanoSIM + eSIMに対応しています。

microSDカードにも対応しカードスロットを手で開閉できるので簡単にデータ移動が可能なのは他のスマホではない魅力の一つになるかもしれません。
端末下にUSB Type-C、マイクの穴、スピーカーを搭載しています。

充電出力は36Wに対応しています。
45Wの電源アダプタで110分でフル充電できます。充電速度はゆっくりめ。バッテリーは5,000mAhと電池持ちがまあまあ良いので困らないですが充電速度もう少し速いとよかったですよね。
本体カラーはCashmere White(ホワイト)、Charcoal Black(ブラック)、Trench Beige(ベージュ)の3色から選べます。

先代のR9はホワイトとグリーンの2色だったので、ブラックが追加されたのはいいですね。今回レビューしてるAQUOS R10はベージュとなっています。
また、AQUOS R10は防水防塵規格 IP6X / IPX8(水深1.5m30分)に対応しています。
- IPX5:約3mの距離から12.5L/分の水を最低3分間注水
- IPX8:水深1.5mのところに機器を沈めて約30分間放置
- IP6X:直径75μm以下の塵埃が内部に侵入しない(8時間)
MIL-STD-810G:耐衝撃(落下)とMIL-STD-810H:防水(浸漬)/ 防水(雨滴)/ 耐振動 / 防湿 / 高温保管(固定)/高温保管(変動)/ 高温動作(固定)/ 高温動作(変動)/ 低温動作 / 低温保管 / 温度耐久(温度衝撃)/ 低圧保管 / 低圧動作 / 氷結(結露)/ 氷結(氷結)にも対応します。
10万円のミドルハイクラスのスマホでMIL規格にも対応してるのはいいですよね。もちろん、落としたらパネルが破損したりすることもあるとは思いますが信頼性は高くなってると思います。
純正ケースは先代と同じ形状なのでそのまま使用可能です。

ディスプレイの縁、カメラ部分もしっかり守ってくれるケースとなっています。ただ、シリコンの滑りが悪くてジーンズのポケットにスムーズに入ってくれないかもしれません。
- 可愛らしいシンプルデザイン
- 大画面で操作しやすいサイズ
- 防水防塵 IP6X / IPX8 に対応
- 対衝撃規格(MIL)に対応
- 端末サイズは大きめ
- 背面パネルは指紋付きやすい
- ワイヤレス充電に非対応
- ケーブルは付属しない
ディスプレイ:画面輝度向上で見やすく
AQUOS R10は6.5インチの有機ELディスプレイを搭載しています。解像度は(2,340 × 1,080ピクセル)、リフレッシュレートは最大120Hz(黒幕を挟む240Hz対応)と先代とスペックは変わらずです。

ただ、画面輝度が明るくなってR9が2,000nitsだったのが3,000nitsになって外での視認性が大きく向上しています。とくに太陽下になるとAQUOS R10は一気に画面が明るくなります。

また、アプリ使用時に画面が突然暗くなることもなくなり全体的に画面は見やすく操作しやすくなりました。

R9は突然画面が暗くなったりしてたので(最近のアップデートで改善はされてるみたいですが)ゲームとか自動調整だとプレイしにくかったのがAQUOS R10では完全に改善しています。
また、YouTubeな動画アプリを起動すると画面輝度が明るくなって視認性が向上します。

アプリを起動するだけで明るくなるのは気が利いてますね。少し明るくなりすぎてる気もしますが。また、AQUOS R10はフォントが「たづがね各ゴシック」に変わりました。

スッキリした書体でブラウザやSNSなどの視認性が向上してるように思います。

もちろん、今までの「モリサワ 新ゴ」に切り替え可能なので好みに合わせてフォントを変更して使うことができます。
AQUOS R10は顔認証とサイドボタン式指紋認証に対応しています。
顔認証の速度は高速で精度は良好で指紋認証も物理ボタンなので指をサッと触れることで素早く認証して使い出すことが可能です。少し反応が早すぎるんじゃないかなと思うほど。
- 画面四隅のベゼルが細くて没入感高い
- 最大120Hzリフレッシュレートで滑らか操作
- 画面輝度が明るくなって外でも視認性向上
- 顔認証・サイドボタン式指紋認証を搭載
- 保護ガラスがGorilla Glass 5と古め
オーディオ:BOXスピーカーを搭載
AQUOS R10の内蔵スピーカーはステレオスピーカーに対応しフルBOXスピーカーが「フルメタルBOXスピーカー」に進化して低音から高音までクリアなサウンドを奏でることが可能となりました。

AQUOS R10は先代のR9から音質はかなり向上し全域で音圧が力強く歯切れがいい感じ迫力のサウンドになりました。R9もフルBOXスピーカーで音質は良かったですが、フルメタルになって磨きがかかった感じです。
ただし、音がキツイ感じもあるのでマイルドな自然な音質が好みならR9の方がいいかも。ここは好みになるように感じます。
なお、ドルビーアトモスにも対応しイコライザー調整で自分好みの音質に調整することも可能です。

3.5mmヘッドフォンジャックは非搭載で基本的にBluetooth接続によるワイヤレスでイヤホンを楽しむことになります。高音質コーデックはLDAC、aptX Adaptiveに対応しWF-1000XM5やMomentum TW4も良い音で音楽視聴ができます。
- AAC、ABC
- aptX、aptX HD、aptX Adaptive
- LDAC
- LC3(LE audio)
また、新機能としてAQUOS R10は「8Way Audio」に対応しています。

いわゆる空間オーディオですね。イヤホン装着時に広がりのあるサウンドにできます。空間も「BASIC」「Wide」「Large」の3段階で調整することが可能です。
空間オーディオの機能をONにすると音質が極端に悪くなったるモデルもありますが、「8Way Audio」は音質は良好で音の広がりも違和感ないように思います。
- ステレオスピーカーを搭載
- スピーカーの音質が向上した
- LDAC、aptX Adaptiveに対応
- 8Way Audioと搭載している
- 3.5mmヘッドフォンジャック非搭載
SoC:スペックと性能
AQUOS R9のSoC(システムオンチップ)はSnapdragon 7+ Gen 3を搭載しこれは先代のR9から据え置きです。メモリ 12GB LPDDR5X、ストレージ 256GB / 512GB(UFS 4.0)で性能はそこそこ高めです。

モデル | AQUOS R10 | AQUOS R9 |
---|---|---|
SoC | Snapdragon 7+ Gen3 (TSMC4nm) |
|
CPU | Cortex-X4 ×1 Cortex-A720 ×4 Cortex-A520 ×3 |
|
GPU | Adreno 732 | |
メモリ | 12GB LPDDR5X 仮想メモリ最大12GB |
12GB LPDDR5X 仮想メモリ最大8GB |
ストレージ | 256GB / 512GB(UFS 4.0) | 256GB(UFS 4.0) |
外付け | microSDカード 最大2TB |
microSDカード 最大1TB |
バッテリー | 5,000mAh | 5,000mAh |
SoCは同じでメモリ容量も同じ、仮想メモリが8GB(デフォルト6GB)から12GB(デフォルト8GB)に増えてゲームプレイ時の安定性が向上するといった違いくらいですね。

あと、ストレージ容量も256GBだけでなく512GBを選べるようになったのでゲームもたくさん楽しめますし動画も取り放題(ってわけではないけど)になります。
Antutu(v10)のスコアはほぼ同じです。

同じSoCなので結果としてはそうなりますよね。


とはいえ、わずかにスコアはAQUOS R10の方が高くなる傾向はあるようで仮想メモリの上限が高くなってる恩恵はあるのかもしれません。下位のAQUOS sense9と比べました。

だいぶ差がありますね。AQUOS sense9は普段使い(ブラウザ、SNS)では十分使える性能は持ってますが、カメラで連続撮影したり、負荷の高いゲームをすると動作が遅いと感じることがあります。
AQUOS R10はカメラの連続撮影もモタつくことなく使えますしゲームもそこそこ動きます。高性能なスマホではないけど丁度いいスペックにまとめられていて、ブラウザ、SNSなどちょっとしたアプリは軽快にサクサク動作します。
Snapdragon 7+ Gen 3はゲームもそこそこ動作します。ソシャゲなどは普通に快適に動作しますし原神など高負荷なゲームもそれなりに動きます。最高画質60fpsの設定で40〜55fpsくらいで遊べます。
長時間プレイになると30fpsくらいまで落ちたりしますが少し画質を落とすことで快適に遊べるスペックです。鳴潮も発熱してない状態なら快適に動作しています。
30分ほどプレイで25〜45fpsくらいで動作する感じです。こちらも画質を少し落とすことによって快適に遊ぶことができるでしょう。最高画質で常にヌルヌル遊びたいってなると適してないですが「そこそこ」でいいなら丁度いい性能です。
端末発熱:ベイパーチャンバー内蔵
AQUOS R10は引き続き放熱部材のベイパーチャンバー(VC)を内蔵しSoCから発する熱を上手く放熱して熱の影響を低減させて安定した動作を実現しています。大きさは先代のR9と同じです。

原神プレイ中に端末の発熱がどうなってるのか計測しました。


場合によってはR10の方が抑えられてることがありますがAQUOS R10とR9の発熱状態はほぼ同じです。Snapdragon 7+ Gen 3は意外と発熱しやすいチップでVCの効果もあって2世代前のR8よりも発熱を抑えることができます。
電池持ち:バッテリーライフは同じ
AQUOS R10のバッテリーは5,000mAhと先代のR9と同じ容量となっています。実際にどれくらいの電池持ちか比較しました。
モデル | AQUOS R10 | AQUOS R9 |
---|---|---|
容量 | 5,000mAh | 5,000mAh |
YouTube 60分 | 9%消費 | 9%消費 |
原神(中30)30分 | 5%消費 | 7%消費 |
原神(最高60)30分 | 13%消費 | 11%消費 |
鳴潮(最高60)30分 | 12%消費 | 12%消費 |
メメントモリ 30分 | 7%消費 | 8%消費 |
8時間待機 | 5%消費 | 5%消費 |
充電 | USB-C | USB-C |
ほぼ同じです。誤差かもしれませんがゲームによってはAQUOS R10の方が電池持ちが良くなることもあります。また、YouTube動画で検証した時に消費量でAQUOS R10は15%消費、AQUOS R9は17%消費でした。

2時間ほどの使用ですがAQUOS R10の方が電池持ちは良かったです。R9はバッテリーの劣化はないですが発売から1年経過してるのでその違いももしかしたらあるかもしれません。
- 快適に使える性能を持ってる
- ゲームも十分快適に動作する
- 仮想メモリ機能(12GB)に対応
- microSDカード(最大2TB)対応
- 1〜2日は持つバッテリーライフ
- 処理性能は先代と同じ
- 電池持ちもR9とほぼ同じ
カメラ:広角カメラのセンサーが刷新
AQUOS R10はLEICA監修の「HEKTOR」レンズを搭載しカメラプレートにも「LEICA」の文字が刻印しています。

機種 | AQUOS R10 | AQUOS R9 |
---|---|---|
広角 | 光学1倍(23mm) 新型センサー 50MP(1/1.55型)・F/1.9 光学式手ぶれ補正あり |
光学1倍(23mm) 50MP(1/1.55型)・F/1.9 光学式手ぶれ補正あり |
超広角 | 光学0.6倍(13mm) 50MP(1/2.5型)・F/2.2 |
|
望遠 | – デジタルズーム8倍 |
|
センサー | 14chスペクトルセンサー | – |
インカメラ | 50MP(1/2.8型)・F/2.2 | |
動画 | 4K auto(30-60fps),FHD60fps |
スペック上は同じですがAQUOS R10の広角カメラは50MP(1/1.55型)とスペック上はR9と同じですがセンサーが刷新しました。さらに、RAWデータを超える情報量で画像処理するAIによる合成処理技術に対応し暗所撮影やズームに強くなっています。

白トビにも強くなってる感じがありますが部分拡大してくと解像感が向上してるのがわかります。

同じセンサーサイズではありますが新センサー + AI合成処理技術による成果が出てるよいうに見えます。
また、14chスペクトルセンサーを搭載しさまざまな光環境で見たままに近い色合いで撮影できるようになりました。

先代のR9は少し赤みがかかった色味だったのがAQUOS R10は自然な色味になってホワイトバランスの調整が上手くなりました。解像感も向上してますね。
最大ズーム8倍は変わらずですが画質が向上しています。

このように暗所撮影においては全体的に画質が向上しています。



どうでしょう。だいぶ解像感が向上した感じしますよね。スペック上は同じセンサーですが新型になって処理が向上したのは大きいです。14chスペクトルセンサーもホワイトバランスが見たままの雰囲気になってる感じします。

いい感じの雰囲気が出せます。

ラーメンも美味しそうに撮影できます。R9は少し色が暖色系で見たままではなかったのが自然な色になります。


ただ、見たままがいいのか、ある程度補正された方がいいのか難しいところかもですね。

被写体によっては14chスペクトルセンサーのないAQUOS R9の方が自然で美味しそうになる場合もあります。
ちなみに、AQUOS R10は超広角カメラで特定のシーンにおいて露出オーバーのバグがあります。

こういった夜の街を撮影すると露出オーバーで白トビします。AQUOS R8でよく発生していた現象ですね。AQUOS R10で復活してしまいました。6回して1回で成功する感じ。

もちろん、シチュエーションによりますが超広角カメラで夜の街を撮影したい人は注意です。今後のアップデートで改善してくれることに期待です。(R8は1年経っても改善しなかったけど…)
ポートレート撮影はR9は広角1倍のみだったのがAQUOS R10は広角2倍での撮影が可能になりました。

雰囲気もだいぶ変わった感じです。
カメラ:フィルターを搭載し色味を変更可能に
AQUOS R10はフィルター機能を搭載して4つの色味から選んで撮影が可能になりました。




今までなかったことが不思議だったんですが、モノクロ撮影もマニュアル写真からではなくフィルターで気軽に設定して撮影できるようになったのはいいですね。
カメラ:AQUOS R10 作例
AQUOS R10の作例をいくつか置いておきます。










フィルターでモノクロに設定して撮影しました。




マニュアル写真モードから彩度を調整しなくても簡単にモノクロ撮影ができるようになったのはいいですね。雰囲気もとてもいい感じです。
ちなみに、動画もフィルター機能を使って撮影できます。
先代のR9はレンズのコーティング剥がれの問題があったようですが、AQUOS R10はコーティングが少し変わったように見えます。


同じ角度で光を当てるとレンズが反射しますが、色がAQUOS R10とR9では異なります。コーティングが変わったかどうかは不明ですが何かが変わったことは間違いないでしょう。
カメラ:動画撮影もそれなりにキレイ
動画撮影は4K 30fps、FHD 60fpsに対応し4Kの場合はフレームレートを「オート」にすることで30〜60fpsを自動調整しながら撮影ができます。

どんな感じで撮影できるか4K オートで撮影し比べました。
AQUOS R10は全体的に明るく撮影可能で暗所撮影に強くなった感じでしょうか。ズーム時の解像感も向上しノイズも減少して手ぶれ補正の効きは変わらずといった感じです。
超広角カメラにすると白トビ露出オーバーが発生します。アップデートで改善してほしい…!あと、シャッターを切ってからのタイムラグがたまにあってズレることがあります。
これはR9からの問題点ですがとくに改善はされてないようです。
- 全体的に画質と色味が良くなった
- ズーム画角の画質が向上した
- 光学式手ぶれ補正を搭載している
- 動画モードの画質も向上してる
- シャッターが切れるが遅れることがある
- 4K60fpsの固定撮影ができない
端末価格:ほぼ据え置き
AQUOS R10は公式ストアでSIMフリーモデル(SH-M31)が99,770円で購入できます。(先代のR9は99,800円だった)さらに、9月1日までキャンペーンで10,000円キャッシュバックがあり実質89,770円で購入可能です。
- 公式ストア:99,770円
- ドコモ:121,220円
- ソフトバンク:129,888円(MNP124,848円)
- IIJmio:99,800円(MNP 79,800円)
ただし、キャリア版は5,000円ほどの値上げとなっていてMNP割引も厳しい感じなので返却プログラムを使って2年使うのがいいのかもしれませんね。
AQUOS R10 レビュー:まとめ

AQUOS R10 メリット・デメリット
- 個性的でおしゃれな可愛いデザイン
- 画面輝度が明るく視認性が向上
- 120Hz(240Hz)リフレッシュレート対応
- Snapdragon 7+ Gen 3で快適動作
- 512GBのストレージを選べるように
- 顔 + サイドボタン式指紋認証に対応
- メタルBOXスピーカーで音質向上
- LEICA監修「HEKTOR」レンズ搭載
- IPX5 / IPX8 / IP6X 防水防塵に対応
- MIL-STD-810G 耐衝撃規格に準拠
- OSメジャーアプデ3回(Android 18)
- 5年セキュリティアップデート(2030年まで)
- 先代R9からの進化は少ない
- デザインが(人によっては)個性的
- 画面の保護ガラスがGorilla Glass 5
- 超広角カメラで露出オーバーのバグがある
- 望遠カメラを搭載していない
- 3.5mmヘッドフォンジャック非対応
- ワイヤレス充電に対応してない
AQUOS R10がおすすめな人は
AQUOS R10は6.5インチの大画面ディスプレイにSnapdragon 7+ Gen 3を搭載したハイエンドに近いミドルハイスマホです。最後にどんな人におすすめかまとめです。

- 可愛いおしゃれスマホが欲しい人
- LEICA監修のカメラを気軽に使いたい
- 気軽にモノクロ撮影をしたい人
- 費用を抑えて使えるスマホが欲しい
- AQUOS R8以前のモデルを使ってる
基本的に先代のR9と同じなのでR9を使ってる人は乗り換えるメリットはないです。それ以前のモデルからAQUOS R10に乗り換える人向けですね。
とはいえ、広角カメラのセンサーが新しくなって暗所においては画質が向上して撮影がしやすく、フィルター機能でモノクロ撮影が気軽にできるのでこの辺りの使いやすさを重視するならR9から乗り換えてもいいでしょう。
R9を売却すれば6万円の売却益が出て(2025年7月現在)実質2〜3万円でAQUOS R10に機種変更できますよ。
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