
小型ゲーミングタブレット・REDMAGIC Astraが2025年7月30日(水)に発売しますが、先行販売が7月3日(木)からスタートします。
REDMAGIC Astraは9.06インチのディスプレイにSnapdragon 8 Eliteを搭載したタブレット端末ですが、小さいサイズの高性能なタブレット端末は少ないなかREDMAGIC Astraは新たな選択肢になるかもしれません!
- 9.06インチの小型タブレット端末
- 完全フラットなデザインを採用
- 最大165Hzリフレッシュレートで滑らか操作
- ファン内蔵で高負荷ゲームも快適
- 顔 + トップボタン式指紋認証で快適に使える
- Snapdragon 8 Eliteで快適な動作を実現
- 8,200mAhの大容量バッテリーを搭載
- ステレオスピーカーを搭載している
- 電源アダプタは同梱していない
- 3.5mmヘッドフォンジャック非搭載
- 対応しているさ周辺機器が少ない
※ 端末を提供いただき記事にしております。
REDMAGIC Astraの特徴

- サイズ:9.06インチ有機ELディスプレイ
- 解像度:2,400 × 1,504ピクセル
- 画面輝度:1,600 nits
- SoC:Snapdragon 8 Elite
- 冷却:13層の冷却レイヤー + ファン内蔵
- メモリ:12/16/24GB LPDDR5T
- ストレージ:256/512GB/1TB(UFS 4.1 Pro)
- 広角カメラ:13MP(1/3.1″)・ƒ/2.4
- インカメラ:9MP・ƒ/2.4
- 生体認証:顔 + トップボタン式指紋認証
- オーディオ:ステレオスピーカー
- 充電:USB-C(80W)分離充電対応
- 通信:Bluetooth 5.4、Wi-Fi 7
- バッテリー:8,200mAh、防水防塵:IP5X / IPX4
- NFC :非対応
- サイズ:207 × 134.2 × 6.9 mm 重量:370 g
- 発売日:2025年7月30日(水)
- 価格:87,800円〜
REDMAGIC Astraは9.06インチのディスプレイを搭載しつつハイエンドのSoC・Snapdragon 8 Eliteを搭載した小型タイプのタブレット端末です。片手で持って使えるサイズ感でとてもいい感じです。

REDMAGIC AstraはスマホのREDMAGIC 10S Proと同じくファンを内蔵してるのが驚きです。しかも、防水防塵規格・IP5X / IPX4に対応し生活レベルの防水性能も持ち合わせています。

Snapdragon 8 Eliteを搭載しているので処理性能が高くて普段使いのアプリはもちろん、高負荷なゲームも軽々と動かす性能があって、原神を高画質設定(60fps)で長時間動かしても安定してプレイ可能です。

高負荷なゲームを分割表示して同時に遊んでも余裕で動く性能を持ってるのでスゴイです。バッテリーも8,200mAhと大容量で電池持ちも良くて高負荷ゲームも長時間遊べるのでスマホゲームを快適に動かせるタブレットが欲しいなら選択肢としていいかもしれませんね。
REDMAGIC Astra レビュー
本体デザイン・サイズ
REDMAGIC Astraは9.06インチの小型ディスプレイを搭載しています。

画面四隅のベゼル幅は狭めで没入感の高いパネルとなっています。本体サイズは(207 × 134.2 × 6.9 mm)で重量が(370g)です。少し重めではありますがバッテリーが8,200mAhと大容量なのでトレードオフといったところ。(iPad mini 7は約5,200mAhです。)
ちなみに、ユニクロのジーンズのお尻ポケットに入るサイズ感です。

流石にこの状態で歩くわけにはいかないですが取り回しは最高ですね。タブレットでありながら片手で操作できる大きさなのでコンパクトなハイエンドタブレットとして新しい選択肢になること間違いなしです。
筐体はアルミボディを採用しています。デザインがREDMAGICっぽいゲーミングタブレットらしい雰囲気です。

端末の片側にスケルトンデザインとなったREDMAGICやSnapdragon 8 Eliteのロゴが刻印されてます。基板をベースとしたデザインがカッコいいです。

端末右側(縦持ち時)に音量ボタンとゲームスペース専用のスライドスイッチを搭載しています。

端末上右側に指紋認証センサーを内蔵したトップボタンを搭載し指を使って快適に画面ロック解除可能。さらに、顔認証によるデュアル生体認証に対応しています。

左右中央(横持ち時)にスピーカーを搭載しています。

DTS:X Ultra認証のデュアルスピーカーを採用し中音域重視のリアリティ感のあるサウンドを楽しめます。高音域は少し弱めですが低音もしっかりと鳴っていて聴きやすいサウンドとなっています。
充電ポートはUSB Type-Cに対応し80Wの高速充電に対応しています。

電源アダプタは付属しませんが専用のケーブルは同梱しています。また、分離充電に対応していてゲームプレイ中、YouTubeを視聴中に直接システム側に給電で発熱やバッテリー劣化を抑えることが可能です。
ゲーム中に分離充電に対応してる端末はよくありますが、強制分離充電ができるので幅広く使うことができるのはいいですね。

筐体デザインは完全フラットでカメラ(13MP)のレンズも出っ張りのないスタイルです。基板をベースとしたクリアデザインがゲーミングタブレットらしくカッコいい…!
有機ELディスプレイを搭載
REDMAGIC Astraは9.06インチのディスプレイを搭載しています。解像度が(2,400 × 1,504ピクセル)でリフレッシュレートは最大165Hzに対応しています。

しかも、パネルに有機ELディスプレイを採用しピーク輝度が1,600nitsと明るくて外での視認性は良好です。

もちろん、ハイエンドスマホのピーク輝度と比べると暗いですし外でも視認性は十分ですし色鮮やかにゲームを快適にプレイできます。

また、⽬への負担を軽減する最⼤5,280Hzの超⾼周波PWM調光技術を採⽤し、SGS低ブルーライト‧低視覚疲労認証を取得してるんだとか。目に優しいパネルっやつですね。
ベゼル幅は上へ左右均等で4.9mmとタブレットとしては細く、画面占有率は90.1%と没入感の高いディスプレイとなっています。

8.3インチのiPad mini (A17 Pro)と比べるとこんな感じです。

REDMAGIC Astraは無駄がなくスッキリし、本体サイズはほぼ変わらずですが9.06インチと大きくコンテンツをより快適に楽しめます。
一画面だと間延びした表示になるので分割表示で二つのアプリを同時に使うのがちょうど良さそうです。

ブラウザやSNSをしながらYouTubeで動画を見たりとか。

また、ポップアップウィンドウによってアプリをウィンドウ化して使うこともできます。

ウィンドウを3枚ほど並べて使うことができます。

縦持ちでもウィンドウ表示ができるのでシングルタスクだけでなくマルチタスクも小型サイズで堪能することができます。まあ、画面が小さいので実用的ではないですが…w

ただ、原神や鳴潮などの操作がずっと必要なゲームにメメントモリといった放置ゲームを同時に楽しめるので意外と使える感じではあります。
Snapdragon 8 Elite + ファン内蔵
REDMAGIC AstraはSoCにSnapdragon 8 Eliteを搭載しメモリ 12/16/24GB LPDDR5T、ストレージ 256/512GB/1TB(UFS 4.1 Pro)から選べます。

Antutu(v10)で性能を確認したところ、Snapdragon 8 Elite リーディング版(クロック周波数向上版)を搭載してるREDMAGIC 10S Proには届かないものの、スコアが相当高くなっております。

高性能なSoCだけではなくゲーミングスマホのREDMAGIC 10S Proと同様にREDMAGICが独⾃開発したゲーミングチップ「Red Core 3 Pro」を搭載し、CUBEフレームレート安定化技術により安定した動作を実現しいます。
ゲームを立ち上げると自動でゲームファンが起動しますが手動で設定も可能です。ファンの音はかなり静かです。スマホのREDMAGIC 10S Proはファンが回ってるなって分かるくらいですがREDMAGIC Astraはほんと静かです。

静かな部屋で「あ、ファン回ってるかな?」って感じる程度のノイズです。とても静かに効率的に端末を冷やしながらゲームを快適に楽しむことができます。
3D mark(SolarBay)ストレステスト(20回ループ)です。REDMAGIC 10S Proと比べるとスコアは劣りますが、同じSoCを搭載しているnubia Z70S UltraだとREDMAGIC Astraの方が性能が高くなっています。


nubia Z70S Ultraの最高スコアは(11578)、REDMAGIC Astraは(12048)とわずかに高くなっており、ファンを内蔵しゲーミングチップ「RedCore 3 Pro」を搭載、さらに端末が大きく放熱性能が高いという恩恵はありそうです。


REDMAGIC Astraは高負荷なゲームも快適にプレイできます。原神は最高画質60fpsで動作可能でフレームレート補間機能、アップスケーリング機能をONにして端末側でゲームのクオリティを向上させることができます。

こちらは原神(最高画質60fps)でフレーム補間機能を使って120fpsでプレイしている動画です。
めちゃくちゃ快適に動作しています。さらに、鳴潮も最高画質(60fps)で快適動かせます。(ただし、バグがあるのか45fpsに制限が入ることもあります。)こちらの動画はフレーム補間機能を使って90fpsでプレイしてる様子です。
まあ、とにかく快適です。Snapdragon 8 Elite + ゲーミングチップ RedCore 3 Proによってストレスなく遊べます。

REDMAGIC Astraは、ハイエンドゲーミングノートPCでも使われる「複合液体金属2.0」を採用し、高い熱伝導性(200 W/mK)と安全性・耐久性を実現。独自のサンドイッチ構造で従来の安定性の課題を克服し、SoC直上に配置することで効率よく熱を伝えます。
さらに、上下にベイパーチャンバー(VC)を配置した業界初の構造により、放熱効率が従来比28%向上し最大8℃の冷却効果を発揮。13層の冷却素材と最大20,000RPMの高回転ファンにより熱を効率よく分散し手に熱が伝わりにくい設計で、長時間のゲームでも快適に高性能を維持できます。
鳴潮などゲームをプレイ時に発熱を計測してみたところ上手く放熱できてる感じがありますし、長時間遊んでもフレームレートが落ちることもなく快適にプレイすることが可能です。
これだけ処理性能が高いと分割表示機能を使って二つのゲームを同時に遊ぶことも可能で高負荷なゲーム + 放置ゲームのような組み合わせなら同時に遊ぶこともできるでしょう。
まあ、ほんとに快適に動きます。9.06インチとコンパクトな画面サイズではありますが、スマホよりは十分大きいですし二つのゲームを同時プレイも十分楽しめるサイズ感だなと思います。
バッテリー容量が多く電池持ちが良い
REDMAGIC Astraのバッテリーは8,200mAhの大容量バッテリーを搭載しています。スマホのREDMAGIC 10S Proは7,050mAhなのでかなり容量が多いことがわかります。(スマホで7,050mAhあることの方が驚きかもしれませんが…)
モデル | REDMAGIC Astra | REDMAGIC 10S Pro |
---|---|---|
容量 | 8,200mAh | 7,050mAh |
YouTube 60分 | 10%消費 | 6%消費 |
原神(高30)30分 | 7%消費 | 5%消費 |
原神(最高60)30分 | 9%消費 | 8%消費 |
鳴潮(最高60)30分 | 10%消費 | 10%消費 |
メメントモリ 30分 | 5%消費 | 4%消費 |
8時間待機 | 4%消費 | 2%消費 |
充電 | USB-C | USB-C |
とはいえ、画面サイズが大きいので電池持ちはREDMAGIC 10S Proには敵わないですね。ゲームはさほど差はないですが、YouTubeなど動画視聴時の電池持ちは意外と電池消費量が多いなといった印象です。
1時間に10%なので10時間は動画が観れる計算になるので十分ではありますね。ゲームの電池持ちもいいので、長時間コンテンツを楽しむことができるのではないでしょうか。
- ゲームを超快適にプレイ可能
- ファン内蔵で発熱を抑えられる
- フレーム補完機能が使える
- 分割画面で2ゲームを同時プレイ可能
- アップスケーリング機能が使える
- バッテリー持ちが良い
- とくになし
REDMAGIC Astra レビュー:まとめ

REDMAGIC Astra メリット・デメリット
- 9.06インチの小型タブレット端末
- 完全フラットなデザインを採用
- 最大165Hzリフレッシュレートで滑らか操作
- ファン内蔵で高負荷ゲームも快適
- 顔 + トップボタン式指紋認証で快適に使える
- Snapdragon 8 Eliteで快適な動作を実現
- 8,200mAhの大容量バッテリーを搭載
- ステレオスピーカーを搭載している
- 電源アダプタは同梱していない
- 3.5mmヘッドフォンジャック非搭載
- 対応しているさ周辺機器が少ない
REDMAGIC Astra おすすめな人は
REDMAGIC Astraは9.06インチのディスプレイに処理性能が高いSnapdragon 8 Elteを搭載した小型タブレットです。価格も87,800円とお手頃ですし小型サイズのゲームに強いタブレットが欲しい人におすすめです。
- ゲームに強いタブレットが欲しい
- コンパクトなタブレット端末が欲しい
- 電池持ちを重視したい
- ゲーム用としてサブ機端末として
ハイエンドなSoCを搭載した小型タブレットは数少なくREDMAGIC Astraは新しい選択肢になるのではないでしょうか。ブラウジング、SNS、電子書籍を読む、動画視聴だけでなくゲームも快適にプレイ可能です。
SoCの処理性能が高いので二つのゲームを分割表示しても余裕ある感じで動かすことも可能です。スマホのサブ端末として1台持っておくと便利に運用することができそうですね。
小型タブレットといえばiPad miniがありますが、REDMAGIC Astraよりも価格控えめでストレージ容量も多いので費用を抑えながら小型ハイエンドタブレットが欲しいならREDMAGIC Astraは良き選択肢になるのではないでしょうか。
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